東京総合車両センター(旧 大井工場) 2008年6月〜2022年9月 |
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2008年の夏休み最後の土曜日、東京総合車両センター恒例の工場公開に61号機が展示されました。同機の車体は同年6/20の回送時とほとんど変わらぬ輝きを放っていました。
隣のクモハ12052も綺麗に化粧直しされていました。相棒の053はいずこに…。
東京総合車両センター 2008.8.23 |
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ピカピカのロクイチ。その存在感にファンだけでなく訪れた一般の家族連れも注目してました。
ちなみに入庫した時のまま、2エンド側を正面に展示されていました。保管後間もないので、車輪の踏面もまだ輝きを保っています。
展示位置の関係で、ピカピカの車体に結構強烈な赤ライトが写り込んでしまい、アングル選定に少々苦労しました。よぉ〜く見ると、カーブのため台車が若干首を振ってます。
東京総合車両センター 2008.8.23 |
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一番上とほとんど同じ構図ですが、しゃがみ込んで少しアオリ気味に。
昭和28年(1953年)生まれのロクイチと昭和4年(1929年)生まれのモハ31018の改造のクモハ12052.。クモハ12052からみればロクイチは息子の様な存在でしょうか。
東京総合車両センター 2008.8.23
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これでパンタが上がっていれば…。と言うのは贅沢ですね。(^_^;)
一見綺麗そうなロクイチですが、足回りのグリースはかなり汚れています。
東京総合車両センター 2008.8.23 |
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こうして屋外で展示された姿を見ると、鉄道博物館の館内に押し込められて展示されるより皇室車両縁の地で保存される方が、ファンにとってもロクイチにとっても幸せなのではないか…とも感じます。
東京総合車両センター 2008.8.23 |
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再びクモハ12052との並びです。今にもパンタを上げて走り出しそうなロクイチですが、区名札が差さっていません。その1点で、もはや現役機ではない事実に否応なく気づかされます。それでも、こうしてファンの前に姿を見せてくれたことに感謝すべきでしょうね。
東京総合車両センター 2008.8.23 |
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最後は正面の凛々しい姿を。カーブ上に置かれているので若干台車が首を振っています。いつかまた会えることを期待して。
東京総合車両センター 2008.8.23 |
鉄道博物館 2022年10月〜2023年4月 |
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晴れて鉄道博物館エントランスで常設展示となった61号機。まさかの御召装備での展示スタートとなりました。前日10月30日の公開初日には行けませんでしたが、翌日仕事が休みだったので行ってきました。残念ながら周囲をガラスで囲われているものの、その美しさは十分堪能できます。御召装備はこの1エンド側に施されています。
この日は開館直後から訪問したんですが、見るのはともかく撮影するには外光と室内の光度に差があり過ぎて厳しいですね。この時、ロクイチの周囲のスポットライトもあまり点いていなかったので尚の事でした。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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同じく10月31日の撮影です。ピカピカのロクイチですが、それがかえって晴れの日の昼間に撮影すると反射でこんなになっちゃいます。ロクイチを囲むガラスの反射も激しいですね。
ところで今回の収蔵に際し、てっきり本機の車籍は抹消されたものと思い込んでいましたが、「鉄道ホビダス」の記事によると、なんと現在も尾久車両センターに車籍があるそうで、本機はJR東日本から寄託扱いになっているとの事。いつの日にか本線復帰の夢は潰えていないと言う事になりますね。問題はその時に体が動くかどうかだったり・・・。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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10月31日は午前中に訪問したところ光線状態があまりにも良くなかったので、今度はPLフィルター持参で午後に行ってきました。PLフィルター無しでも前回よりは良いもののやはり明るいうちはロクイチを囲うガラスの反射が激しいですね。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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ほぼ同じアングルでPLフィルターを使用して撮影。ガラス面の反射が軽減されています。それと同時にロクイチの側面の反射も減っていますが、これならまぁ見れそうな感じです。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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2エンド側はヘッドマーク等の取付も無く尾灯が点灯されているだけの素の姿。2エンド側のエッジの効いたゴハチ本来の端正な顔を堪能できます。中央付近に液晶モニタと説明板があります。これもPLフィルター使用です。以下、10月31日と11月9日の撮影が混ざってます。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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1エンド2エンド共に運転室側窓下には御召仕様に合わせて金色の「田」と「御召」の札が挿さっています。これは2エンド側です。残念ながら実際に現場で使用された立体的な物ではなくレプリカです。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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今回の収蔵に伴い、車体各部はピカピカに磨き上げられています。これはR側の側面ナンバープレートですが、やたら綺麗なのが印象的です。もしかして新造されたんでしょうか?以前は同じR側でこんな感じでした。(1999年8月撮影)少なくともメッキとか塗装は綺麗にしたんでしょうね。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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ロクイチの前に設置された電照式の説明板。その隣の液晶モニターでは動画が流されています。
主に活躍した線区に山手線、中央本線が入っているのは何か違和感がありますね。山手線は山手貨物線を指しているんでしょうけど、中央本線は主に活躍とは言えないような・・・。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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ところで、せっかくの日章旗クロスの正調御召装備ですが、旗が開いた状態で留められているのには少々違和感を感じますね。サービスなんでしょうが、停まった状態なんですから自然に垂らしていた方が良いと思うのは私だけですかねぇ。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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などと思いつつ、時の経つのを忘れてロクイチの周りをグルグルと・・・。このあたりはまさにロクイチマジック。この姿はどれだけ見ても見飽きませんね。
手前のガラスを少しでもクリアしようと思うとどうしても広角レンズを使用しての撮影が主になってしまいます。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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ガラスを完全にクリアして撮影するには35mmで16mmぐらいの広角レンズが必要ですかね。APS-Cの16mmではこれが限界。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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現役時は広角でロクイチを撮影する機会は展示の時以外ではあまり無かったので、ある意味新鮮なアングル。これもPLフィルター使って撮影。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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御召姿の1エンドR側の列車停止位置基準板です。10月31日に行った際には1エンド、2エンド共に御覧の様に収納されていました。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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同じく1エンドR側の列車停止位置基準板です。この日は1エンドのL側R側共に引き出された状態になっていました。 ちなみに基準板の出し入れは手動で、出す時はスカート部分の裏に手を回して内側から手で押し出します。以前、出し入れさせて頂く機会がありましたが、その動きはとても滑らかで何とも言えない感触でした。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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これは1エンドL側の引き出された列車停止位置基準板です。御召装備ならやはりこうでなくては・・・。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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ロクイチの神々しい正装姿。この時はオデコ部分に当たるスポットライトが点いていませんでした。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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国旗掲揚装置中央の金具。 こんなパーツを間近でじっくり見られる日が来るなんて思いもよりませんでした。
鉄道博物館 2022.10.31 |
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エントランスから2階へ上がるエスカレーターから撮ったもの。この日は特に注意はありませんでしたが、現在は撮影禁止になっているかも知れません。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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これは下りエスカレーターから撮ったもの。この日は平日と言う事もありエスカレーターもそれほど混んでいませんでしたが、人が多い時は撮影禁止もやむを得ないでしょうか。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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2階の吹き抜けから見た61号機。こういうアングルでロクイチを観察する機会はあまり無かったので、なかなか新鮮です。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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2階からわずかな隙間を見つけてカメラを向ける姿は、傍から見たらまるでストーカーみたいですね。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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現役時代はなかなか見る機会の無かった屋根上もじっくり見ることができます。2エンド側の屋根上。一見綺麗そうに見えるロクイチですが、屋根上は結構汚れが目立っています。また、黒色塗装部分はあちこちがひび割れ、70年近い車齢を実感させます。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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これは2エンド側のPS14Aパンタグラフ。 パンタの擦り板部分ってこんなになってるんですね。 パンタの下枠部分にパイプを結束してパン上げ状態に固定しています。架線がある状態で展示されている89号機にはこの様なパイプはありませんね。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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機械室モニタルーフ。塗装面の凸凹が製造から70年近い歳月を感じさせます。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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1エンド側のPS14Aパンタグラフ。 こちらも2エンド側と同様、パンタの下枠部分にパイプでパン上げ状態に固定しています。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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1エンド側の屋根上です。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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1エンド側から見た屋根上の全景です。 大宮工場独自の屋根上の黒色塗装の境界が分かります。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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2階エレベータ脇から正面を。この辺りは人の動きがほとんど無いので落ち着いてロクイチを眺める事ができます。但し、2階部分の梁で残念ながら車体の後が隠れてしまいます。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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エントランス入口付近から見た光景です。博物館の入場口を入るとすぐにエントランス正面に堂々と鎮座するロクイチの姿が目に入ります。その姿は辺りを圧する威厳に満ちています。
エントランスでの展示と聞いた時はどうなる事かと思いましたが、自然光の入る明るい場所での展示は、じっくりと観察するには暗く狭い車両ステーションよりも良かったんではないかと感じます。そして、外に引き出そうと思えばそれほど手間の掛からない場所とも言えますね。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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ちなみにロクイチの置かれた場所はガラス1枚隔てたすぐ隣が大宮工場の試運転線なので、様々な現役車両とロクイチとの出会いを見る事ができます。 この日はEF641000が何度も行き来していました。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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閉館時間が迫り周囲が暗くなり始めると、ロクイチを囲うガラスの反射も目立たなくなってきます。撮影をするのであればこれぐらいからが良いかも知れません。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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ロクイチの右の側扉付近に運転室への出入り台が設けられています。イベントなどで車内を公開する予定があるのかも知れません。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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雰囲気は良いのですが、キャブライトが点いていないので何と言うかちょっと怖いと言うか妙な迫力があります。キャブライトが点くとまた印象が変わるでしょうね。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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少々長めのレンズで。何か同じようなカットばかりになってますが、ロクイチ相手だとついつい何枚でも撮っちゃいます。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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このアングルで見るとゴハチの前面が流線形である事を実感します。この角度でうまく撮影すれば旗をはためかせて走行しているイメージになりそうです。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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サイド気味に見てもガラスの映り込みが目立たなくなってきます。(相変わらずPLフィルターも使ってますが・・・)
鉄道博物館 2022.11.9 |
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2エンド側も陽が落ちるとともに良い雰囲気に。個人的にはどちらかと言うと標識燈は非点灯の方が嬉しいところですが、これはこれで生きた感じがして良いのかも知れません。これもPLフィルター使用です。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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ピカピカの車体に磨きだされた足回りが美しいです。台車などの磨きだし部分は錆止めのコーティングが施されているとの事です。見た目透明なので現役時代のグリスとは違いましょうか。標識燈のレンズ部分が同心円状の加工(フレネルレンズ?)がしてあるタイプなのがレトロな感じです。このタイプのレンズは国鉄電機だとEH10、国電だと101系までですかね。昔は懐中電灯のレンズ等で見かけたましたが、街中でもすっかり見かけなくなりました。今だと消火栓の赤い表示灯で見かけるぐらいですかね。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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鼻筋や窓下のエッジが通った美しい2エンド側。手前の開き戸はメンテナンスや車内公開の際に使用するんでしょう。 開いている時に出会えばラッキー?
鉄道博物館 2022.11.9 |
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正面から見るとロクイチ独特のEとFが離れた切り抜きナンバープレートの状態が良く分かります。
良く見ると何か前端梁と車体が平行になって無いですね。どうも前端梁部分だけ傾いてる感じでしょうか?1エンド側も2エンド側ほどではありませんがよく見ると同様に傾いているみたいです。(^^;)
走行写真だと車体の揺れでたまたまそう見えてるのかと思ってましたが、去の国鉄時代の写真を改めて見てみると、いつ頃からか分かりませんがどうも以前からそうなっていたっぽいです。
鉄道博物館 2022.11.9 |
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そろそろ閉館が迫ってきました。せっかくてっぱくに来ていながら結局この日もロクイチの周辺からほとんど離れられませんでした。
鉄道博物館に収蔵と聞いた時に少々複雑な思いもありましたが、いつでも会いたい時にロクイチに会える事は何だかんだで素晴らしい事だと感じます。
取り合えず、復活の日までこの場で大切に保管される事を願うばかりです。
鉄道博物館 2022.11.9 |