ELECTRIC LOCOMOTIVE EF58 静態保存機 一覧

Last Update 2017.10.1

EF58は末期の爆発的な人気によって、国鉄の電気機関車としては多くの車体が保存されています。中には前頭部のみと言う輪切り状態の物もありますが、それを含めて現在も10両の車体が残っているのは奇跡的と言えましょう。但し、完全な車体で残っているのは年々数を減らしており、現在わずかに5両。いつまでもその美しい姿を後世に伝えて欲しいと願わずにはいられません。 (号機欄の背景が赤くなっている物は解体)

※参考資料…JTB「全国保存鉄道2」


 EF58 36(車体3分の2) 仁井田工産:広島県広島市佐伯区三宅→北陸ロジスティクス→個人宅
ef5860-ef5836a 貴重な側窓変形機の1両、36号機の保存…と言うにはあまりに悲惨な状況です。しかしながら特徴ある側窓や幅の狭い前端バリ、いびつなつらら切りなど36号機の面影は十二分に伝わってくる貴重な存在です。EF58-60さんから内部を含めてたくさん写真をお送り頂きましたので、詳細についてはこちらをどうぞ。
なお、同機は2013年10月にこの場所から撤去され行く末が案じられましたが、金沢のJR貨物・北陸ロジスティクスにてかつての米原区の盟友113号機と共に綺麗に整備を受け安住の地に旅立ちました。車体は残念ながら前4分の1程度にカットされた様ですが、何はともあれ側窓7枚の最初の流線形ゴハチの1両としていつまでもその姿を後世に伝えて欲しいものです。(2015.1現在)
撮影:EF58-60さん  仁井田工産(許可を得て撮影) 2001.8
   
 EF58 42(EF5844)(前頭部のみ) JR西日本 鷹取工場→北陸ロジスティクス→個人宅
toshi-EF5844 かつて鷹取工場内に保存されていた44号機のカットボディです。よく見ると前面手すり・前面ステップが未取付、P形改造となっており厳密には42号機のナンバーを張り替えて展示されていた模様です。その為か44のナンバーの間隔が実際の44号機よりも狭くなっていました。
2000年3月の同工場の移転後、下まわりが欠落した状態で?某オークションに出品され、大阪のラーメン屋さんに引き取られ、大阪ビジネスパークでのイベントで綺麗に塗装され42号機にナンバーを戻された姿がお披露目されました。その後、2013年に36号機同様、北陸ロジスティクスで整備を受け、現在は新たな持ち主の元で無事に余生を送っているそうです。今となっては更新改造機の面影を伝える貴重な姿なので末永く保存されん事を願うばかりです。(2015.1現在)
撮影:としさん  鷹取工場 1999.8.22
 EF58 61 JR東日本 東京総合車両センター:東京都品川区広町2丁目1番
EF5861
保留車として車籍は残っていますが普段は旧大井工場の御料車庫内にクロ157など他の皇室用車両と共に厳重に保管されています。一般の目に触れる機会は東京総合車両センターの公開時に展示された時ぐらいとなっており、滅多に出会えない存在になっています。
東京総合車両センター  2008.8.23
EF5861
車籍は残っているので、いつか時が来たら再び本線上を快走する姿を見られる事を願うばかりです。
東京総合車両センター  2008.8.23
 EF58 89 JR東日本 鉄道博物館:埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番 TEL:048-651-0088
toyota-EF5889 1999年10月に車籍抹消されJR東日本田端運転所から大宮工場に取り込まれ、再び青色の直流新標準色の姿に戻りました。通常は非公開ですが同工場の一般公開時に度々お披露目されましたが、現在は2007年10月にオープンした鉄道博物館内に三度茶色になって保存されています。

鉄道博物館 公式HP
撮影:豊田幕二さん  JR東日本大宮工場 1999.10.23
EF5889 青 この写真は大宮工場保存機となって1年半が経った頃ですが、まだまだ綺麗な姿を残しています。外観だけ見ればいつでも走れそうに見えますが…。普段は新幹線高架下に他の保存車輌と一緒に並べられていました。 ブルーの車体にブルーの「はくつる」のマークが映えます。
JR東日本大宮工場 2001.5.12
EF5889 青 同じく大宮工場保存時の姿です。ゴハチと言えばこの青い直流標準色姿の世代なので、個人的にはこの姿で鉄道博物館で展示して欲しかったですねぇ。隣に並ぶナハネフ22との相性も抜群だと思うんですが。
JR東日本大宮工場 2001.5.12
 EF58 93 JR東日本 大宮総合車両センター:埼玉県大宮市錦町1017 (2016年11月 解体)
EF5893 車籍抹消後、大宮工場で保存された93号機は1985年に往年の青大将塗装に塗り替えられました。現役時代の最終配置は新鶴見区(事実上は東京区)でした。なお、本機は現役当時に青大将塗装にはなっていません。こちらは1エンド側で汽笛が欠落しています。白地の 「つばめ」のマーク(レプリカですが)が良く似合います。
JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 本機は工場の公開などで展示される以外は大宮車両センターの新幹線高架下に留置されていましたが、現在、姿が確認できなくなっており、その安否が気になります。なお、前面窓は現役時代にHゴム支持になっていましたが、同所で保存後原形に復しています。但し、水切りはHゴム時代のままで形態、取付位置共に原形とは異なっています。 こちらは2エンド側で、この頃はまだ汽笛が確認できます。 ちなみにこの青大将塗装ですが飾り帯前面の合わせ部分の黄1号の帯の塗り分けが下に落とし込まれておらず、オリジナルとは異なっています。
JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 同じく2エンド正面。この一連のカットは「鉄道の日」誕生プレイベントとしてして10月9日、10日の二日間、大宮工場で開催された「新旧つばめが出会うとき」の物です。 このイベントは他に高崎からEF55、梅小路からC622、九州から787系を編成で借り受けて展示と言う大変力の入ったもので、C622は有火状態でときおり汽笛を鳴らしていました。それらに比べると93号機の展示は少々地味な印象でしたが、ピカピカの車体に前燈を点けてパン上げ(架線がありませんが)で展示された姿はゴハチファンとしては嬉しい内容でした。
JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 展示中にヘッドマークの取り付けエンドが交換されていました。93号機の背後からSGっぽく煙が立ち上っていますが、これは丁度本機の後ろに展示された有火状態のC62から立ち上る煙です。ちなみにSG安全弁の位置は1エンドのR側で、このアングルだと避雷器後ろ辺りになります。
JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 2エンド側の「つばめ」マーク姿です。ヘッドマークを掲げてパンタを上げて前燈を点けた姿は現役機と見まごうばかり。 水切りがちょっと残念ですが、やはりカッコいいですね。
JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 ヘッドマークを付けた2エンド正面。マークが付くと前面の塗り分けのエラーも分かりません。助士席側の窓に見える扇風機は、1985年夏の体験運転会時に設置された物だったと思います。

JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 EF5893 以前にトップページを飾った写真です。右は左の写真を加工して水切りを原形に修正した物です。ゴハチの正面の表情に水切りの与える影響が大きい事がお分かり頂けるかと思います。
JR東日本大宮工場  1994.10.10
EF5893 上の写真から2年後の大宮工場公開時です。61号機やED6217、EF6313、EF6556と共に展示されました。上と比べるとヒゲが綺麗になっていますね。架線下でパン上げで展示されていたにも関わらず、2年前に撮影していたのと、両毛お召直後のピカピカのロクイチの撮影に集中していて93号機の写真はこのカットのみ…。(-_-;) メッキが剥げて錆が浮いていたヒゲが綺麗になっています。
JR東日本大宮工場  1996.11.9
2008年5月、引退したばかりのEF65535と並んで展示された93号機。上の写真から11年半。綺麗になっていたヒゲが錆だらけになっています。
平成16年、大宮工場は大宮総合車両センターに名前を変えました。その後、鉄道博物館の開館など、当地の保存車両にも変化が現れています。同機は鉄道博物館には収蔵されませんでしたが、その後も2011年GWに鉄道博物館の「てっぱくひろば」や大宮工場の公開で展示されました。しかし、大宮工場保存車両の解体が進むなか、2016年11月に惜しくも解体されました。
撮影:To198403さん  JR東日本大宮総合車両センター 2008.5.24
 EF58 111(前頭部のみ) 個人宅

個人に引き取られて現存している事が2017年8月にTwitterで確認されました。今まで存在が全く知られていなかっただけに驚きです。色は青一色になってしまっていますが、原形小窓姿はかつての米原区時代を彷彿させます。このまま末永く保存されん事を願うばかりです。  □ 
 EF58 113(前頭部のみ) JR貨物 広島車両所→北陸ロジスティクス→個人宅
ef5860-ef58113b たとえカットボディといえども米原カマの形態を今に伝える貴重な存在。EF58-60さんから例によって内部を含めてたくさん写真をお送り頂きましたので、詳細についてはこちらをどうぞ。
なお、2013年5月ごろにこの場所から撤去され、行方が分からなくなっていましたが、金沢のJR貨物・北陸ロジスティクスで整備を受け綺麗に塗装されています。現在は新たな持ち主の元で無事に保存されているようです。(2015.1現在)

撮影:EF58-60さん  JR貨物広島車両所(許可を得て撮影) 2001.8
 EF58 122 JR東海 浜松工場:静岡県浜松市中区南伊場町1-1 (2009年1月 解体)
JR東海にて盟友157号機と共にイベント列車の牽引で活躍しましたが2006年6月に引退。JR東海浜松工場で保存されました。翌年11月に引退した157号機と共に、JR東海で建設中の博物館(リニア・鉄道館)に収蔵されるかと思われましたが2009年1月、残念ながら同工場内で解体されました。
撮影:特別快速さん  浜松工場 2008.7.26又は27

動態保存機として活躍中の在りし日の姿。宇都宮の電暖改造機の本機と浜松縁の157号機のどちらか一両を保存するとなったとき、後者に軍配があがるのも仕方ないところでしょうか。結果として61号機や89号機と同じ日立製の本機より三菱製の157号機が残った事は不幸中の幸いとも言えましょう。
函南  1994.6.19
 EF58 125 JR東日本 大宮工場:埼玉県大宮市錦町1017 (2001年11月 解体)
toyota-EF58125 車籍抹消後、大宮工場入りし、JR化後もそのまま同工場内で保存されました。貴重な原形小窓・原形ワイパー機ですがナンバープレートや製造銘板、誘導握り棒の欠損など、他の大宮工場保存機と比べると少々痛々しい姿でした。1998年の公開時に茶色塗装になりましたが、2001年11月に惜しくも同工場で解体されました。合掌。
撮影:豊田幕二さん  JR東日本大宮工場 1999.10.23
horino-EF58125 リンクなどでお世話になっていますほりのさんが大宮工場一般公開時に撮られた青色時代の125号機です。車体の色褪せや側面のナンバープレートや製造銘板の欠損など目を覆う状態です。「ゆうづる」のHMとの組み合わせは実際にはありませんでしたが、青い車体に良く似合いますね。
撮影:ほりのさん(JNR Runners)  大宮工場 1986.10.12
 EF58 144(前頭部のみ) 埼玉県さいたま市内?
hiroyan-ef58144 掲示板でも話題になった144号機のカットボディです。下の「レストラン蒸気機関車」の物が2エンドなので、当然こちらは1エンドと言う事になります。何とも言えない色のせいで実にインパクトある姿になってます。(^_^;)
「残念ながら色が塗り替えられています。」(ひろやんさん)
撮影:ひろやんさん  埼玉県さいたま市内 2005.5.22
 EF58 144(前頭部のみ) レストラン蒸気機関車:栃木県那須郡那須町高久乙24-2 TEL:0287(62)3078
rokuichi-EF58144 掲示板でもお世話になっていますロクイチさんが長野へ旅行の際に偶然見つけて撮影されたものです。電機のゴハチに「レストラン蒸気機関車」のヘッドマークが付いているのが何とも…。 (^^;)
撮影:ロクイチさん  レストラン蒸気機関車 1998秋
 EF58 150 JR西日本 京都鉄道博物館:京都市下京区観喜寺町  TEL:075-323-7334
rokuishi-ef58150
車籍抹消後も現役末期と変わらず宮原運転所内で保管されていましたが、2016年5月の京都鉄道博物館のオープンに当たり、宮原運転所内でブルーの直流標準色に塗り替えられ、本線上を無動で京都まで回送されました。博物館収蔵にあたり青色塗装にしてくれた英断に感謝感激です!惜しむらくはこの姿で本線を疾走する姿をもう一度見てみたかった…。 それにしても正しい原形小窓姿が後世に残される意義は大きいですね。
撮影:ロクイチさん  京都鉄道博物館 2016.5.13
 EF58 154(前頭部、動輪のみ) JR東日本 大宮総合車両センター:埼玉県大宮市錦町1017(大宮駅徒歩10分)
jimny141-ef58154

jimny141-ef58154b

大宮工場正門近くの道路沿いに展示してあります。大宮駅から歩いていくと正門手前にあるので大宮工場公開時などにご覧になられた方も多いのでは?Hゴム窓に青大将と言うのも何となく妙ですが…。
撮影:Jimny141さん  JR東日本大宮工場

現在は工場正門から50mほど鉄道博物館寄りに移動されているようです。綺麗に再塗装されているようで何よりですが、 動輪部分はどうなったんでしょう?
撮影:747-400アッキーさん  JR東日本大宮総合車両センター(旧大宮工場) 2008.2.7
 EF58 157 JR東海 リニア・鉄道館:名古屋市港区金城ふ頭3-2-2 TEL:052-389-6100
M.M-201007
2011年3月オープンのリニア・鉄道館での展示に向け、青色の直流標準色からブドウ色に塗り替えられました。併せて前面窓はHゴムから原形のパテ式に、WP50だったワイパーも見た目原形の腕折り式KW3Dぽくしています。但し水切りは例によってHゴム時代のままで原形小窓とは印象が若干異なります。また、原形姿に合わせて前面ステップは外され、側面昇降段の欠き取りが埋められています。しかしながら昇降段自体の位置が欠き取り改造前には戻されていませんし、前面手すりは何故か残置されていて、厳密には原形とは言えない姿になっています。
この写真はリニア・鉄道館収蔵前に浜松工場で最後に公開された時の姿です。
撮影:M.Mさん  JR東海浜松工場 2010.7
 EF58 172 碓氷峠鉄道文化むら:群馬県安中市松井田町横川407-16 TEL:027-380-4163(JR横川駅徒歩1分)
mick-EF58172 かつて一般機としては唯一御召し列車を牽引した経験を持つナンバー。その実績が買われて廃車後も長く高崎運転所の片隅に留置されていましたが、1999年に晴れて横川の「碓井鉄道文化むら」に保存されることになりました。その際の整備で前面窓のHゴムが白から黒に変更されています。

碓氷峠鉄道文化むら 公式HP
撮影:みっくさん  碓氷峠鉄道文化むら 1999.6


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