ついこの間、新年を迎えたと思ったらあっという間にゴールデンウィークです。年齢とともに年々月日が経つのが加速していく様に感じます。
今回のトップは今から47年前のゴールデンウィークに撮影した宮原の大窓ゴハチの47号機です。全検出場から間もなくの姿で、普段は汚れていてなかなか判別つかない屋根上の青色もハッキリと確認できます。
この時はまだ大窓もつらら切りもそれほど意識せずに他のゴハチよりも何となくカッコいいと思いながら撮影していたと思います。私が本格的にゴハチを撮り始めるのはこの1年後位からの事です。
本機は大窓つらら切りと言うだけでなく、様々な変形箇所がある事はゴハチフリークの皆様ならご承知の事かと思います。ちなみにその変形箇所は
1.機械室側窓の取付位置が標準より高い
2.車体裾スカートの側面が長く、末端部分が枕バリに接している(標準では枕バリ手前まで)
3.可動式雪かき器の取付座が鋳物ではなく鋼板による組み立ての為、直線的な形状
の3点で、これらは日立が製造した新EF58の最初のロットである45号機から47号機のみに見られる物でした。
写真は横浜駅7番線に停車中の荷32レです。この頃は東海道線の旅客列車と横須賀線に混じって、横浜駅にもこの様に荷物列車が毎日顔を出していました。この翌年の1979年10月に横浜羽沢経由の東海道貨物線が開通し、貨物列車はもとより荷物列車もそちらを通る様になり、横浜駅で姿を見かける事は無くなりました。
5月の晴れた日の9時半頃と言うのに寒かったのか47号機の屋根上からはSGのスチームが流れています。近年は5月ともなると早くも初夏を思わせる陽気になる事が多いですが、こんなところでも温暖化の進行を感じさせます。(2025.5.1記)
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