ELECTRIC LOCOMOTIVE EF15 静態保存機 一覧

Last Update 2017.11.1

EF58に比べ、最晩年までほとんどファンの注目を浴びることもなかったEF15の保存機は、カットボディも含めてわずか7両と、総数の202両を考えると随分寂しい状況です。それも純粋なEF15としては切り抜きナンバーの三桁台が殆どで、最も多数派だったPS14パンタにプレート式ナンバープレートの機体は120号機のみと言うのも何とも残念な限りです。
そんな中、水上に一次形改造のEF1628が保存されていることは特筆に値すると思います。
戦後日本の発展を影ながら支えた同形式の姿を、これらの保存機が末永く後世に伝えて欲しいと願わずにはいられません。(号機欄の背景が赤くなっている物は解体)

※参考資料…JTB「全国保存鉄道2」


 EF16 28 みなかみ水紀行館駐車場:群馬県利根郡水上町湯原1681-1(水上駅徒歩20分)
EF16縁の地であるみなかみ町の道の駅「みなかみ水紀行館」の駐車場片隅に置かれている、EF16唯一の保存機かつ側窓4枚のEF15一次形原形の面影を今に伝える大変貴重な存在です。
ナンバープレートや銘板の紛失、ところどころ窓ガラスが割れているなど状態は決して良いとは言えませんが、屋根付きでの保存と言うこともあり廃車後20数年を経過している割には原形を保っているとは言えそうです。溶接後も生々しい凸凹の外板が戦後混乱期の誕生を物語ります。詳細についてはEF1628細部をご覧下さい。
道の駅 みなかみ水紀行館 2006.8.6
 EF15 120 新幹線公園:大阪府摂津市新在家
EF15保存機としては唯一のプレート式ナンバー機です。前面窓も保存機で唯一のパテ式の原形ですが前燈は残念ながら竜華時代のシールドビーム姿となっています。また、展示に際しこちらの1エンド側のステップ部分が改造されています。
撮影:篠原さん  新幹線公園 1999
 EF15 158 JR西日本梅小路運転区:京都府京都市下京区観喜寺町
梅小路区の庫内にEF58150、EF651と共に保管されていましたが、他の2機が2016年5月にオープンした京都鉄道博物館に収蔵されたのに対し、本機はその選から漏れてしまい今後の動向が心配されます。
 EF15 163(前頭部のみ) 居酒屋せとうち:東京都文京区千駄木3-37-19 (店舗改装時に解体)
 EF15 165 碓氷峠鉄道文化むら:群馬県碓氷郡松井田町(JR横川駅徒歩1分)
長く高崎運転所にあった165号機ですが、「碓氷峠鉄道文化むら」のオープンに合わせて整備され、無事同所にて保存されています。

碓氷峠鉄道文化むら 公式HP
撮影:K3編成さん  碓氷峠鉄道文化むら 1999.8.15
 EF15 168(前頭部のみ) JR東日本大宮総合車両センター:埼玉県大宮市錦町1017(大宮駅徒歩10分)
以前から同所に保存されていましたが、現在は正門から50mほど鉄道博物館寄りに展示されているようです。
撮影:747-400アッキーさん  JR東日本大宮総合車両センター(旧大宮工場) 2008.2.7
 EF15 168(前頭部のみ) 夢工房しげ:大阪府高槻市田能畑子谷
掲示板でも触れましたが、大阪の高槻市内にあるもう一つの168号機前頭部です。こちらは同機の2エンド側で、ここに来る前は京都府亀岡の「目の博物館」にあったようです。
車両の内部は工房のお店?になっているようです。これまたお店になっているクエ28の前頭部と仲良く並んで置いてあります。塗装は今年(2005年)に塗り直されたばかりのようで比較的綺麗な状態です。それにしてもこのような山間に突然こんな光景が現れたらちょっとびっくりですね。
撮影:C6217さん  夢工房しげ 2005.6.11
 EF15 192 JR東日本大宮工場:埼玉県大宮市錦町1017(2017年10月23日に解体)
普段は大宮工場敷地内の新幹線高架下に他の保存車両と共に留置されていますが、写真は解体されたED164と共に大宮工場(現・大宮車両センター)で公開展示された際の姿です。2007年10月開業の鉄道博物館には残念ながら収蔵されませんでした。ここ数年、EF5893やEF60510など高架下の保存車両の解体が進んでおり、本機の行く末も心配されましたが、遂に2017年10月23日に解体されてしまいました。( 同時期に先駆けてEF8036も解体)
撮影:ほりのさんJNR Runners)  JR東日本大宮総合車両センター(旧大宮工場)
 EF15 198 韮崎中央公園:山梨県韮崎市藤井町北下条(韮崎駅徒歩20分)
watanabe-ef15198 身延線縁の地に保存された198号機の哀れな姿です。戦後の日本経済の発展を影で支えてきた存在とも言えるEF15。どうかいつまでもその姿を後世に伝えて欲しいものです。
「現在、山梨県韮崎市の中央公園に保存されていますが、ごらんのように窓ガラスはほとんど割られた状態です。 」(渡辺さん)
撮影:渡辺さん碓氷峠鉄道倶楽部  韮崎中央公園 2002.3.23
ef5852-ef15198
近年の同機の姿です。割れていた窓ガラスなどが修繕され定期的に手入れされている事が分かります。無蓋貨車と車掌車を繋いだ展示が現役時代を彷彿させます。足回りの黒塗装は良い感じですが車体の色が何とも言えない色合いです。パンタグラフも同色で塗られている事もあり、後ろの貨車と相まって何だかプラレールみたいです。
撮影:EF5852さん  韮崎中央公園 2014.9or10
ef5852-ef15198
「以前からこの場所に保存されているEF15は何度か見学しているのですが、機関車正面から撮影するとなると朝から夕方までド逆光となってしまう最悪な配置なんですよ…。この日は待ちに待った絶好の曇天、ということで撮影してきました。屋外保管のわりに車体の状態はそれほど悪くありませんでしたが、塗装がハゲて茶色というよりもオレンジ色に近い状態でした。ヘッドライト、避雷器カバー、パンタグラフもオレンジ色となっており違和感が半端ないです。ここに保管された時から本来の色と違う状態だったのでしょうかね?側面ガラスは破損したのか?アクリル板になっていました…。なぜか区名札枠が装着されていませんね。(盗難防止対策か?)それでも旧型電機の足回りは迫力満点、スノープラウも装着され十分魅力的でした。」(EF5852さん)
撮影:EF5852さん  韮崎中央公園 2014.9or10