ELECTRIC LOCOMOTIVE EF16  Vol.4
EF16 26〜31

Last Update 2016.5.19

Index EF1626 EF1627 EF1628 EF1629 EF1630 EF1631

 上越形(20〜31号機) その2

上越線に配属された1次形EF15改造のものの続きです。

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。

 EF16 26〔水上〕 旧EF15 28
EF16 26 力を合わせて三国峠を行く26号機とEF15149。三菱製一次形EF15のデッキは他社の物に比べてデッキ部と前端バリとの接合面に大きな特徴があり、なおかつ同じ三菱製でも色々なパターンがあります。また、他の三菱製一次形の一部に見られるように、本機もデッキのステップステーの2エンド側が左右非対称になっています。前燈取付位置はやはり原形ですが、避雷器は標準の前燈後ろに位置しています。
 
※車体断面高 第1・第5側窓内寄り エアフィルタ大 前燈取付位置原形 手動式ワイパー取付跡 前燈小
6765レ  越後中里―越後湯沢 1980.8.2
製造:S22.8.20
三菱電機・三菱重工
No.562/335
EF16改造:S32.3.30
国鉄大宮工場
廃車:S55.10.29

移動:
S22.8.20  高崎第二
S22.9.1   長岡第二
S32.3.31  水上
S55.10.29 廃車

記事:
●S32.3.30 大宮:
EF16改造)     
EF16 26  EF16 31 水上機関区庫内で仲良く休む、26号機とラストナンバー31号機。両機とも2エンド側の姿です。共に同じ三菱製ですが、デッキ周りや車体断面など微妙な差異がお分かり頂けるかと思います。 26号機のデッキの右側のステップステーの前端バリとの接合位置が後の改造でブレーキ管の下に変更されており、正面から見るとステップステーが左右非対称になっています。これはおそらく前端バリ側面に手歯止め掛けを設置する際に変更されたと思われます。
水上機関区 1980.5.3
EF16 26 降りしきる雪の中、急行「能登」に連結する26号機。本務機EF58は長岡の更新改造&PS14パンタ機です。ナンバーは読めませんが製造銘板が丸っぽいので日立製の50か51号機と思われます。50号機はこの時期既に休車になっていたと思いますので51号機の可能性が高いでしょうか。後ろに続く座席車は旧形客車です。「能登」の座席車は1982年11月の上越新幹線開通で経路が信越経由に変更された際に14系座席車化されています。
3605レ「能登」 EF1626[水]+EF58[長岡]  水上 1980.2.17
EF16 26 同じく「能登」です。停止位置を調整したのか上の写真から列車自体が後退しています。この「能登」の数分前に「北陸」が先行しています。
「能登」は上述のとおり信越線経由となり上越線から一時姿を消しましたが、長野新幹線開通で上越線に返り咲きました。その後489系化されましたが貴重な夜行急行として活躍しましたが2010年3月、長年夜行コンビを組んだ「北陸」と共に遂に廃止となりました。それにしても「北陸」「能登」の両列車がこれほど長く残るとは、撮影当時には思いもよりませんでした。
3605レ「能登」 EF1626[水]+EF58[長岡]  水上 1980.2.17
EF16 26 水上機関区の検修庫内で休む26号機。こちらは2エンド側です。下回りにこびりついた雪が、雪国の冬の過酷さを物語ります。前面窓の下隅に見える突起は、手動式ワイパーの取付跡で、EF16では他に22、25、31号機に見られます。
3605レ「能登」 EF1626[水]+EF58[長岡]  水上 1980.2.17
T.F-EF1626 1エンド側です。ちょっと見づらいですが、こちら側のデッキステップステーは左右対称のようです。 
「上り「能登」です。後ろの編成が切れてしまってます。ゴメンナサイ。EF58の番号は不明です。因みにこの時は「バルブ初挑戦」しかもレリーズを忘れるという大失態(*_*)、おかげで殆ど失敗しました。偶然上手く写った中の1枚です。」(T.Fさん)
撮影:T.FさんくらはやしみのるのB級HP)  水上機関区 1980.9.18
sasaki-ef1626 これは2エンド側です。EF15、EF64を従えた3重連が壮観です(EF64は両パン下がっていますが)。
撮影:佐々木さん  790レ  土樽―越後中里 1980.7.21
H-yamaguchi-ef1626 水上区を出区し補機仕業に向かう26号機。 こちらも2エンド側です。
撮影:山口裕志さん  水上付近 1980.8.20
niro-EF1626 運用を外れ石打駅構内で留置中の同機です。1エンド側ですがデッキステップステーが左右対称なのが見て取れます。
撮影:NIROさん  石打 1980
hasekasuga-ef1626a 水上機関区で一休みする26号機。こちらも1エンド側です。車体断面の高い機体は、これぐらいの角度から見ると随分と背が高く感じます。同機はデッキ脇のジャンパ連結器台座は撤去されています。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
hasekasuga-ef1626b 同じく1エンド側。端バリとデッキステップを結ぶステーがL側、R側で取付位置が対称になっています。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
hasekasuga-ef1626c 同じく水上機関区で待機する26号機。こちらは2エンド側です。デッキステップの向かって右側(R側)の端バリとの取付位置がL側に比べ下方になっています。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
hasekasuga-ef1626d 水上機関区で居並ぶ峠のシェルパたち。左から26号機、12号機、27号機。同じEF15一次形を種車としながらも、三者三様の顔つきが面白いです。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
 EF16 27〔水上〕 旧EF15 33
ef5853-EF1627 EF5853さん撮影の27号機の哀れな姿…。車体中央のスウェイバックが激しいですね。
「可動式の窓は全てベニヤでふさがれており(予備品にでもしたのでしょうか?)非常に悲しい姿でありました。これが駅ホーム真ん前にあるんですから・・。(水上区で、”24・27 二休”の札を見つけたときはショックでした。)」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  石打 1979.8.9
製造:S22.11.30
三菱電機・三菱重工
No.575/340
使用開始:S22.11.30
EF16改造:S32.11.9*
国鉄大宮工場
廃車:S54.10.19

移動:
S22.12.17 長岡第二
S32.11.12 水上
S33.8.31  長岡第二
       水上
S53.12.9  1休指定
S54.10.19 工車729号により廃車
最終走行:
S53.12 2,356,784km

記事:
●S23.11.18〜24.1.27 日立:
整備改造・パンタグラフPS14に取替
●S28.9.26〜10.7 大宮丙修:雨樋取付
●S32.9.26〜11.11 大宮丙修:EF16改造
●S37.2.16〜2.24 大宮臨修:ブレーキ装置EL6A→EL14ASに改造
●S42.5.31〜6.12 大宮甲修:標識燈埋込改造・雪掻車電燈用電源取入口取外
●S48.6.8〜6.22 大宮要検:避雷器LA15に取替

*履歴簿上は工場出場日はS32.11.11
ohno-ef1627a
同機の2エンド側です。EF1510と同様、標識燈の脇にかつての引っ掛け式標識燈時代の標識燈掛けが残っています。同機の標識燈は福米形同様、標準位置より外側に付けられており、精悍な顔つきです。  

※車体断面低 第1・第5側窓中央 エアフィルタ小 標識燈位置外側 引っ掛け式標識灯掛け ジャンパ連結器台座 避雷器パンタ後ろ取付 前燈取付位置原形 前燈小
撮影:ohnoさん  水上機関区 1977.7.8
ohno-ef1627b こちらは1エンド側です。この1エンド側は標識燈が2エンド側よりもさらに外側に取り付けられており、非常に精悍な顔立ちになっています。この顔つきはEF15一族では他に例が無いでしょう。
撮影:ohnoさん  水上機関区 1977.7.8
ohno-ef1627c 2エンド側。こちら側のデッキのステップステーR側(向かって右側)はL側と異なり前端バリとの結合位置がブレーキ管を避けて下方になっています。これは三菱製1次形2エンドにままあるもので他にEF1626,29に見られます。これらのデッキは1エンド、2エンドで異なった表情となっていました。
撮影:ohnoさん  水上機関区 1977.7.8
hasekasuga-ef1627 雨の土樽を通過する27号機とEF15重連。24号機と共に早期に運用を離脱した同機の貴重な活躍する姿です。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  上り貨物  土樽 1978.8.18
hasekasuga-ef1627a 水上機関区で休息するEF16。左から車体断面の低い27号機と12号機、高い26号機。つらら切りや標識燈取付位置によって表情が随分と異なります。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
hasekasuga-ef1627b 同じく水上機関区で顔を並べる12号機と27号機。こうして並ぶと27号機の1エンド側の標識燈取付位置がいかに特異かが分かります。なんだか昆虫的な表情にも見えてユーモラス。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
hasekasuga-ef1627c 望遠で正面がちにとらえた表情。ただでさえ平べったく見える車体断面の低い車体が外側に張り出した標識燈の位置でなおさら平らに見えます。ちなみに埋め込みの標識燈の横にあるのは引っ掛け式標識燈の標識燈掛。何かデッキもひん曲がってますね。
撮影:初瀬春日さんがたごと列車)  水上機関区 1978.8.17
 EF16 28〔水上〕 旧EF15 31
EF1628 EF15一次形の一部は機械室側窓が4枚で落成しましたが昭和23〜24年に施工された装備改造で中央窓が増設されました。しかし、EF1526(EF1624)とEF1531(EF1628)についてはどういう訳か増設が行われず、EF16に改造されているとは言えこの姿がEF15一次形原形を現す貴重な姿と言われていました。こちらは2エンド側です。
 
※車体断面低 側窓原形 エアフィルタ小 第1・第4側窓外寄り ジャンパ連結器台座 前燈取付位置原形 前燈小
水上機関区 1980.2.17
製造:S22.9.30
三菱電機・三菱重工
No.573/338
EF16改造:S32.12.11
国鉄大宮工場
廃車:S56.12.1

移動:
S22.10.21 長岡第二
S32.12.12 水上
S32.12.17 長岡第二
S33.1.27  高崎第二
S33.3.16  水上
S56.12.1  廃車

記事:
●S32.12.11 大宮:
EF16改造

現在、群馬県利根郡水上町湯原の「水上町 水紀行館」駐車場にて保存
EF1628 この側窓増設漏れはEF15一次形と全く同じ車体を持つ旧EF58についても同様の例を見ることができます。(EF588=後のEF1325の車体) こちらは1エンド側。足周りの雪がものすごいですが、こんな状態になってもしっかり走ることが可能というのが、鉄道車輌のタフさを感じさせます。
水上機関区 1980.2.17
EF1612 EF1628 同じく水上機関区にて福米形EF1612と並ぶ28号機。前面扉と前燈のつらら切りの有無など、同じEF16でも両機の印象は少々異なります。
水上機関区 1980.2.17
EF1628 銘板 28号機の製造銘板。大宮工場改造の銘板がEF16の証。
水上機関区 1980.2.17
EF1628 R側サイド中央。機械室中央窓が無い28号機独特のプロフィール。足回りの雪がもの凄いですね。戦後間もない昭和22年製の同機の外板は小さな鋼板を粗末な技術で継ぎ合わせた為か、溶接跡がはっきりと見えています。
水上機関区  1980.2.17
EF1628 「北陸」 深夜零時過ぎ。雪に覆われた水上駅で発車の時を待つEF1628とEF58重連「北陸」。 次位のEF58は長岡の104か105号機と思われます。なぜかスハネフの尾灯が点灯しています。
この日、確か水上どまりの925Mで22時50分頃到着したと思いますが、途中、吹上あたりから雪がちらついていましたが、水上に着いて雪の多さにびっくりでした。写真では穏やかに見えますが、長時間露光で見えないだけで実際には雪が降りしきっていました。
3001レ「北陸」  EF1628[水]+EF58[高二]  水上 1980.2.17
EF1628 早朝の水上にて、発車を待つ28号機とEF15。5月だというのに国境の明け方は冷え込みが厳しく、貨物列車の車掌車ではストーブがついていました。この場にいた私たちは空腹と寒さでぶるぶる震えてました。(^_^;)
水上 1980.5.3
EF1628 水上の街を背後に、山越えに挑むEF16とEF15重連。
水上 1980.5.3
EF1628 ご存じ水上橋梁を渡る28号機とEF15140。ここの情景は今もほとんど変わっていませんが、通過する列車の本数は激変してしまいました。
水上―湯檜曽 1980.5.3
EF1628 EF15140と朝の水上橋梁を渡る28号機。それにしても、何で午前中にここで撮るんでしょうね…。(^^;)
水上―湯檜曽 1980.5.3
EF1628 本機のワイパーは機関士側がWP50で助士側がWP35となっています。上越を走るEF16、EF15については機関士側ワイパーのWP50への交換が他区のものに比べ積極的に行われています。
水上機関区 1980.5.3
EF1612 EF1628 水上機関区で待機する28号機と12号機。上越形EF16の28号機(左)と福米形EF16の12号機(右)の形態の違いもさることながら、前面の屋根昇降段やデッキ、前端バリの形状など種車のEF15一次形の三菱製と川崎製の差異も良く分かります。28号機は仕業検査中。
水上機関区 1980.5.3
EF1628 ワム8で組成された貨物の先頭に立ち、雨に煙る水上で発車を待つ28号機とEF15重連。本務機のEF15はPS15パンタにナンバープレート、枕バリ側面の形状が台形なのでおそらく12次形の135、139、140のいずれかと思われます。
3773レ  水上 1980.8.1
EF1628 峠を越え石打に到着した28号機とEF15140号機の重連。8月の朝8時前の撮影ですが、山間の朝は遅く、まだ早朝の雰囲気です。EF15一次形の低い車体の28号機と標準形EF15の車体断面の違いが良く分かります。
5671レ  石打 1980.8.2
EF1628 同じく石打駅構内を行く28号機とEF15140号機。後ろに続くホキ7500に編成後半はおそらくタキ1900で組成されたセメント 専用貨物です。
5671レ  石打 1980.8.2
EF1628 同じ列車をサイドから…。EF15原形の側窓の少なさが強調されます。こうして見るとEF16(EF15)も結構長い車体なのがお分かり頂けるかと思います。
5671レ  石打 1980.8.2
EF1628 上越線に進出したEF64一般形と手を組んで勾配を登る28号機。
5672レ  越後湯沢(岩原スキー場前)―越後中里  1980.8.2
EF1628 上り「鳥海」の先頭に立つ28号機。この頃、深夜の石打や水上にはEF16最後の活躍をカメラに納めようとファンがたくさん集っていました。(と言っても10名前後だったように思いますが…)
804レ「鳥海」  石打 1980.8.3
yusha-EF1628 「とにかく16をこの目で見たくて、夜行を乗り継ぎ、朝、水上に着きました。ホーに降りて初めて対面したのが、この28号機です。 当時、水上駅ではホーム上での列車撮影を禁止していたのですね。初対面に舞上ってしまって、全然、気づかなかったんです。おまけに、運転士さんにも「ちゃんと撮れてるか?」なんて声をかけていただいて…その後、駅員さんに付き添われて駅外へ…ほんとにすみませんでした。」(遊写さん)
撮影:遊写さん  水上 197911.3
ef5853-EF1628+EF1629+EF1612 「EF1628[水]EF1629[水]、そしてEF1612[長岡](水上貸出)。EF1628は要検?出たてで綺麗な状態でした。<実は2台ともパンタが降りていたのですが、「せっかく撮りに来たんだから」ということで区の方がパンタを上げて下さいました。で、私の先輩が「ついでにライト点けて頂けませんか?」と頼むと、「あーいいよ」と2台とも点灯して下さったのでした。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  水上機関区 1980.2.10
H-yamaguchi-ef1628 水上区を出区し補機仕業に向かう26号機。
撮影:山口裕志さん  水上付近 1980.8.20
maeda-ef1628 EF1590の項でも紹介しましたが、昭和54年4月4日未明、上越線土樽駅構内で起きた貨物列車脱線事故時の姿で、同機はEF1590牽引の救援列車の補機を務め、土樽到着後に列車から解放されたシーンと思われます。同機の後方、上り本線には脱線の当該列車で無事だったと思われる貨車の姿が見られます。
撮影:前田さん  土樽 1979.4.5
k53taka-EF1628 下り貨物列車の先頭に立ち石打に到着。1960年代末期の姿でこの当時は夏場は雪かき器を外していたのが分かります。(主台車枠から延びた取付腕はそのまま。 )形態的には晩年とほとんど変わりませんが、避雷器がLA12で汽笛の後ろに付いています。また、ワイパーは機関士側、助士側共にKW3Dです。
一見三重連に見えますが3両目は両パンタが降りているので回送でしょう。28号機の次位のEF15は側窓の中央3枚がHゴムに見えるので最終増備機(15次形)です。28号機の後ろにチラッと見えるのは複線ラッセル車キ550でしょうか。
撮影:k53takaさん(新潟の蒸気機関車)   石打 1969..6.4
水上町「水紀行館」内の駐車場の片隅に保存される同機の近況です。一応何度か塗り直されたようで、この20年間全く手が入っていない訳では無いようですが、この1エンド側は正面扉のガラスが外れたまま。車内には何者かが侵入した後もあり、お世辞にも良い状態とは言えません。屋根付きなので何とか保っているようなものでしょうか。
水上町水紀行館  2002.8.14
こちらは2エンド側。元々のペンキの色がおかしかったのか、それとも退色したのか何とも異様な色です。スノウプロウまで茶色に塗っていたり、Hゴムやデッキ手すりを白く塗ってあるのが何とも…。宇都宮のEF57の様に現役当時の関係者の方々の手が入っていれば…。(;_;)
水上町水紀行館  2002.8.14
同じく2エンド側。いつまでもこの勇姿を後世に伝えて欲しいものであります。
水上町水紀行館  2002.8.31
同機のそばに立つ記念碑。昭和57年5月に立てられたままの様でところどこと剥がれています。この状態は同機が既に水上の人々の記憶からも忘れ去られた証拠のようで寂しいですね。それにしても紹介文の「…電気機関車の王座に君臨し…」はいくら何でも言い過ぎのような…。(^_^;)
水上町水紀行館  2002.8.14
 EF16 29〔水上〕 旧EF15 24
EF16 29 降りしきる雪の中EF65 1000番台と豪雪の三国峠へ挑む29号機。万能機EF65PFもここではEF16の手助けが必要でした。それにしても、雪に降られながらの夜間バルブはきつかったです。雪が激しすぎて長時間露光したものは霞がかかったようになってしまい仕上がりも悲惨でした。(^^;) これは1秒ぐらいの短めのシャッター速度で撮った物。
 
※車体断面低 エアフィルタ小タイプ 第1・第5側窓中央 1エンド側ジャンパ連結器台座 避雷器パンタ後ろ取付
水上 1980.2.17
製造:S23.3.22
三菱電機・三菱重工
No.576/344
使用開始:S23.4.9
EF16改造:S33.1.23
国鉄大宮工場
廃車:S55.10.13

移動:
S23.4.3  国府津
S24.3.30 長岡第二
S33.1.24 水上貸
S33.3.14 長岡第二返
S39.9.29 水上
S55.10.1 1休指定
S55.10.13 工車680号により廃車
最終走行:
S55.9 2,600,862km

記事:
●S23.12.15〜24.2.18 日立:
整備改造・パンタグラフPS14に取替
●S27.1.16〜1.19 大宮甲修:屋根雨樋取付
●S29.5.7〜5.15 大宮甲修:避雷器箱鉄製に取替・雪掻車電燈用電源取入口取付
●S31.11.6〜11.13 大宮甲修:先輪担いバネ改造・避雷器増設
●S32.11.26〜33.1.23 大宮丙修:EF16改造
●S35.11.15〜11.25 大宮臨修:ブレーキ装置EL6A→EL14ASに改造
●S37.3.23〜3.29 大宮臨修:前窓Hゴム改造・自動窓拭器取付
●S38.3.16〜3.25 大宮甲修:デフロスター取付
●S41.9.22〜10.5 大宮甲修:先輪軸受コロ式に改造
●S45.8.20〜8.31 大宮全検:避雷器LA15に取替
●S47.9.6〜9.21 大宮要検:昇降段改造 
EF1629 連続20‰勾配をEF65PFと共に登る29号機。前日徹夜で夜行列車のバルブをしていたので、この頃は暑さと眠気でへろへろでした。(^_^;) ちなみにこちらは1エンド側です。 分かりにくいですがデッキ左側にジャンパ連結器台座が確認できます。 右側の架線柱が木製ですが、この区間には結構木製ポールが残っていました。
3760レ  越後湯沢―越後中里 1980.8.2
EF1629 同じ列車を画角を変えて。(^_^;) 逞しいモーター音が耳に蘇ります。本機の尾燈の横にも31号機同様丸い蓋の様な物が確認できます。履歴を見ると31号機同様、「雪掻車電燈用電源取入口取付」の記事が見られるので、その可能性が高いですね。
3760レ  越後湯沢―越後中里 1980.8.2
EF1629-水上機関区 夜の水上機関区に佇む29号機。こちらは下り方で水上区のEF16は2エンド側になります。隣は26号機です。水上区では夜行客レや貨物列車の補機仕業が昼間より夜間が多く、深夜でも活気がありました。
水上機関区 1980.8.2
800803-ef1629-2 深夜の石打駅構内にて、本務機EF58の前に付き上り「能登」の先頭に立つ29号機。
3604レ「能登」  石打 1980.8.3
EF1629 こちらも2エンド側。デッキステップの下部がボルト止めになっているのはスノウブロウ取付初期(EF16改造前)にその取付時にデッキステップの下部4分の1ほどを取り外していた名残りです。26号機同様デッキのステップステーが左右非対称になっているのが分かります。 ちなみにこの2エンド側のジャンパ連結器台座は撤去されています。 なお、本機の連結器解放テコは新形電機に見られる凸型の形状になっていますが、これは後年の改造です。
水上機関区 1980.5.3
ef1631+29 機関庫内で憩う31号機と29号機。両機ともこちらは1エンドになります。
水を嫌う電気機関車の保守は、雪国ではさぞかし大変だったことでしょう。この水上機関区は雪国での電気機関車配置の草分けで、昭和6年の水上―石打間の電化開通によって開設されました。初めての雪国への電気機関車の投入で、電気機関車用スノウプロウの開発を初め各種耐寒耐雪装備など、ここでのノウハウがその後の北国での電気機関車の開発・運用・保守に生かされました。
水上機関区 1980.2.17
800217-ef1629 同じく機関区庫内で待機する29号機。これは2エンドです。この状態だと各部の点検や注油をするだけでも大変ですね。 この水上の研修庫の奥行きはEF16が3両入るものでした。ちなみに奥は26号機です。
水上機関区 1980.2.17
ef1629f2 同じく2エンドです。一時期当サイトのトップページを飾っていた写真です。雪まみれの姿が「山男」と言った風貌で実に頼もしいです。
水上機関区 1980.2.17
ef5853-EF1629 「水上区に御世話になったのですが、このときEF641000番台の登場、EF16が55.10で全廃になることを聞きました。(64Mも改造するという話でしたが)帰るや否やこのネタをピクの短信欄へ投稿しました・・。埼○大の中○氏(今、どうしてるかしらん?)曰く、「単位は来年でも取れるが、16は今年しか撮れない!」との名言を残しましたが・・・(留年したそうです)」(EF5853さん)
う〜ん、名言です。(^^;)
撮影:EF5853さん 670レ 水上付近 1980.2.10
inage-EF1629 「上越線土合の清水トンネル出口にて撮影しました。上りですので旧線のトンネル出口になります。水上へ向かう所です。」(N.Inageさん)
撮影:N.Inageさん  EF1629+EF15149 土合―土樽 1980.8.19
sasaki-ef1629 石打駅構内で待機するEF1629とEF58。深夜の山間にこだまする2両の汽笛が今にも聞こえてきそうです。
撮影:佐々木さん  802レ「天の川」  石打 1980.8
EF5853-EF1629 寝台特急「北陸」の先頭に立ち、雪の石打駅構内で発車を待つ29号機。う〜ん、かっちょいい!私もここで撮りたかったです。同じ冬に最初で最後のEF16バルブを敢行しましたが、残念ながら水上で撮ることしか頭にありませんでした。(-_-;)
「この時は、長野のスキー場は昨年に続いて雪が少ない冬でしたが、上越の各スキー場は軒並み3mをオーバーする雪に覆われました。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん 3002レ「北陸」 EF1629[水]+EF5871[長岡]+14系ハネ  石打 1980.2.10
 EF16 30〔水上〕 旧EF15 32
ef1630a このとき、既に休車が近かった30号機。車体中央がずいぶん垂下しています。第1・第5側窓にはEF15の29、30号機と同じタブレット保護柵が残っています。こちらは1エンド側。
 
※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 側窓タブレット保護柵 ジャンパ連結器台座 前燈取付位置原形 前燈小 手動式ワイパー残存
水上機関区 1980.2.17
製造:S22.10.31
三菱電機・三菱重工
No.574/339
使用開始:S22.11.19
EF16改造:S33.3.1*
国鉄大宮工場
廃車:S55.5.29

移動:
S22.11.9 長岡第二
S33.3.4  水上貸
S33.3.18 長岡第二返
S53.10.1 水上
S55.5.29 工車142号により廃車
最終走行:
S55.3 2,683,341km

記事:
●S28.6.25〜7.9 大宮甲修:
屋根雨樋取付
●S33.11.7〜3.1 大宮丙修:前燈整備・避雷器箱鉄製に取替 *日付は資料ママ S32.117〜33.3.1の間違いか?
●S33.10.18〜11.25 大宮甲修:EF16改造・自動窓拭器取付
●S35.11.30〜12.10 大宮臨修:ブレーキ装置EL6A→EL14ASに改造

*履歴簿上は工場出場日はS33.11.25
過去の鉄道ピクトリアル記事にS33.3.1の記述あり
ef1630d 同じく1エンド側です。既に区名札が外されてるような…。尚、同機のワイパーは機関士側、助士側共にKW3Dですが、どういう訳か1エンド・2エンド共、前面窓下隅におそらく製造当初の手動式ワイパーとおぼしき物を残していました。他の手動式ワイパーで落成したEF15は自動式取付に伴い手動式は取り外されていますが(同位置に痕跡のみ残った物はあり)同機のワイパーだけ残された理由は分かりません。
水上機関区 1980.2.17
ef1630e 機関区構内の除雪に勤しむ職員さん。水を嫌う雪国での電気機関車の運用を国鉄で最初に行ったのはこの水上機関区でした。ここで培われたノウハウがその後の雪国での電機の活躍に大いに貢献しています。
水上機関区 1980.2.17
ef1630f 同、2エンド正面。ところどころ塗装が剥げ落ち赤く錆び付いています。 本機の種車のEF1532は終戦からわずか2年の昭和22年製。EF15の製造は同年から始まりましたが、同じ1次形でも総じて22年製の車体は23年製に比べて痛みが激しい印象です。
水上機関区 1980.2.17
EF1630 暫くしてパンタを上げて仕業検査が始まりました。これは1エンド側です。 本機は昭和22年の新製配置から晩年まで長岡区に配置されていました。昭和53年に水上区の24、27号機が運用離脱し、その穴埋めに31号機と共に同区に転属しています。
水上機関区 1980.2.17
EF1630 同じく仕業点検中の30号機。こちらは2エンド側です。水上機関区にはEF16の撮影に行く度、毎回お世話になりました。当時は深夜ほどでは無いにせよ結構頻繁に機関車の出入りがあったはずですが、いつもファンに気軽に開放してくださいました。今ではちょっと考えられないですね。
水上機関区 1980.2.17
EF1630 降りしきる雪のなか点検を続ける30号機。前面窓の上部に付いたワイパーは左右ともKW3D。廃車時まで機関士側ワイパーが平行腕のWP35やWP50化されなかったのは本機と24号機のみです。分かりにくいですが手動式ワイパーと合わせて前面にワイパーが4つ存在します。
水上機関区 1980.2.17
EF1630 これも2エンド側です。後ろは28号機です。 三菱製EF15の1次形は、屋根の肩部分のRが日立製や川崎製に比べてシャープな印象です。
水上機関区 1980.2.17
EF1630 結局30号機を見たのはこの時が最初で最後でした。この頃既に24号機と27号機が廃車になっていました。
水上機関区 1980.2.17
ef1630meiban 30号機のナンバープレートと製造及び改造銘板。上がEF16改造の大宮工場のもの。下が三菱の製造銘板。製造No.は三菱重工のものとなっています。
水上機関区 1980.2.17
ef5829-ef1630 4つのワイパーがご愛敬です。
「1月というのにスキー場のメッカはこのとおり雪がまったくない状態。この先の大カーブもとても広々としていました。」(EF5829さん)
撮影:EF5829さん  3670レ EF1630+EF15163 越後中里―岩原スキー場前 1980.1.6
ohno-ef1630 側窓変形機EF5835と重連でスキー臨を牽く。
撮影:ohnoさん  土樽―越後中里 1980.2.11
 EF16 31〔水上〕 旧EF15 25
EF1626+31 水上機関区検修庫に集う26号機と31号機。こうして並ぶと31号機の車体断面が低いことが良く分かります。また。同機は正面扉の右横に手すりが増設されています。
 
※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 正面扉横手すり ジャンパ連結器台座 前燈取付位置原形 手動式ワイパー取付跡 前燈小
水上機関区 1980.5.3
製造:S23.4.27
三菱電機・三菱重工
No.577/345
使用開始:S23.5.24
EF16改造:S33.3.31
国鉄大宮工場
廃車:S55.6.6

移動:
S23.5.18 国府津
S24.3.31 長岡第二
S53.10.2 水上
S55.5.17 1休指定
S55.6.6  工車165号により廃車
最終走行:
S55.5 2,685,427km

記事:
●S23.12.15〜24.2.26 日立:
整備改造
パンタグラフPS14に取替
●S26.3.30〜4.7 大宮甲修:雪掻車電燈用電源取入口取付
●S30.3.18〜3.26 大宮臨修:レール撒水装置取付
●S33.2.13〜3.1 大宮丙修:EF16改造・前燈整備・避雷器増設・避雷器箱鉄製に取替
●S36.2.25〜3.7 大宮臨修:ブレーキ装置EL6A→EL14ASに改造
●S38.1.26 区修:デフロスター取付・自動窓拭器取付
●S39.11.16〜11.26 大宮甲修:標識燈埋込改造・標識燈に赤円板取付
●S42.12.12〜12.20 大宮全検:先輪軸受コロ式に改造
●S47.4.14〜4.27 大宮全検:避雷器LA15に取替
EF1631 水上機関区の庫内で休息する同機のプロフィール。手動式ワイパーの基部の突起が確認できます。 正面扉の右横の手すりも良く分かります。これは長岡区に配置されていたEF15、EF16に共通する改造です。
水上機関区 1980.2.17
ef1631 同じく検修庫内で待機する同機。ところで、本機の尾燈のすぐ外側に丸い蓋みたいな物がありますが、これは29号機にも確認できます。両機とも履歴を見ると「雪掻車電燈用電源取入口取付」の記事があるので、おそらくその可能性が高いと思われます。
EF16の排雪列車がいつ頃まで見られたのか定かではありませんが、少なくともDD14やDD15が登場する昭和36年(1961年)ぐらいまではラッセル車を押す姿や場合によってはキマロキ編成を組む姿も拝めたのかも知れません。嗚呼…写真で良いから見てみたい!
水上機関区 1980.2.17
Nishino-EF1631 水上駅独特のアングルですね。左隣には懐かしい165系の姿も…。(「佐渡」でしょうか?)
なお、この写真の時点では30号機同様に本機も手動式ワイパーが前面窓下隅に残っているのが分かります。その後、ワイパー本体は取り外されましたが、取付の基部のみは残っています。
撮影:Y.NishinoさんY.Nishinoのホームページ)  水上 1975.8
yusha-EF1631 「水上を去る最後の一枚が、自分にとって唯一の31号機の写真となりました。(本当は、水上駅で一泊するつもりだったのですが…) 速いシャッターが切れず、かなりつらい写真になってしまいました。」(遊写さん)
撮影:遊写さん  3760レ 水上―石打 197911.3
ef5853-EF1631 「EF1631[水]+EF15139[長岡]。運用持ち替えにより長岡から転入した31号機。(この時点で長岡のカマは11と12の2両。さらにこのときは12が水上へ貸し出し中)」(EF5853さん)
う〜ん…。やっぱり16は格好いいですね〜。ほれぼれ。(*^_^*)
撮影:EF5853さん  6765レ 水上付近 1980.2.10
hiramatsu-EF1631 リンクでお世話になってますS.Hiramatsuさん撮影の上越線のスキー臨の先頭に立つ31号機です。
撮影:S.HiramatsuさんPassenger Cars Room  越後中里―越後湯沢 1979.1
nishimura-ef1631 下り「鳥海」の先頭に立ち水上駅構内で発車を待つ31号機とEF58。構内灯やゴハチの運転席の明かりの色が印象的ですね。カラー写真が当時の記憶を鮮明に蘇らせてくれます。
撮影:西村暢彦さん日本国有鉄道礼賛 801レ「鳥海」  水上 1980.3
satomi-ef1631 長岡運転所時代の31号機。ずんぐりとして見えるEF16(EF15)も、これぐらいの角度で見ると意外と車体が長い事が分かります。本機は昭和24年に長岡に配置されて以降、昭和53年に水上区のEF16休車に伴い同区に転属するまで、その生涯のほとんどを長岡区で過ごしています。

撮影:里見純一さん北総レール倶楽部  長岡運転所 1977.8
k53taka-EF1631 新津駅構内?にて憩うD51417〔会〕と31号機。31号機の前面窓はHゴム支持になっていますがワイパーはKW3D。少々分かりにくいですがよく見ると30号機同様窓の下隅に手動式ワイパーが残っているようです。

撮影:k53takaさん(新潟の蒸気機関車)   新津 1969.9.15

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