ELECTRIC LOCOMOTIVE EF15  EF16 28 細部 Vol.2

Last Update 2019.5.3

みなかみ町の道の駅に保存中のEF1628ですが、2019年4月に入り念願の再塗装が行なわれ、現役時代を彷彿させる姿に生まれ変わりました!

ネットで綺麗になった本機の画像を見て居てもたってもいられず、早速様子を見に行ってきましたので紹介したいと思います。例によって備忘録的な意味合いも大きいので適当にご覧ください。(^_^;)

ここに至る前に、2016年に「SLみなかみプロジェクト」のクラウドファンディングで水上機関区跡のD51745の再塗装が行なわれましたが、その際、第2目標だった本機の再塗装については目標達成できず、破損していた窓ガラスの修理が行なわれたのみでした。

それから約1年後の2018年12月、再度「SLみなかみプロジェクト」で本機の再塗装を目標としたクラウドファンディングが行なわれ、今度は無事に目標金額を達成され今回の再塗装が施工されました。

以前の状態は「EF1628 細部」をご覧頂ければと思いますが、現役時代とは似ても似つかぬ塗装や窓ガラスの破損、各部の錆など、屋根付きとは言え大分荒廃が進み、正直、このまま朽ちてゆくのかと思わされる状態でした。

それが今回、こんなに綺麗に生まれ変わった事は本当に嬉しい限りです。私も微力ながら協力させて頂きましたが、このような機会を与えてくれた「SLみなかみプロジェクト」の皆さんには感謝しかありません。

重箱の隅をつつけば現役時代とは色が異なる箇所や破損や欠損部分がそのままだったりと、完璧とは言えないかもしれませんが、現役当時の姿を偲ぶにはこれで充分。この姿がいつまでも保たれる事を願うばかりです。
(2019.5.3記)

※画像をクリックすると大きなものが表示されます。

 保存の概況
EF1628は現在、水上駅と諏訪橋大橋との中間点くらい、国道291号線脇にある「道の駅 みなかみ水紀行館」(群馬県利根郡水上町湯原1681-1)の駐車場の片隅に保存展示されています。水上駅からは車で5分、徒歩で25分くらいでしょうか。同所からは利根川を挟んで上越線の下り線を望むことができ、列車内からでもその姿をチラッと垣間見る事ができます。なお、休日は多くの車が駐車しており、本機のすぐ手前まで駐車スペースになっている為、車体全体を拝むことは難しいかも知れません。Youtubeに動画をアップしました。よろしかったら併せてご覧ください。
 2019年4月24日撮影(一部4月16日撮影)
置き場所は以前と変わらず、水紀行館の駐車場の片隅です。1エンドが左で手前の側面はL側です。

遠くから見ても一見して以前と印象が大分違います。塗装に併せて本機の周辺も樹木の撤去などがされてすっきりとしています。
本機を覆う錆だらけだった屋根部分も塗装が施され美しくなりました。
絵入りで存在感のあった保存の経緯をあらわす大きな案内板は丸ごと撤去され、文字だけの小さな物が本機の脇に新たに設置されています。

こちらは2エンドL側(4位側)です。
同じく2エンドL側(4位側)です。この雰囲気は正に現役時の姿そのものです。

ピカピカの塗装で気づきにくいですが、よく見ると側面のエアフィルタの下部が腐食で穴が開いていたりと、以前の状態と比較すると各部の傷みは残念ながら徐々に進行している模様です。
例によって柱を避けながら色々なアングルで。(^_^;)

相変わらず撮影には屋根の柱が少々うるさくはありますが、そのおかげでこうして今でも綺麗な姿を見られる事を思えば文句は言えません。(^_^;)
割れていた右から2番目の第4側窓のガラスが修理されています。
パンタ関節部の赤色など、現役時に近い塗装が施されているのが見て取れます。パッと見で気になるのは本来灰色のはずの避雷器カバーが黒く塗られている点でしょうか。
とは言え現状でも現役時の姿を充分偲ぶ事ができます。再塗装前の同一アングルの写真と見比べると、塗装によってこうも印象が変わるものかと驚かされます。
顔に柱が掛からないアングルはどうしても正面かサイド寄りになってしまいます。側窓の中央が無いのが種車のEF15一次形原形が残った物。

綺麗になっだぶん、側面ナンバープレートと製造銘板が無いのが何とも残念。今回の再塗装で以前は見られたその痕跡もすっかり消えてしまいました。
同じく2エンドL側(4位側)正面です。

こちら側のナンバープレートは木製の代替品が取り付けられていましたが、朽ちていた為か外されています。
全部で4箇所あるWP50ワイパーのうち、こちら側の機関士側(右側)のみ壊れずに残っています。
同じく2エンドL側(4位側)正面をやや長めの画角で。現役時代のほぼ同じアングルの同一エンドの写真と比べても違和感はありません。(^_^)

汽笛カバーを良く見ると中にあるべき汽笛が欠落しています。(T_T)
同じく2エンドL側(4位側)。

白く塗られていた前面窓のHゴムも黒く復元されています。白ペンキを落としたのか黒く塗ったのか分かりませんが、それだけで顔の表情が全然違います。
前面のブレーキ管のコックと接合部はなぜか銀色に塗られています。
2エンド正面です。こちら側の前燈LP402形のレンズは健在です。

雪かき器上端の欠き取りは一次形のデッキステップの干渉を避ける為のもので、それ以前は雪かき器の取付時にはデッキステップの下部を取り外して対応していました。
2エンドR側(3位側)です。このアングルはすぐ後ろに木があって引きが取れません。

この写真は4月16日の撮影で、実はこの日にも一通り本機を撮影したのですが、天気が良すぎてかえって影が出たり逆光だったりで光線状態が悪く今一つ。
そこで、曇りの日を狙って翌週リベンジしたのですが、このアングルを撮り損ねました。(^_^;)
L側の側面です。避雷器の黒色が目立ちます。
離れて見ると屋根上の塗装具合が分かります。どうやら屋根上全体は汽笛カバーも含めてぶどう色で、抵抗器室カバー上のガーランドベンチレータが黒、本来赤のパンタグラフの引き込み母線も黒く塗られています。
大宮工場晩年の黒色屋根仕様でなければ、ベンチレータや前燈もぶどう色ですね。
1エンドL側(2位側)です。塗装の艶でかえって車体表面の凸凹具合が目立ちます。でも、現役末期からこんな感じでした。

破損していた左の助士席側の前面窓と前面扉の窓ガラスが修理されています。
こちらのエンドは唯一当時のナンバープレートが現存しています。
同じく1エンドL側(2位側)です。

なぜかナンバープレートには色が塗られておらず、以前の妙な車体色のままで少々浮いています。

こちら側も汽笛は欠損、ブレーキ管の接合部が銀色に塗られています。
同じく1エンドL側(2位側)です。

WP50ワイパーは左右共に壊れてしまっています。
こちら側の雪かき器は中央左の取付座との接合部あたりから以前には無かった亀裂が入っているのが少々気になります。
1エンド正面です。左が1位、右が2位です。

正面から見ると前燈のレンズ無しはそれほど気になりません。その分?汽笛カバーの中ががらんどうなのが目立ちます。

このアングルで見ると本当に現役当時と見紛うほどです。
1エンドR側です。(1位側)

前燈のLP402にレンズを付けてあげたいですね。
同じく1エンドR側です。(1位側)

以前ガラスが欠損していた左の前面窓のHゴムの劣化が激しいです。新たに取り付けられたガラスもHゴムの裏側に取り付けられている様で、右の前面窓と比べると若干車体から奥まっています。
1エンドL側です。(2位側)

広角で仰ぎ見ると、かつての逞しい息吹が蘇ってきます。柱は見ない事に…。屋根上の汽笛カバーがぶどう色です。

現役当時からでしたが車体中央部が結構垂下しているのが分かります。
同じく1エンドL側(2位側)です。

仕業札挿に入った「水」の区名札も懐かしい!銀色に塗られていた窓枠類も車体と同色になっています。

この姿は本当に現役時代を彷彿させます。
同じく1エンドL側(2位側)です。

こちら側も車体に柱が掛からないアングルを狙うとどうしてもサイド寄りになってしまいます。

広角気味なのでズングリしたイメージのEF16(EF15)がスマートに見えます。
同じく1エンドL側(2位側)です。

空気管のコックなど要所要所が白ではなく銀で塗られています。なぜかオイラー(油壷)も銀色に。(^_^;)
ほぼ同一アングルの以前の写真と比べると、左手前にあった本機の案内看板が撤去されているのが分かります。
同じく1エンドL側(2位側)です。

ホントはこれぐらいの画角で撮影したいところですが、どうしても柱が掛かってしまいます。

艶のある車体に比べて足回りなどの黒色は艶消しで落ち着いた印象です。
同じく1エンドL側(2位側)です。

堂々とした姿は、かつて僚友EF15やEF58を従えて、上越国境を越えていた日々を思い起こさせます。
2エンドのL側です。

手前には本機についての案内板が新たに設置されています。
デッキの昇降ステップ部に掲げられた注意看板が無粋ではありますが、時代を考えれば仕方無いところですね。
新設された案内板。

内容は以前の絵入り看板の上げ上げの内容に比べて至って普通。博物館的な無難な紹介文となっています。
前のも味があって良かったですが、今回はきちんと水上〜石打間の補機として使用された旨が記載されています。
2エンドのL側です。

ここだけ見るとまるで全検出場したての様です。銀色に塗られたエンドプレートが良いアクセント。

車体の近くに寄ると、塗りたてのペンキの香りがまだ漂っていました。
2エンドL側の前寄り(4位側)の側面エアフィルターの下部は、腐食が進行して穴が開いた状態のまま塗装されていました。

これを見ると残念ながら車体各部の腐食部分の修理までは今回は行なわれていない模様です。
L側の2エンド寄り(4位側)のエアータンクと2エンド台車。

エアータンクのコックと釣り合いバリ可動部のオイラー(油壷)が銀色に塗られています。コック類は塗るのであれば白でしょうね。現役時代のEF16は黒のままだったと思います。オイラーへの色差しは見た事ないですね。
1エンドのL側(2位側)です。

艶のある塗装が目に眩しいです。こちらも銀に塗られたエンドプレートが良いアクセントになっています。
1エンドのL側(2位側)の運転席側窓付近。

銀色に塗られていた木製の可動窓枠もぶどう色になり、すっかり落ち着いた装いになりました。

こちら側は本機独特の少し左右に離れた札差しも健在です。
L側の1エンド寄り(2位側)のエアータンクと1エンド台車。

台車の細部もしっかり塗装が施されています。エアータンク左の空気管のコックが白ではなく銀なのが惜しい!エアータンクのコック、釣り合いバリ可動部のオイラー(油壷)もやはり銀色に塗られています。
1エンドのL側(2位側)の側面エアーフィルター。

こちらは綺麗な状態に見えます。
1エンドのL側(2位側)です。

迫力ある山男のプロフィール。
1エンドのR側(1位側)です。

凸凹の車体が長年の風雪に耐えた歴史を感じさせます。このR側のエンドプレートは1エンド、2エンド共に残念ながら欠損しています。
ガラスが割れていた左側前面窓のHゴムの劣化が激しいです。
1エンドのR側(1位側)です。

1エンド1位側(向かって左)にはかつて取り付けられていた重連用ジャンパ栓受けの取付台座が残っています。
1エンド側の前端梁と連結器。

ブレーキ管のコック部分と連結部がアクセントで?銀色に塗られています。雪かき器の亀裂が気になります。
1エンド側第2軸の主電動機銘板です。R側から(1位側)から覗いたところですが、すっかり黒く塗り潰されてしまいました。

かろうじて下のプレートにMT41を表すであろう「41」の刻印が確認できました。
1エンドR側から(1位側)から覗いた下回り部分。

L側同様、このR側もエアータンクのコックと釣り合いバリの支点部分へオイルを送るオイラー(油壷)が銀色に塗られています。
1エンド側の手前には、以前は赤丸の付近に例のEF16が何重連にも連なった絵入りの看板が設置されていましたが、すっかり更地になっています。
1エンドL側(2位側)側面。

本機を覆う屋根部分の手前の梁がかなり変形しています。おそらく雪の重みでこうなったんだと思われますが、強度的に大丈夫なのか少々気になります。
2エンドL側(4位側)側面。
2エンドR側(3位側)。

無破損で残る前燈LP402とワイパーWP50が嬉しい。
外された前面のナンバープレート跡には取付用のネジ穴が開いたままになっています。おそらくお披露目までに何かしら取り付けられるかと思います。
2エンドR側(3位側)。

唯一壊れずに残るWP50ワイパー。
このまま壊れずに残っていて欲しいです。
同じく2エンドR側(3位側)。

2エンド側の重連用ジャンパ栓受けの取付台座は向かって右の3位側にあります。
デッキの前端の形状は三菱製EF15一次形独自の形状です。
取外し式のデッキステップ下部はボルトで継がれています。
同じく2エンドR側(3位側)。

重連用ジャンパ栓受けの取付台座のアップ。下にあるのは転動防止の手歯止め掛けです。
2エンド側の前端梁と連結器。

1エンド側と同じくブレーキ管のコック部分と連結部がアクセントで?銀色に塗られています。
2エンドR側(3位側)。

外されたナンバープレートの取り付け跡が目立ちます。あるべき所にあるべき物が無いとやはり寂しいですね。側面と合わせて何か取り付けて欲しいところです。
こちら側の運転席側窓下の区名札挿と仕業札挿は残念ながら欠損しています。
2エンドR側のデッキ部。

ものすごい存在感のデッキステップの注意看板。子供でなくてもこのようなステップがあれば絶対に登りたくなるでしょうから、今の時代、安全対策上仕方ないでしょうね。

良い子のみんなは守りましょう。
R側側面中央部です。手前の第2側窓の割れていたガラスも修理されています。
こちらの側面は、南側で絶えず太陽光にさらされているせいか塗装がかなり荒れていましたが、随分綺麗になりました。
反面、ナンバープレートや製造銘板の取り付けてあった痕跡がすっかり消えてしまいました。
同じくR側側面中央部です。

これも4月16日の撮影分です。晴れるとこんな感じで太陽光が当たります。外板の溶接跡や剥がれた塗装の上に再塗装した様子が良く分かります。
R側の1エンド寄りの枕バリ付近。

これも16日の撮影です。この1エンドR側の枕バリ端面のみ、車体をクレーンやジャッキで持ち上げる際に使用する穴を塞ぐカバーが無くなりぽっかりと穴が見えています。
R側の1位寄りから見た1エンド台車。

複雑な構造の台車の内部までしっかりと黒色で塗られています。

下回りを覗くとペンキの匂いがまだまだ強く香っていました。
R側の1位寄りの枕バリ付近。

車体の台枠下面までしっかりと塗装されているのが分かります。在姿状態での塗装作業でよくぞここまで塗れたものだと感心します。、
1エンドL側(2位側)です。

ナンバープレートと区名札、エンドプレートの三点セット。
2エンドL側(2位側)の雪かき器の排障器。
L側の2エンド寄り(4位側)のエアータンクに付くコック。 再び1エンドL側(2位側)です。

本機のすぐ脇まで駐車スペースになっています。タイミングによっては撮影などは難しくなるかも知れません。

ちなみに平日の午前中でこんな感じです。
同じく1エンドL側(2位側)です。

EF1628の顔の先には上越線の下り線が望めます。
1エンドのデッキ周りです。

雪かき器の中央左の取付座との接合部あたりから結構大きく縦に亀裂が入っています。良く見ると右側の同じ個所の塗装も浮いている様なので、内部で錆が進行しているのかも知れません。ちなみに2エンド側にはこの状態は見られません。
1エンドR側(1位側)の先端。

雪かき器の亀裂はこちら側から見ると目立ちません。前端バリの下部に見える釣り合いバリ状の2枚の鋼板は連結器の緩衝器受けの一部で前端バリの側面にボルトで固定されています。
ボルトで締結されたデッキステップ下部の様子が分かります。
再び2エンドL側(4位側)です。

水上機関区で出区を待つ姿が思い出されます。
同じく2エンドL側(4位側)。

右側のこぶしの木にはまだ少し花が残っていました。本機の保存場所は晴れると終日南(右側)から陽が差し、L側は逆光状態になるのと屋根の影が車体に落ち明暗差が激しく撮影には正直向きません。
ちなみに晴れるとこんな具合です。
同じく2エンドL側(4位側)。

第2台車のL側前部を真横から。案内板が被っちゃいます。
ブレーキシリンダーの右に見える釣り合いバリの支点にオイルを送る丸いオイラーが銀色に塗られています。そのすぐ脇の四角いタイプのオイラーは黒いままです。
同じく2エンドL側(4位側)。

釣り合いバリを介したバネ装置や引き棒を用いたブレーキ装置など、メカニカルな構造が旧形電機の魅力です。
L側の台車連結部。

2エンド側の中間連結横梁にATS車上子が取り付けられています。
L側の1エンド台車と2位側エアータンク。

板バネと釣り合いバリを組み合わせた台車が美しいです。
L側の1エンド側枕バリ部。

台車表面の細い配管は砂撒き用の空気管です。
同じくL側で2位側エアータンクの配管部分です。 1エンドL側(2位側)の下回り。

ブレーキシリンダーの左に2つ並んだ四角いタイプのオイラーはやはり銀色に塗られていません。(^_^;)
エンドプレートの横にうっすらとATS-Sを示す「S」の標記が浮かんでいます。こうした標記類も復元してあげたですね。標記があると車両が更に生き生きします。
1エンドL側(2位側)。

端正な横顔がカッコいい。今にも走り出しそうな姿です。デッキ付の旧形電機として最後に登場したEF15は、その完成形と言えるでしょう。
正面扉とデッキ部を結ぶ渡り板もきちんと黒く塗られています。
2エンドL側(4位側)。

銀色に塗られたパンタグラフに赤の色差しが映えます。避雷器が黒いのがちょっと残念。
同じく2エンドL側(4位側)。

戦後の混乱期から高度経済成長期を支えた自信に満ちた面構え。
2エンドL側(4位側)の運転席側窓。
助士席側の運転席側窓が一枚引き戸なのは省形電機から受け継がれた初期のEF15の特徴で、全周に渡って同じ奥行の水切りは三菱製の初期のEF15に見られる特徴です。水切りの縦部分の段差は短かった原形を延長した継ぎ目です。
水切りの右側部分の変形が激しいです。
1エンドL側(2位側)。

運転席側の側窓は2枚構造の引き戸で助士席側よりも窓の幅も広くなっています。

助士席側同様、水切りの縦部分の段差は短かった原形を延長した継ぎ目です。
2エンドL側前寄り(4位側)の側面フィルターアップです。

これ以上腐食が進行しませんように…。
2エンドL側(4位側)のエンドプレートです。
左脇にはやはりATS-Sを表す「S」の表記が浮かんでいます。

車体の右側(2エンド前面左裾)が少々へこんでいるのが分かります。おそらく現役時代からあった物だと思いますがピカピカの塗装で目立っています。
2エンドL側(4位側)。

最後はちょっと長めのレンズで。
かつて水上機関区で仲間と共に佇んでいた姿が甦ります。

駐車場にポツンと置かれた本機が少々場違いな印象です。
ここよりEF16と縁深い水上機関区跡の方が保存場所としてふさわしいのでは?とも思いますが、この場でひっそり過ごすのもEF16らしいと言えるかもしれません。
左にある建屋は足湯施設で、平日でしたが結構な数の観光客が楽しんでいました。
道の駅、施設側から駐車場を望む。

広々とした駐車場に置かれた本機の存在感が何とも言えません。

曇天の平日の午前中でこうなので、休日だと駐車スペースはかなりの車で埋まるかと思います。


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