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EF58 保存機
Last Update 2023.8.1
元 動態保存機
総数172両が製造され名実共に国鉄の旅客用電気機関車を象徴する存在として君臨したEF58形。しかしながら誕生から50年以上を経過し、そのほとんどが国鉄からJRへ移行する前に廃車・解体されて行きました。そんな中、JR発足後も61号機、89号機、122号機、150号機、157号機の5両のゴハチが動態保存機としてその美しい姿を見せてくれました。
しかしながらそんな彼らも1999年10月に89号機が故障により引退。2006年に122号機、2007年に157号機が相次いで引退。翌2008年には全てのEF58の中で最後まで現役で残ると思われた61号機が台車検査後の不具合発見で同年6月に旧大井工場の御料車庫での保管となり、保留車として車籍は残るものの事実上の引退となりました。
最後の現役機となった150号機も晩年はほとんど客車を牽引する機会も無く、さよなら運転も無いまま2011年10月31日をもって車籍が抹消されました。これで昭和21年(1946年)10月の21号機の落成から65年の長きに渡って走り続けたEF58形が遂に本線上から姿を消した事になりました。
唯一車籍を残した61号機は尾久車両センター所属のまま2022年10月から大宮の鉄道博物館にて常設展示されていますが、2023年5月31日にそのままの状態で車籍が抹消され、これで誕生から77年弱でEF58は遂に形式消滅となりました。
2009年1月に解体された122号機以外の4両は、幸い現在は然るべき場所でそれぞれ保存されています。戦後の経済復興を担い様々な花形列車の先頭に立ち続けたEF58。多くの人の記憶と歴史に残るその姿をいつまでも後世に伝え続けて欲しいと思います。
ここでは、かつての動態保存機の姿を私が鉄復帰した1994年から現在の姿について、皆さんからお寄せ頂いた写真と共に紹介したいと思います。
JR東日本
EF58 61
1994〜1995
[2017.1.1]
1996〜1998
[2021.7.1]
1999
[2022.12.1]
2000
[2014.10.15]
2001
[2022.12.1]
2002
[2020.5.1]
2003
[2017.10.1]
2004
[2017.11.1]
2005
[2023.1.1]
2006
[2023.1.1]
2007
[2017.10.1]
2008
[2015.5.21]
静態保存
[2023.8.1]
EF58 89
1994〜1999 静態保存
[2023.7.1]
JR東海
EF58 122
1994〜2006
解体
[2017.1.26]
EF58 157
1994〜2007 静態保存
[2022.5.1]
JR西日本
EF58 150
1995〜2011 静態保存
[2023.2.3]
静態保存機
現役を引退し車籍を抹消された後も、企業や個人の下で静態ながら保存されている幸運なゴハチたちもいます。状態は1両丸々の物もあれば前頭部のみのカットモデルが存在しますが、ここではそれらを紹介したいと思います。例によって皆様からの情報、画像をお待ちしています
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静態保存機一覧
[2022.12.1]
大宮工場公開 1999.10.23
[1999.11.27]
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