ELECTRIC LOCOMOTIVE EF58  Vol.2
EF58 11〜20

Last Update 2016.10.6

Index EF5811 EF5812 EF5813 EF5814 EF5815 EF5816 EF5817 EF5818 EF5819 EF5820

 旧EF58からの改装機(1〜31号機) その2
 
この旧車体からの改装機は、改装された時期により大窓、小窓など様々な形態の物がありました。改装は製造番号順に行われたのではないので、大窓小窓が各番号にバラバラに散っています。

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。

 EF58 11〔東京〕
EF5811 昭和55年頃、東京区には11、12、14の若番が配置されていました。それらは、前面窓のHゴム化こそされていましたが、前面窓下の手すり、前面のステップが未取付、側扉横の昇降段の欠き取りがされていないなど、原形を残した箇所も多くありました。(これらは製造時には全機未取付。)なお、側昇降段は欠き取り施工機も段数は同じですが、その取付位置が原形とは違っています。同機も10号機と同じく最初の改装グループで、新製車の第2次形に準じたスタイルで登場しています。 こちらは2エンド側。
沼津 1979.9.27
製造年月日:S23.7.10
製造:三菱電機・三菱重工
改装年月日:S28.1.6
改装:日立製作所
廃車:S57.12.23〔東京〕
EF5811 沼津機関区で点検ピットで休憩中。上の写真と同じ日に撮ったものです。時系列的にはこちらの方が前になります。
前年12月の全検からまだ10か月程度ですが帯の痛みが激しいですね。帯の取り付け部の車体周辺も腐食が進んでいるのか錆が流れています。こうした車体に取り付けた飾り帯は、ゴハチに限らず他の電機や客車(24系25形など)でもしばしば車体を傷める原因になってしまっています。
沼津機関区 1979.9.27
EF5811 同じく沼津機関区点検ピットに留置中。こちらが1エンドです。本機は製造は三菱なので足回りはの特徴はそれに準じ、前端梁の先台車泥除けは分割式、枕バリの端面は逆台形ですが、改装後の車体は日立製なので車体オデコの形状は日立の直線的なスタイルとなっています。
沼津機関区 1979.9.27
81系お座敷を牽いて田町を行く。京浜東北が被るギリギリのタイミングで抜けたようです。(^^;) 東京区のゴハチは大きな定期仕業は無く、臨時列車の牽引が主な仕業でした。同機は10号機と共に旧EF58からの最初の改装機です。

※可動雪かき器取付座なし 改装時大窓 前面手すりなし 前面ステップなし
 昇降段欠き取りなし

列番不明  田町 1981
上の列車の東京からの折り返しですね。
この区間は今も30年前と変わらぬ雰囲気を持っていますね。走る車両はすっかり様変わりしていますが…。変わらないのは185系ぐらいですか。

列番不明  田町 1981
大垣夜行折り返しの東海道始発321M車内より撮影した11号機牽引のブルトレです。
撮影ポイントは保土ヶ谷を出た先の直線区間で、定時なら丁度「出雲2号・紀伊」とのすれ違いです。
東京区の11号機牽引なので今までずっと団臨かと思ってましたが、夏休みの遠征時なので乗車列車は間違いないはずなので、どうやら「出雲2号・紀伊」の可能性が高そうです。所定では2004レは浜松区の担当なので、かなり珍しいケースかも知れません。
2004レ「出雲2号・紀伊」?  321M車内より 保土ヶ谷―戸塚 1980.8.23
ef5853-Ef5811 EF5853さん撮影の「寝台列車で行く日本全国一周の旅」号を牽く11号機。
撮影:EF5853さん  EF5811[東]+25系ハネ7連[大ムコ] 9501レ 駒込―田端 1982.6.7
6348-EF5811 原形大窓時代の11号機が牽く荷レ。昭和50年2月に広島から宇都宮に転属、その後同年8月に東京区に再度転属し、翌51年12月に前面窓のHゴム化が行われた同機の貴重な東京区時代の大窓姿です。エアフィルタ以外はほぼ原形というすっきりした姿が印象的です。
撮影:6348レさん  多分荷38レ 早川 1976
H-yamaguchi-ef5811 20系10連の団臨を牽く11号機。やはり20系とゴハチはよく似合いますね。
余談ですが20系は何と言っても三本帯に限ります。(^^;)
撮影:山口裕志さん  鶯谷 1981.8.31
ef5852-ef5811 「1982年12月31日から、週末臨ながら東京機関区所属のEF58に踊り子ヘットマ―ク付き運用が設定されましたが、11号機はこの花形運用に充当されることなく一足先に廃車になってしまいました。」(EF5852さん)
撮影:EF5852さん   藤枝―島田 1982.10.24
c11204-ef5811 50系客車の新製回送を牽く11号機。この50系も登場時、新時代の客車として活躍が期待されましたが、客レ自体が減少していくなか目立った活躍も無く消えていってしまいました。
撮影:C11204さん  小田原 1978.3
shizuhata-ef5811 大窓、宇都宮時代の貴重な姿。同機が宇都宮運転所に所属したのはわずか半年でした。
撮影:しずはたさん  矢板付近? 1975.8
bin-ef5811 こちらもBINさん撮影の東京区転属後の大窓時代の姿です。やはり原形大窓姿は美しいです。同機のヒゲは晩年かなり傷んだ印象でしたが、この頃から既に状態が悪いですね。
撮影:BINさん  荷38レ  新鶴見 1976.10.11
 EF58 12〔東京〕
EF5812 vol.1 上の11号機と同様に多くの原形箇所を残す12号機。同機も最初の改装グループで、新製車の第2次型に準じたスタイルで登場しています。
ところで、当時東京区のゴハチは誘導踏段の側面を白く塗ってあり、すぐに判別できました。(同区のEF15も同様。)

※可動雪かき器取付座なし 前面手すりなし 前面ステップなし 昇降段欠き取りなし
品川 1981
製造年月日:S23.8.23
製造:三菱電機・三菱重工
改装年月日:S28.1.25
改装:川崎車輌・川崎重工
廃車:S59.10.1〔東京〕
東京区のゴハチの数少ない定期運用だった品川から尾久への回客の先頭に立つ。今日のお供はスユニ50でしょうか?
回1940レ  田町 1980.3.18
morita-EF5812 こちらは森田さん撮影の12号機。長編成の14系(座)を牽く姿が魅力的です。
撮影:森田さん  山崎付近 1980頃
JZA70-EF5812 最後のゴハチ牽引の特急列車、臨時の「踊り子」を牽引する12号機。特急列車のヘッドマークが付いた姿には風格が漂います。
撮影:JZA70さん  根府川―早川 1984.9
to198403-EF5812 「12牽引の「踊り子」です。窓下手すりなし、正面ステップなし、側昇降階段切り欠きなし、など何故か12に残った流線型オリジナルゴハチの特徴及び元デッキ型を最期まで伝えた外から見える前輪軸がご確認いただけるかと思います。」(To198403さん)
撮影:To198403さん  東戸塚付近 1984.1
morishige-EF5812b Mr.スリムさんがかつての撮影仲間であるMorishigeさんからネガを借り、HM付きEF58をスキャンして送って下さいました。新幹線博多開業前の最後のゴハチ黄金期の姿です。50.3改正後もゴハチの寝台特急牽引は継続されましたが、HM取付が廃止されています。
撮影:Morishigeさん  「あかつき」と「雷鳥」  大阪 1973.8頃
morishige-EF5812 こちらも同じくMorishigeさん撮影の「彗星」を牽く原形大窓も美しい12号機です。
撮影:Morishigeさん  「彗星」  岡山 1973.8頃
morishige-EF5812c こちらも同じくMorishigeさん撮影の「彗星」です。この頃の寝台特急は正に全盛期で、山陽筋では583系も合わせれば「彗星」×2、「あかつき」×3、「明星」×6と現在の衰退ぶりからは信じられない情勢でした。
撮影:Morishigeさん 下関 1974.8.17
kumoyuni143-EF5812 こちらはクモユニ143さんが撮影した「サロンカーなにわ」が初上京したときの姿です。
撮影:クモユニ143さん 9002レ 撮影地不明 1983.9.24(ち**ん様、ご教授ありがとうございました。)
Tc153-501-EF5812 「東海道貨物線を行く成田臨。荷32レを先行するように運転されていました。」(Tc153−501さん)
撮影:Tc153−501さん 国府津 1984年?
Tc153-501-EF5812b 品川運転所に残った81系お座敷を牽く12号機。
撮影:Tc153−501さん 小田原 1983年?
ohno-ef5812 尾久〜品川の小回送。後ろは81系お座敷でしょうか?帯の入り方から少なくともシナ座では無さそうですが。
撮影:ohnoさん  回1941レ  神田 1980.5.29
H-yamaguchi-ef5812 81系お座敷(シナ座)を牽き、名所、白糸川橋梁を行く。
撮影:山口裕志さん  根府川―真鶴 1981.11.14
ef5852-ef5812 本来浜松区の担当する荷物列車運用ですが、代替機として東京区所属の12号機が充当されました。」(EF5852さん)
撮影:EF5852さん   浜松 1984.1
shizuhata-ef5812 12系で組成された臨時急行を牽き早朝の東北本線を行く宇都宮時代の12号機。原形大窓姿が美しいですね。
撮影:しずはたさん   川口 1975.8
 EF58 13〔広島〕
6348-EF5813 6348レさん撮影の、その名の由来となった6348レを牽く13号機。(ややこしい…)(^^;)
同機は改装機の第6グループで、新製車の第5次型に準じたスタイルで登場しています。11号機などと同じく前面手すり、前面ステップが無く、側昇降段の欠き取りがされていない13号機。同機は前面窓も原形小窓ですが、パンタは広島区の58の特徴でもあったPS22Bに、ワイパーは左右ともWP50に換装されています。連結器解放テコは8号機や26号機と同じく幅広の物ですが、若干幅が狭いものとなっています。
撮影:6348レさん  早川 1980.6.13 
製造年月日:S23.9.7
製造:三菱電機・三菱重工
改装年月日:S29.8.14
改装:川崎車輌・川崎重工
廃車:S55.12.26〔広島〕
ef5853-EF5813 こちらはEF5853さん撮影の山崎の大カーブを行く「明星4号」の回送です。

※可動雪かき器取付座なし 連結器解放テコ幅広 原形小窓 前面手すりなし 前面ステップなし 昇降段欠き取りなし PS22Bパンタグラフ
撮影:EF5853さん  回26レ  山崎ー高槻 1979.3.26
ohno-ef5813 「早起きして8101レを東京まで撮りに行きました。この頃は広島区の機関車が上京するとかなりの人が集まり、この日も13号機が珍しいのか、朝早くから東京駅には20人近い人が撮影に来ていたと思います。 」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  回8101レ  有楽町 1980.6.14
minamifuna-ef5813 すっかり褪せてしまった塗装が状況を物語ります。履歴ではこの写真が撮られた数日前に廃車となっており、解体を待つ哀れな姿。
「広島機関区で許可を得て撮影したEF5813号機です。既に二休の札が入れられ、錆びた車軸とあいまって何とも悲しげな顔付きだったのを覚えています。」(南フナさん)
撮影:南フナさん   広島運転所 1980.12.29
sugi-EF5813 新車の輝きを放つ24系25形の先頭に立つ原形パンタ、ワイパー時代の姿。本機の車体は川崎車両製の為、丸っこいオデコが目立ちます。
「早朝、やっと明るくなり、絞り全開、シャッタースピード1/250で捉えることができました。」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん  34レ「あかつき3号・明星4号」  住吉―摂津本山 1975.3.16
 EF58 14〔東京〕
EF5814 こちらも上の11,12号機と同じ形態の東京区の14号機。後ろは品川の81系お座敷です。同機は改装機の第9グループで、新製車の第6・第7次型のPS14パンタ装備車に準じたスタイルで登場しており、前灯は最初から250ワットのLP402型で側面の昇降手すりも短縮されています。

※可動雪かき器取付座なし 改装時小窓 前面手すりなし 前面ステップなし
 昇降段欠き取りなし

品川 1980.9.23
製造年月日:S23.3.31
製造:東芝車輌
改装年月日:S31.8.19
改装:日立製作所
廃車:S59.5.2〔東京〕
EF5814 本機は11、12号機と共に昭和50年に広島から宇都宮に転じ、翌51年に東京区に転属しています。広島時代の特徴とも言える、前面の手すり、及びステップが未取り付け、側面の屋根昇降段の欠き取りも未施工です。
品川 1980.9.23
EF5814 雨に煙る東海道を単機で軽やかに行く。正面から見ると剥き出しの先輪が強調されます。ワイパーが機関士側のWP50と助士側のWP35で大きさが異なるのが分かります。
旧車体からの改装機の先台車の前端梁は、18号機を除き可動式雪かき器取付に対応した物に交換されていますが(鋳鋼製台車の28〜30は端梁自体未取り付け)、施工が大がかりになる為か、最終的に可動式雪かき器を装備したのは7号機のみでした。
下り単回    大井町―大森 1979.11.4
ef5853-EF5814 EF5853さん撮影の新1号編成試運転を牽く14号機の勇姿。14号機も心なしか得意げに見えます。
撮影:EF5853さん  試6962レ(?)  大崎 1983.3.18
Mr.slim-EF5814 すっかりお馴染みのMr.スリムさんが九州のSL撮影の帰りに撮影された14号機の広島区時代の姿です。すっきりした前面に原形小窓が良く似合います。
撮影:Mr.スリムさんMr.スリムの道楽部屋  大阪 1974.8.25
daytona-EF5814 東京区では比較的地味な存在だった14号機ですが、末期にはゴハチ最後の特急「踊り子」の先頭にも立ち、有終の美を飾りました。
撮影:DAYTONAさん  保土ヶ谷―東戸塚 1984
Tc153-501-EF5814 こちらも上のEF5853さんの写真と同様、新1号編成試運転を牽く同機の姿です。
撮影:Tc153−501さん  試6962レ 茅ヶ崎付近 1983.3.18
H-yamaguchi-ef5814 20系団臨の先頭に立つ14号機。20系「銀河」を東京区の14号機が牽いているかに見えますが、この頃は既に「銀河」はEF65PF牽引に変わっています。
撮影:山口裕志さん  田町 1981.9.7
ohno-ef5814 浜松区のEF58の台検を東京区で行なっていた関係で、代わりに東京区のカマが浜松の運用に入ることがありました。ohno さんによると月に2,3回はあったそうです。荷38レの先頭に立つ14号機。
撮影:ohnoさん  荷38レ 保土ヶ谷 1978.1.16
ef5852-ef5814 「当時の東京区には11、12、14の若番トリオが配置されていましたが、形態的にほとんど相違点がなかったので至近距離からナンバープレートで識別するしかなかったという記憶があります。」(EF5852さん)
撮影:EF5852さん   藤枝―島田 1983.10.1
 EF58 15〔広島〕
nishizaki-EF5815 日頃リンクでお世話になっています、「鉄道と旅の博物館」の西嵜さんに許可を頂きまして、氏のHPより貴重な写真を転載させていただきました。同機は改装機の第6グループで、新製車の第5次型に準じたスタイルで登場しています。特徴は原形小窓に左右一体型ひさしのスタイルに、前面手すり、前面ステップが無く、側面の昇降段が未欠き取り。この写真の時点では、同機のパンタグラフはPS14Aですが、その後PS22Bに換装されています。
撮影:西嵜浩二さん(鉄道と旅の博物館)  大阪 1976.3.19
製造年月日:S22.7.11
製造:東芝車輌
改装年月日:S39.7.20
改装:東京芝浦電気
廃車:S54.11.9〔広島〕
hyon-kun-EF5815 「あかつき52号」を牽引して姫路駅4番ホームに入線する15号機。
原形小窓に手すりもステップもない姿が非常にすっきりした印象です。

※可動雪かき器取付座なし 左右一体型ひさし 改装時小窓 前面手すりなし 前面ステップなし 昇降段欠き取りなし PS22B
撮影:ひょん君さん  8042レ「あかつき52号」 姫路 1979.8.15
ohno-ef5815a 「15号機も自分にとっては縁が薄い機関車でした。荷37レの本務機や6348レ等で何度か確認しましたが、撮影できたのは20号機と同じく大阪駅のみです。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  「あかつき52号」 大阪 1979.8.15
ohno-ef5815b 一体形ひさしのアップ。中央の補強板の形状が良く分かります。
撮影:ohnoさん  「あかつき52号」 大阪 1979.8.15
ef5831-ef5815
24系25形の「明星」もしくは「彗星」の先頭に立ち山崎のカーブを行く。
撮影:EF5831さん   山崎―高槻 1978.8.7
kitamura-ef5815 24系25形の「安芸」を牽き早朝の大阪に到着する15号機。
「安芸」が20系から25形になったのが1977年9月1日ですが翌年10月1日に列車自体が廃止されており、この光景も1年という短期間でした。
撮影:kitamuraさん   1002レ「安芸」  大阪 撮影年月日不明
sugi-EF5815 「雲仙2号」を牽き山陽本線を行く一体庇取付前の15号機です。原形小窓、原形ワイパー、PS14パンタに雪かき器取付座の無い先輪剥き出しスタイル。さらに前面ステップ、前面手すり、側面昇降段欠き取りも無く非常にスッキリした姿。塗装や避雷器など細部を除けば新EF58初期の小窓スタイル原形に非常に近いと言えましょう。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん  204レ「雲仙2号」  摂津本山―芦屋 1974.12.22.
sugi-EF5815 同じく水切り時代の同機が牽くオールパレットの近代的な荷物列車です。
「15号機とも縁があり何度も出会いました。この荷物列車は広島区担当のオールパレット車で、この地点を14:32に通過します。日曜日や夏休みには、自転車で5分のこの地点へ何度も通ったのを今でもおぼえてます。 」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   荷1032レ  住吉―摂津本山 1975.6.22
sugi-EF5815 同じく水切り時代の同機が牽くオールパレットの荷物列車です。車体にまとわりつくスチームがいかにも冬のゴハチらしくて良い感じです。しかし、このSGが無ければ後ろに連なるパレット車からまるで貨物列車に見えちゃいますね。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   荷1032レ  大阪 1976.1.15
 EF58 16〔広島〕
6348-EF5816 31号機と共に改装機の第4グループで、新製車の第4次型に準じたスタイルですが、水切りは準備工事で登場しています。原形大窓に広島区独自の一体型ひさし、PS22Bパンタという個性的な形態。同機も11,12号機などと同様、側面昇降段の欠き取り、前面手すり、前面ステップがありません。側面の昇降手すりは短縮タイプです。なお、同機は改装当初、青3号に黄1号の帯と言う試験塗色でした。(今で言えばEF651059の様なものでしょうか)(試験塗装について
撮影:6348レさん  早川―根府川 1976(?)
製造年月日:S22.8.5
製造:東芝車輌
改装年月日:S29.3.30
改装:川崎車輌・川崎重工
廃車:S54.8.8〔広島〕
ef5853-EF5816 「彗星4号」回送を牽引する16号機。一体型ひさしが独特の表情です。後ろは24系25形です。

※可動雪かき器取付座なし 大窓 一体型ひさし 前面手すりなし 前面ステップなし 昇降段欠き取りなし PS22B 元試験塗装機
撮影:EF5853さん  回3004レ  山崎―高槻 1979.3.26
kk0630-EF5816 24系25形の先頭に立つ16号機。前面手すりのないすっきりした大窓に、一体型ひさしが不思議な感じです。
撮影:kk0630さん  大阪 1978?
Mr.slim-EF5816 こちらは左右一体型ひさしに改造される前の同機です。パンタグラフもやはりオリジナルのPS14Aです。前面手すりも無いこともあって、非常にすっきりした印象です。これだけアップだと、大窓の下辺部にもほんの少しRが付いているのが分かります。
撮影:Mr.スリムさんMr.スリムの道楽部屋 下り列車(列車名不明) 米原 1974.3.23
ohno-ef5816 上の写真と同じく一体ひさしに改造される前の同機の美しい姿です。
「確か1974〜75年?に東京機関区で撮影した、私にとって初めての広島区のゴハチです。この頃は東京機関区も快く入れてくれました。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  東京機関区 1974〜75年
ef5831-ef5816 夜の大阪で出発を待つ。一体ひさし、大窓、PS22B、欠き取りの無い側昇降段…は広島ガマの証です。また、このアングルで見ると、ゴハチの前面後退角が意外と急なのがお分かり頂けるかと思います。
撮影:EF5831さん   大阪 1977.3.29
EF5816 PS14パンタ、一体庇改造前の16号機の美しい姿です。オールパレット車編成だと荷物列車というより見た目はまるで貨物列車の様でちょっと不思議な雰囲気です。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   荷1032レ  住吉―摂津本山 1975.7.16
tanaka-EF5816 こちらは一体ひさしにPS22Bの16号機。登場間もないピカピカの24系25形の先頭に立つ。この頃は全盛期を過ぎたとは言え、東京や大阪周辺の駅には多くのブルトレや夜行列車が発着していました。今や純正のブルトレも遂に姿を消してしまいました。この頃デビューした客車がこの後40年以上走り続けとは思いもよりませんでした。
撮影:田中富雄さん     大阪? 1978頃?
 EF58 17〔広島〕
ef5853-EF5817 改装機の第7グループで、第6グループと同じく新製車の第5次型に準じたスタイルですが誘導踏み段、誘導握り棒を装備して登場しています。前面の手すり、ステップが未取付、側面の昇降段も原型で非常にすっきりしています。
「205レ「くにさき」に乗って宇部でおりるはずが「おはようございます。列車はただいま新下関駅を定刻に通過いたしました・・」で轟沈。下関駅で上りを待っているときに引き上げてきたのがこれでした。ま、この後1回も17には会えずじまいでしたので、よかったのかもしれません。 写真を撮ってるときはPS22Bにも一体ヒサシに全く気づきませんでした・・・。」(EF5853さん)

※可動雪かき器取付座なし 原形小窓 一体型ひさし 前面手すりなし 前面ステップなし 昇降段欠き取りなし PS22B
撮影:EF5853さん  下関 1978.3.18
製造年月日:S22.9.30
製造:東芝車輌
改装年月日:S31.8.14
改装:東京芝浦電気
廃車:S54.9.28〔広島〕
ohno-ef5817 「彗星」の先頭に立つ17号機。この時期のブルトレは東京発のEF65牽引以外はヘッドマーク無しで、少々残念です。剥き出しの先輪が何とも異様な雰囲気です。
この写真についてゴハチ信者さんより詳しい解説を頂きました。
「ohnoさんが1979.2.23に大阪駅で撮影された17号は上り「彗星2号」です。これも画面左端が決め手になります。下り列車の先頭を2番又は4番ホームの塚本方で縦アングルで撮っても左端にこの様なものは写りません。この作品も11番ホーム新大阪方で撮られたものです。」
撮影:ohnoさん  3006レ「彗星2号」  大阪 1979.2.23
tanaka-EF5817 原形小窓に一体ひさしとPS22Bパンタ姿。ゲテモノ的な評価がされがちですが、精悍なスタイルで個人的には結構好きだったりします。原形とは異なるEF58の新たな魅力を感じさせると言ったら言い過ぎでしょうか?
撮影:田中富雄さん     撮影地不明 1978頃?
sugi-EF5817 一体ひさし、PS22パンタに改造前の美しい姿の17号機。一番上のEF5853さんの写真と同じく2エンド側の姿ですが印象が随分異なります。前面の手すり、ステップが未取り付けの事もあり、非常にスッキリした姿です。反面、晩年の姿の様な強烈なインパクトは無いとも言えます。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   向日町運転所 1976.3.18
sugi-EF5817 水切りに原形ワイパー、手すり無しの前面は何だかディテールの付いていない模型の様で物足りなく感じてしまいます。これが本来の姿なんですけど。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   向日町運転所 1976.3.18
 EF58 18〔広島〕
nishizaki-EF5818 リンクでお世話になっている西嵜さんのHPより転載させて頂いた、18号機の貴重な写真です。同機は改装機の第5グループで、新製車の第4次型に準じたスタイルで登場していますが、三菱電機・新三菱重工初の新型EF58であるためか前面窓の下辺の角にも上辺と同じRが付き、先台車の端バリも旧EF58と同様の形状の変形機として誕生しています。その後、前面窓は通常の形に直されましたが端バリは廃車時までそのままでした。パンタは例によってPS22Bに換装されていますが、側昇降段の欠き取りは無しです。同機は、改装時に青3号に黄1号の帯をまとった試験塗装で登場しています。(試験塗装について
撮影:西嵜浩二さん(鉄道と旅の博物館)  大阪 1978?
製造年月日:S22.10.31
製造:東芝車輌
改装年月日:S29.8.8
改装:三菱電機・新三菱重工
廃車:S54.4.21〔広島〕
inage-EF5818 こちらはN.Inageさん撮影の同機で、広島駅14時頃の下りの荷物列車だそうです。
 
※可動雪かき器取付座なし 先台車端バリ旧EF58 大窓 昇降段欠き取りなし PS22B 元試験塗装機
撮影:N.Inageさん  荷37レ  広島 1978.3.29
ef5831-ef5818
特徴ある先台車端バリ部分が良く分かります。
「友人と新下関に撮影に行った時の写真です。後にも先にも18号機にお目にかかったのはこのときだけです。埴生とか他に山陽本線の良い撮影地はいっぱい有るのですが、当時経済的にも自宅からだと、南福岡4時46分発の始発でこの辺が限界でしかも、大阪ブルトレには到底間に合わず、そういう意味では、山陽路のEF58の本当の醍醐味は味わっていません。」(EF5831さん)
撮影:EF5831さん  荷32レ  長府―新下関 1977.8.21

sugi-ef5818
原形のPS14パンタ時代の同機です。大窓にPS14姿はやはり風格がありますね。12系11連の堂々とした編成は当時の臨急に見えますが、杉さんの記録によると定期の「雲仙2号」だそうです。上に掲載の15号機牽引の編成と全く異なるので、その前後に臨急でもあったのではと思いましたが、フィルム前後のコマの列車や当時の時刻表で該当する臨時列車も見当たらない事から「雲仙2号」の可能性が高そうです。もしかしたらダイヤ改正の影響でこの日は編成が異なっていたのかもしれませんが、どなたか詳細御存じの方がおられましたらご教示願えれば幸いです。
「ダイヤの大改正(新幹線博多開業)直前に朝から同じ場所で一日中撮影しました。 いつもは白黒フィルムなのですが、ダイヤ大改正で無くなる列車がたくさんあるとのことで、特別にカラーフィルムを奮発したのを覚えてます。」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん  204レ「雲仙2号」?  摂津本山―芦屋 1975.3.9
sugi-ef5818 これも上と同じく針葉樹林鉄道研究会の杉さん撮影の同機です。大窓に原形ワイパーのKW3Dですっきりした窓回りはやはり美しいです。
「ゴールデンウィークで臨時列車が何本か上ってくるのをキャッチしました。 」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん  8010レ「彗星51号」  住吉―摂津本山 1975.4.29
sugi-ef5818 一直線の先台車端バリは旧EF58時代の名残り。
「18号機とも縁があり、何度も出会いました。当時通っていた本山中学校の教室から東海道本線が丸見えでしたので、授業はそっちのけで、列車ばかりチェックしてました。たまに茶色のゴンパチ(60or61号機)が通ると大声をあげたくなったのをおぼえてます。」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   荷1032レ  住吉―摂津本山 1975.7.10
 EF58 19〔広島〕
kk0630-EF5819 関西ブルトレの先頭に立つ大窓19号機。同機は改装機の第5グループで、新製車の第4次型に準じたスタイルで登場しています。パンタグラフは例によってPS22Bに換装されています。

※可動雪かき器取付座なし 大窓 PS22B
撮影:kk0630さん  朝霧 1978.3?
製造年月日:S22.11.30
製造:東芝車輌
改装年月日:S29.8.14
改装:日立製作所
廃車:S54.4.21〔広島〕
ef5829-ef5819
綺麗な原形大窓にPS22Bパンタの広島スタイル。小振りなPS22はサイド気味に見ると精悍なイメージになるのですが、正面から見ると少々迫力不足でしょうか。
「通常浜松区の58のはずが、珍しく広島区でやってきたものです。」(EF5829さん)
撮影:EF5829さん  荷42レ  大阪 1978.4.2
ef5831-ef5819
原形大窓と原形ワイパーの組み合わせが美しい19号機の顔部分。こうして見るとやはり大窓機は小窓機に比べると顔が優雅な印象です。 しかしながら窓周りを良く見ると腐食をパテで補修したのでしょうか、かなり傷んでいるのが分かります。ゴハチ晩年、初期製造車である大窓機を中心に、前面窓のHゴム支持改造が行われたのも、むべなるかなと言ったところでしょう。
撮影:EF5831さん  下り荷レ  小郡 1978.1.2
sugi-EF5819 パンタグラフのPS22B交換前の姿。こちらは1エンド側です。
「周辺に一緒に写っているのは皆ゴンパチばかり。 今思えば、1台ずつもっと丁寧に写せば良かったと後悔してます。 」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
機関区や運転所などにズラッと並んだゴハチ群、1980年代初めぐらいまでは当たり前に見られた光景でした。一見、同じに見えるゴハチでもよくよく見るとそれぞれ微妙に異なっているところがゴハチの面白さでもありました。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   向日町運転所 1976.3.18
sugi-EF5819 こちらは2エンド側です。 昭和28年8月改装の本機の大窓は同時期に落成の69号機などと同様、大窓機の中でもより大きな印象です。「EF58ものがたり」の記述通り、後期に落成した大窓機ほど窓サイズが大きい傾向が伺えます。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん   向日町運転所 1976.3.18
 EF5820〔広島〕
ef5853-EF5820 同機は最初の改装グループで、昭和28年に新製車の第2次型に準じたスタイルで登場しています。元々は大窓でしたが更新改造に広島区独自の一体ひさし、PS22Bパンタ姿に改造され、すっかり印象は違っています。
「SGを吹き上げる20。東京へ「銀河」を牽いて上京したこともあったそうですが、私のネタはこれだけ。」(EF5853さん)

※可動雪かき器取付座なし 改装時大窓 昇降段欠き取りなし 更新改造 一体型ひさし PS22B
撮影:EF5853さん  荷1031レ 大阪 1979.3.25
製造年月日:S22.12.30
製造:東芝車輌
改装年月日:S28.8.31
改装:東京芝浦電気
廃車:S54.11.9〔広島〕
ohno-ef5820 ブルートレインの先頭に立つ20号機。
「20号機は何度か上京したのを確認しましたが、撮影できたのは大阪駅の2枚のみです。今振り返ると停車時間が結構あったのにこれだけとは・・・・・後の祭です。EF5853さんが書かれているとおり、銀河を牽いて上京したこともありましたね。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん   大阪 1978.2.23
ohno-ef5820b 広島区独自の改造である一体形ひさしのアップ。現物あわせでの加工の為か、その形は中央部でへの字に曲がったもの、ほとんど水平のものと数タイプあります。同じカマでも1・2エンドで形が異なったりと実に様々な表情を醸し出していました。
撮影:ohnoさん   大阪 1978.2.23
ef5831-ef5820
「大阪ブルトレからのEF58撤退直前に下関へ出かけた際に、上りの荷物列車の運用に就くために機関区から上がってきた姿です。」(EF5831さん)
撮影:EF5831さん   下関 1979.4
Vol.3に続く


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