ELECTRIC LOCOMOTIVE EF13
Vol.2 (No.11〜20)

Last Update 2024.11.1

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。

Index EF1311 EF1312 EF1313 EF1314 EF1315 EF1316 EF1317 EF1318 EF1319 EF1320

 1〜31号機 続き
 EF13 11〔八王子〕 車体:旧EF58 16(東芝車輌)
ef5853-EF1311 こちらは1エンド側です。
「東浦和で最初撮ったのですがうまく行かず、国立まで戻り貨物2本撮って(EF1512、79)やってきたのがこれです。」(EF5853さん)

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置後 運転席側窓水切り変形 ドアノブ1エンド横・2エンド縦

撮影:EF5853さん  5762レ 国立 1978.4.1
製造年月日:S19.10.16
製造:川崎車輌・川崎重工
改造年月日:S29.5.25
改造:川崎車輌・川崎重工
廃車:S53.10.24
ohno-ef1311a こちらも1エンド側。車体を提供したEF58 16は昭和22年製の為か外板がシワシワですね。運転席側窓水切りは窓下面まで達していませんが、旧EF58原形から若干下に延長されています。 先輪はプレート式です。
撮影:ohnoさん  扇町 1977.3.8
ohno-ef1311b この当時の南武線支線名物、クハ16とクモハ11の17m車の脇を通過する11号機でこれも1エンド側。南武支線も国電パイオニア101系最後の牙城となり、それも2003年11月に引退、現在は改造で誕生した205系1000番台の2両編成が…。月日が経つのは早いものです。
撮影:ohnoさん  尻手 1977.9.10
bin-ef1311 立川駅構内で発車を待つ同機の2エンド側です。デッキステップの位置が後ろ寄り(車体寄り)の物は手ブレーキ装置に干渉する為、2エンド側のデッキステップの車体側が欠き取られています。また、それに合わせてその部分の手すりのデッキステップへの取付位置が高くなっています。運転室側窓の水切りは旧EF58の原形に若干下方を継ぎ足した形状です。
撮影:BINさん  8482レ  立川 1978.9.23
bin-ef1311 同じく立川駅構内に佇む同機の2エンド側正面です。L側R側共に奥のデッキステップ手すりが短くなっています。デッキ上の渡り板が極端に幅の狭い鋼板を折り曲げた物なのが分かります。
EF13のこの部分は車体載せ替え時に特に指定が無かったのか、EF15初期形及び標準形と同タイプや一枚の縞鋼板を折り曲げただけの物など様々です。
撮影:BINさん  8482レ  立川 1978.9.23
bin-ef1311 同じく立川駅構内に佇む同機のおそらくL側のナンバープレートと改造銘板です。車体表面の荒れ具合が目立ちます。
撮影:BINさん  8482レ  立川 1978.9.23
sugi-ef1311 立川駅の南武線ホーム脇で待機する11号機。こちらも2エンド側です。立川駅のこの辺りにはいつもEF13やEF15、ED16が屯していましたね。この時点ではワイパーがまだKW3Dです。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    立川 1976.3.28
sugi-ef1311 正面から見たアングルでデッキ上の正面扉とデッキの間の渡り板の幅が異様に狭いのが分かります。デッキステップ手すりの形状や上の2エンドの写真からこちらも同じ2エンドと分かります。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.8.6
sugi-ef1311 立川機関区にてED16に囲まれてお休み中。同じく2エンド側です。上の写真ではデッキの手すりに隠れて良く見えませんが。ナンバープレートの左下に例の丸い蓋の付いた突起が確認できますね。改めて見るとBINさん撮影の写真にも確認できます。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    立川機関区 1976.8.17
sugi-ef1311 上の写真の部分拡大です。この丸い突起は今のところ私が確認したのは本機の他に1、3号機です。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    立川機関区 1976.8.17
 EF13 12〔八王子〕 車体:旧EF58 6(東芝車輌)
ohno-ef1312a 武蔵小杉を通過する12号機でこちらは1エンド側です。余談ですが、大歯車にバネの入ったEF15に比べてEF13のモーター音はすさまじく大きかった記憶があります。それほどスピードも出ていないのに「ウワァ〜ン…」と言う感じで、駅で貨物が通過しても音で13と分かりました。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置後  ドアノブ1エンド横・2エンド縦

撮影:ohnoさん  5193レ  武蔵小杉 1977.1.25
製造年月日:S21.12.27
製造:東芝車輌
改造年月日:S31.12.21
改造:東京芝浦電気
廃車:S52.6.16
ohno-ef1312 八王子機関区で待機する12号機でこちらは2エンド側です。デッキ昇降段の手すりの取付位置が前後で異なるのが分かります。
「この日は田端から始まり、拝島・八王子機関区・浜川崎と回りました。EF11を狙いに八王子に行ったのですが、運用を離脱した1号機・3号機は拝島に留置され、2号機が八王子機関区庫内に保管されていました。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん    八王子機関区 1975.2.2
sugi-ef1312 パンタを上げて東小金井駅構内に佇む12号機でこちらは1エンドR側。車体はEF15一次形とほとんど同じなので一見EF15と見紛いますが、EF15と異なり先輪より前に大きく突き出た台車台枠と前端バリが貨物用省形電機の伝統を受け継いでいる事を主張します。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    東小金井 1975.4.5
bin-ef1312 タンカートレインの先頭に立ち品鶴線を行く。こちらも1エンド側です。本機の前面扉のドアノブも1エンド側は横向きで2エンド側は縦向きです。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1977.2.12
 EF13 13〔八王子〕 車体:旧EF58 20(東芝車輌)
ef5853-EF1313 車体断面の低い13の13号機で2エンド側です。正面ナンバープレートの取り付け位置が左よりで低めです。(東芝製電機に多いと言われますが、EF13の場合は改造所ですね。)
「ゾロ目ナンバー。自分では気に入っているショットの一つです。」(EF5853さん)

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置後 砂箱配置変形 正面ナンバープレート低目・左寄り ドアノブ横
撮影:EF5853さん  5461レ 五反田 1978.5.27
製造年月日:S22.1.31
製造:東芝車輌
改造年月日:S28.10.29
改造:東京芝浦電気
廃車:S53.6.9
ohno-ef1313a こちらも2エンド側です。道行く人の後ろ姿にも時代を感じますね。1977年と言うと感覚的にはまだ最近と言う気がしますが…。EF13の場合ナンバープレートのサイズにも大小がありますね。18号機や20号機などに比べると、この13号機など明らかに小さく見えます。
撮影:ohnoさん  5193レ  武蔵小杉―武蔵中原 1977.2.24
ohno-ef1313b これも同じく2エンド側です。
「八王子区の機関車はいつもきれいだったと思います。それに比べ新鶴見の機関車はきたなかったですねえ…。もっとも小さい頃見た新鶴見のD51はナンバーも判らないほどだったような気がします。伝統的なんでしょうか?」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん   新鶴見 1977.5.21
saccho-ef1313 昭和47年(1972年)当時の姿でこちらは1エンド側です。正面窓、ワイパーががまだ原形です。 本機の砂箱の取付位置は凸形時代の配置のままとなっています。新EF13の場合、通常は第1動輪の前位、第2動輪の後位、第3動輪の前位に砂箱が取り付けられますが、本機は第1動輪前位、第2、第3動輪を結ぶ釣り合い梁の基部の左右に設置され、そこから第2動輪後位、第3動輪前位に砂撒き管が伸びています。
撮影:サッチョさん  八王子機関区 1972.8
sugi-ef1313 八王子機関区で昼寝中の13号機の同じく1エンド側です。低い車体なので正面から見ると平べったい印象です。KW3Dワイパーがやけに細く見えますが光線の具合でしょう。左に見える八王子区の詰所が懐かしいです。機関庫や線路は剥がされて更地になっていますが、この詰所だけは最近まで残っていましたが、現在はどうなってますかね…。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.3.31
bin-ef1313 同じ八王子区のEF1545を引き連れて品鶴線を行く姿でこちらも1エンド側です。真夏なので前面扉の落とし込み式の窓が開いています。通風口の無いEF13やEF15一次形の前面扉窓はこのタイプです。
撮影:BINさん  試単6560レ  品川―鶴見 1977.8.7
bin-ef1313 こちらは単機で南武線を行くシーン。同じく1エンド側です。向河原駅は現在もそれほど変わっていませんね。
撮影:BINさん  5164レ  向河原―平間 1978.3.4
bin-ef1313 石灰列車を牽き武蔵小杉駅を通過する。こちらは2エンド側でデッキ昇降段の車体側の欠き取りと手すりのズレが確認できます。上の向河原とは異なりこの武蔵小杉駅の現在の変貌ぶりには目を見張ります。 本機はこの4日後に廃車となっています。
撮影:BINさん  5191レ  武蔵小杉―武蔵中原 1978.6.5
bin-ef1313 こちらも武蔵小杉〜武蔵中原間を行く姿で1エンド側です。ナンバー部分だけ輝いているナンバープレートが低い取り付け位置もあいまって異様な感じです。 背後は武蔵小杉駅ですが、タワマンの建ち並ぶ現在の姿からは想像できない長閑な沿線風景です。
撮影:BINさん  5193レ  武蔵小杉―武蔵中原 1978.2.11
kato-ef1313
山手貨物線でタンカートレインの先頭に立つ。バックに見えるは今は無きエビスビール工場。山手線とクロスするこの辺りの雰囲気も大分変っています。
撮影:加藤重義さん  上り貨物  恵比寿―目黒 1978.2頃
kato-ef1313
上の写真の機関車部分のアップです。こちらは2エンド側です。本機の前面窓の機関士側Hゴムは、1エンド2エンドとも助士側の黒に比べて、白まではいきませんが明るい印象です。(グレー?)
撮影:加藤重義さん  上り貨物  恵比寿―目黒 1978.2頃
 EF13 14〔八王子〕 車体:旧EF58 9(三菱電機・三菱重工製)
EF1314 晩年、新鶴見と共にEF13の寝倉となった八王子機関区で一休みする14号機。同機は三菱電機・新三菱重工製のEF58 9より車体を譲り受けており、車体断面は低いようです。エアフィルタは大きいタイプで、第1・第5側窓は枕バリのほぼ真上にある標準位置?です。こちらは1エンド側で先輪がプレート式です。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置前 正面昇降段増設 正面ナンバープレート左寄り ドアノブ横  
八王子機関区 1978.10
製造年月日:S22.3.8
製造:東京芝浦電気
改造年月日:S30.10.2
改造:日立製作所
廃車:S53.11.21
EF1314c 露出不足の荒い写真ですみません。こちらは2エンド側ですが、先輪がスポーク式となっています。(旧EF13やEF15の初期の物はプレート式で登場しています。)本機のデッキステップは前寄りなのでデッキステップの欠き取りはありません。この写真を撮った頃はこの八王子のEF13も置き換え間近で、この時も結構見学者で賑わっていました。
八王子機関区 1978.10
ef5853-EF1314 新宿で待機中の14号機で1エンド側です。デッキと前面扉を結ぶ踏み段?は、かなり高さのあるものになっています。
撮影:EF5853さん  新宿 1978.4.1
ef5853-EF1314a 小学生の頃、見る鉄で国分寺の駅に行くとEF15に混じって活躍するEF13の姿を良く見かけたものでした。この写真を見るとそんな光景が甦ってきます。EF15のMT42とは明らかに違う、低く響きわたるMT39のモーター音がたくましかった印象があります。(大歯車の緩衝バネが無い為でしょうか)
撮影:EF5853さん  1896レ 国立 1978.5.27
inage-EF1314 N.Inageさん撮影の中央線貨物列車の先頭に立つ14号機で1エンド側です。車体もかなりくたびれていますね。
撮影:N.Inageさん  新宿 1977.8
ohno-ef1314b この区間独特の送電線の付いた架線柱の元を行く14号機でこちらも1エンド側です。車体の前部が上に折れ曲がっているのが何とも…。
撮影:ohnoさん  鹿島田 1977.6.29
ohno-ef1314 元車体のEF58 9は三菱製のため、前面の屋根カーブが直線的です。車体前部の折れ曲がり具合から1エンド側だと思います。
撮影:ohnoさん  昭和 1977.7.7
ohno-ef1314c こちらは2エンド側です。先輪はスポーク式となっています。EF15もそうですが、日立製(この場合は改造)電機のナンバープレートは、左に寄って取り付けられている例が多くなっています。
撮影:ohnoさん  尻手 1977.3.12
sugi-ef1314 八王子機関区で昼寝中の姿で1エンド側です。経年劣化なのか本機のこの1エンド2位側の枕バリより前の車体が上方に曲がっています。同じ1エンドでも反対の1位側には見られません。元車体の三菱製EF589は昭和22年2月と終戦から1年半後の落成の為か、溶接の継ぎ目がくっきりと分かる車体や外板の荒れ具合を見ても車体の出来はあまり良くなかったのかもしれません。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.3.31
bin-ef1314 品鶴線を単機で鶴見方面へ向け走る。こちらは2エンド側。車体断面の高い号機は正面勝ちに見るとがっしりとした印象です。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1975.7.27
bin-ef1314 タンク車を率いて品鶴線多摩川橋梁を渡る。台車台枠右側面に手歯止め掛けが見えるのでこちらも2エンドです。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1977.3.6
bin-ef1314 タキ43000を率き品鶴線行く。車体の後部が上方に曲がっているのが見られるので、こちらも2エンド側です。
撮影:BINさん  5470レ  品川―鶴見 1977.3.19
kato-ef1314
八王子駅に停車中のシーンでこちらは1エンド側です。避雷器は両エンド共にパンタの後方です。先輪が1エンド側はプレート式で2エンド側はスポーク式です。サイドから見ると大サイズのエアフィルタの横幅の広さが際立ちます。冬の斜光で車体外板のシワシワ具合が目立ちます。
撮影:加藤重義さん    上り貨物  八王子 1978.2頃
 EF13 15〔八王子〕 車体:旧EF5818(東芝車輌製)
ef5853-EF1315 こちらは車体断面の低い15号機でおそらく2エンド側です。前面扉の下辺とデッキ部分の段差が少ないですね。正面寄りに見るととても平べったい印象です。前面扉のドアノブはこの2エンド側は縦向きですが1エンド側は横向きです。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 デッキ及びデッキ手すり変形 デッキステップ位置前 ドアノブ1エンド横・2エンド縦

撮影:EF5853さん  原宿 1978.4.1
製造年月日:S22.4.21
製造:東芝車輌
改造年月日:S29.8.6
改造:三菱電機・新三菱重工
廃車:S53.8.16
ohno-ef1315a ドアノブが縦なのでこちらも2エンド側。本機に限らずEF13の前端バリ前面、連結器両脇に開いている穴はかつて取り付けていたスノウプロウ取付の名残りです。同機も戦後すぐの凸形時代に長岡第二区に配属していました。
撮影:ohnoさん  八丁畷 1977.3.10
ohno-ef1315c こちらは1エンド側です。プレート式先輪に戦時設計の名残を感じさせます。こちらのエンドの前面扉のドアノブは横向きです。
撮影:ohnoさん  新宿 1977.6.4
ohno-ef1315b こちらも1エンド側です。
「(この写真は)原宿とメモしてあったのですが、こんな所だったか思い出せません。大学時代、正月に助勤で何度かホームに立ったことがあるはずなのに…。歳を取っちゃってやんなっちゃいます。気持ちは変わらないんですがねえ。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  原宿 1977.9.6
saccho-ef1315 EF1514と共に八王子機関区に憩う15号機で手ブレーキが見当たらないので1エンド側です。一見良く似たEF13とEF15ですが、こうして並ぶと車体、前端梁の差異が良く分かります。 また、本機のデッキステップは前寄りですが、ステップから後ろにもデッキ上面がステップ部分と同幅で伸びていて、後位側のデッキステップ手すりも後ろまで延びているのが分かります。デッキステップ位置が前の車体でこのタイプは本機と25号機のみです。
撮影:サッチョさん  八王子機関区 1972.8
中央東線の旅客列車を牽く15号機でこちらは2エンド側です。前灯がまだ150WのLP42形で前面窓も原形で排障器も原形の鋼板1枚のみです。昭和30年代の撮影との事ですが、本機の前灯が250WのLP402に変更されたのは昭和39年2月の事なので、撮影時期の特定は少々難しいですね。中央線EF13客レの名物だった暖房車が連結されていない事から、季節は夏場と思われます。 なお、この段階では同機の砂箱は凸形時代の配置のままです。
撮影:kazu460さん  三鷹―吉祥寺 撮影日付不明(昭和30年代)
sugi-ef1315 八王子機関区で昼寝中の1エンド側で前面扉のドアノブが横向きです。後位側のデッキステップ手すりが車体側まで延びた独特の形状です。デッキステップ位置が前の車体でこのタイプは本機と25号機のみです。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.3.31
bin-ef1315 タキ43000を率き品鶴線行く姿でこちらも1エンド側です。 下写真の原形の前面窓と比べると、Hゴム支持化によって窓全体のサイズが大きくなっている事が分かります。原形と窓上辺の位置はほとんど変わりない様に見えますが、下辺の位置は昇降段の位置と比較すると大分下がっている事が分かります。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1977.3.19
f-ichiro-ef1315 颯爽と中央東線の急行客車列車を牽く。こちらは2エンド側です。前面窓は原形ですが前燈はLP402になっています。2両目は冷改前のスロ54でしょうか。
「暖房車付きを撮りたく出かけましたが4月も半ばを過ぎており、連結はされていませんでした。今となっては一等車の青帯がせめてもの思いです。場所は豊田駅西方ですが手前側の線は電車区になる前、「豊田駅電留線」への引き込み線です。」(Fのイチローさん)
撮影:Fのイチローさん  425レ  豊田―八王子 1964.4.19
 EF13 16〔八王子〕 車体:旧EF58 10(三菱電機・三菱重工)
ef5853-EF1316c 車体断面の高い16号機。エアフィルタは初期の大きなタイプです。こちらは1エンド側。
「元気な頃の16号機。立川も駅ビルはできるわ、モノレールは空をゆくわ、で「ここはどこでしょう?」というような変貌ぶりですね。」(EF5853さん)

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置前 ドアノブ縦

撮影:EF5853さん  立川 1976.10.1
製造年月日:S21.5.28
製造:日立製作所
改造年月日:S28.3.18
改造:東京芝浦電気
廃車:S52.2.8
ef5853-EF1316a 「廃車解体待ちでナンバープレートははずされ、窓ガラスは割れ、板が打ち付けられ屋根には有刺鉄線が張り巡らされているというあわれな姿。」(EF5853さん)
良く見るとワイパーも外されています。う〜ん、とっても痛ましい姿ですね…。(;_;) これは1エンド側です。
撮影:EF5853さん  拝島 1978.3.14
ef5853-EF1316b 同じく廃車解体待ちの姿で同じく1エンド側です。
「後ろには同じく廃車となった、キハ16[西ハチ]がいました。青梅線の車窓から見つけ、踏切からクイッと曲がってテクテクと歩いていきました。(結構遠かったです)」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  拝島 1978.3.14
ohno-ef1316 こちらは2エンド側です。この16号機の車体は元EF58 10号の物ですが、同機は戦後間もない昭和22年製で外板がつぎはぎだらけだったのかベコベコです。 ワイパーはKW3Dの様です。
撮影:ohnoさん  矢向―尻手 1976.9
sugi-ef1316 本機は高い車体なので堂々とした雰囲気です。後ろの6号機と比較すると結構差があるのが分かります。上のohnoさんの写真と同じく2エンド側で撮影時期はこちらの方が前なのですが、なぜかワイパーはWP35です。この2エンド側は枕バリより前の車体が少々上に反った状態です。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    新鶴見機関区 1976.3.28
sugi-ef1316 EF5853さん撮影の物と同じく拝島駅構内で解体待ちの姿で後ろのキハが1両多いです。ガラスの割れ具合から投石でもされたみたいで、有刺鉄線と言いいたずらが多かったんでしょうかね。ところで、前面窓を見るとEF5853さん撮影の方が傷みが少ない様に見えるので、もしかしたらそちらの撮影日が1978年ではなく1977年かもしれません。
「キハも同じように扉には有刺鉄線が張られていました。ちなみに、EF1316+キハ1664+キハ17357の順に並んでいます。」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    拝島 1977.4.1
 EF13 17〔八王子〕 車体:旧EF58 14(東芝車輌製)
EF1317 こちらも車体断面の低い17号機で2エンド側です。同機の正面の昇降段は左側の機関助士側の窓上に手すりが増設されています。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置前 正面昇降段増設 砂箱配置変形 正面ナンバープレート左寄り ドアノブ縦
八王子機関区 1977.6.5
製造年月日:S21.5.31
製造:日立製作所
改造年月日:S31.10.22
改造:日立製作所
廃車:S52
EF1317 本機はこの時点ではプレート式先輪が残っていました。恐らく廃車時までそのままだった可能性が高いと思います。
八王子機関区 1977.6.5
EF1554 EF1317 八王子区の僚友EF1554とツーショット。EF15のページで掲載済みの写真ですが、EF15とEF13の差異が良く分かるの載せました。箱形EF13の車体は元々EF15一次形と同様の車体を持つ旧EF58の物なのでEF15一次形とほぼ同じ形態です。しかし、足回りはEF10など他の貨物機の伝統を受け継いだ形で台車台枠が前端バリ部分まで一枚の板枠でできています。その為、前端バリの形状が両車で全く異なっています。EF13は先輪が台枠の内部に収まっているのに対し、EF15の先輪は台枠から前に突き出た細見の前端バリの外側に剥き出しになっています。
八王子機関区 1977.6.5
ef5853-EF1317 こちらも2エンド側でプレート式先輪が戦時形の面影を偲ばせます。本機の砂箱配置は凸形時代の配置がそのまま残っています。
「全身が写ってませんが・・。ちらりと見える右のカマはEF1560[八]です。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  499レ 新宿 1977.3.14
ohno-ef1317 民家をかすめるようにして短絡線を行く17号機でこちらは1エンド側。右側の空き地?や曲がった電柱などがノスタルジー。
「高校が武蔵小杉にあったので、撮影場所はこの近辺が多いです。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  尻手―新鶴見 1977.2.16
ohno-ef1317b  ご覧のように同機の避雷器はパンタの後ろ側です。こちらはおそらく2エンド側です。
撮影:ohnoさん  平間 1977.6.11
sugi-ef1317 八王子機関区で昼寝中の姿でこちらは1エンド側です。EF13はEF15よりも両エンド25cmずつ鼻先が長いですが、このアングルでもEF15よりも前端バリから先輪が引っ込んでいるのが見て取れます。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1975.12.28
sugi-ef1317 同じく八王子区で憩う同機。これも1エンド側です。プレート式の先輪に17の文字が確認できます。EF15と良く似た姿のEF13ですが、デッキ部やバネ装置以外にもブレーキ方式の違いがあり、EF15が片抱き式なのに対しEF13は両抱き式となっています。その為、ブレーキの引き棒が台車枠の上下に見られます。(EF15やEF58は下側のみ)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.8.6
bin-ef1317 タキ43000を率き品鶴線を行く。こちらは1エンド側です。 こちらのエンドの前端バリの雪かき器取付用の穴は、左右でサイズと位置が異なっています。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1977.2.26
bin-ef1317 これは単機で品鶴線を行く姿でこちらは2エンド側です。 こちら側の前端バリの雪かき器取付用の穴は、左右でほぼ同じ形状です。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1977.8.7
bin-ef1317 これもタキ43000のタンカートレインを牽き品鶴線を行く姿で1エンド側です。 冬の済んだ青空に茶色の車体が映えます。
撮影:BINさん  5464レ  品川―鶴見 1978.1.15
 EF13 18〔八王子〕 車体:旧EF58 24(川崎車輌・川崎重工製)
EF1318 露出不足の写真で画質が荒く申し訳ありませんが、こちらは車体断面が高い18号機。2エンド側でデッキステップ手すりの高さ違いが見られます。第1・第5側窓は標準位置でエアフィルタは大きいものです。車体断面が違うと随分印象が変わります。左は東京区から転属間もないEF1582。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置後 正面ナンバープレート左寄り ドアノブ縦

八王子機関区 1978.10
製造年月日:S21.7.30
製造:日立製作所
改造年月日:S31.10.22
改造:川崎車輌・川崎重工
廃車:S53.10.20
ef5853-EF1318 単機で南武線を行く姿でこちらは1エンド側です。
「このころの南武線の線路はひどかったんだなぁ・・・と今更のように思います。この日が、EF13を追いかけることが出来た最後の撮影でした。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  5164レ 鹿島田 1978.9.24
inage-EF1318 N.Inageさん撮影の18号機。こちらも1エンド側です。旧EF58は戦後すぐの製造のため、車体外板が落成当初からベコベコだったようです。
撮影:N.Inageさん  新宿 1978.8
ohno-ef1318 南武線を単機回送で行く。EF13のナンバープレートはEF15と比べると随分と大振りなものになっています。 こちらは2エンド側なのでデッキステップ後位側が欠き取られています。
撮影:ohnoさん  5164レ 津田山 1978.9.24
ohno-ef1318b 浜川崎で待機する18号機でこれも2エンド側です。同じ車体のEF15一次形とは足回り、特に台車枠が前端まで達した形状など随分異なります。この形は戦前のED16形から始まる省形電機伝統の形状です。
撮影:ohnoさん   浜川崎 1975.2.2
ohno-ef1318c 奥に見える73形電車や線路端の雰囲気が時代を感じさせます。こういった周囲の状況も分かる写真も貴重な記録ですね。このあたりは今はどうなっているんでしょう?
撮影:ohnoさん   尻手―矢向 1977.2.16
sugi-ef1318 八王子機関区にてお休み中の同機の1エンド側。
「写真右となりに写っているのはEF1315です。左奥に写っているのはEF15だと思いますが、撮影していません。その奥にある機関庫の中には、EF112(たぶん休車)が居ました。」(針葉樹林鉄道研究会の杉さん)
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1975.3.31
sugi-ef1318 同じく15号機と並ぶ18号機でこちらは2エンド側です。デッキステップ後位の欠き取りが良く分かります。本機は車体断面の高いEF5824の車体を譲り受けています。隣の15号機は低い車体なので前面扉の取付位置や上の写真のエアフィルタの位置を見比べるとその差が分かります。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1975.3.31
sugi-ef1318 正面から見ると高い車体がより高く見えます。デッキステップの後位側が欠き取られているのでこちらは2エンド側ですね。 正面勝ちに見ると前端バリの形状の違いから同じ車体のEF15とは印象が大きく異なります。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.8.6
 EF13 19〔八王子〕 車体:旧EF58 15(東芝車輌製)
kantera-ef1319 車体断面が高くエアフィルタが大きい19号機。こちらは2エンド側でデッキステップの後位側が欠き取られているのが確認できます。先輪はプレート式です。屋根上の雨樋は設置されているかどうか不明です。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置後 ドアノブ縦
撮影:KANTERAさん旧型電気機関車の宝庫)    1975.11
製造年月日:S21.8.14
製造:日立製作所
改造年月日:S30.9.15
改造:東京芝浦電気
廃車:S52.2.8    
EF1319 未撮影と思っていた19号機の写真を見つけました。19号機の写真と言うと無理がありますが、EF13現役当時の八王子機関区の光景です。左から(EF1561)、EF1317、EF1319、ED6111、EF1554、DD1362。右端にチラリと見えているのもEF13ですね。
八王子機関区 1977.6.5
EF1319 同じ写真の19号機付近のアップです。車体載せ替え後のEF13とEF15の一次形は一見同じに見えますが、正面の前端バリの形状の違いで容易に見分けが可能です。EF13の前端バリは形ですが、EF15は単純な長方形で幅が狭くなっています。
八王子機関区 1977.6.5
 EF13 20〔八王子〕 車体:旧EF58 25(川崎車輌・川崎重工製)
ohno-ef1320a 本機は車体断面が低くなっています。車体は昭和22年5月製のEF58 25から譲り受けたものですが、同じ川崎製で昭和23年5月落成のEF58 24の車体を載せた18号機は車体断面が高くなっており、EF15同様、旧EF58でもその頃に車体断面の変更がなされたものと思われます。本機は屋根上の雨樋が未設置です。こちらは2エンド側です。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 デッキステップ位置後 雨樋未設置 ドアノブ縦 前面窓原形
 
撮影:ohnoさん  新子安―鶴見 1976.7.31
製造年月日:S21.9.17
製造:日立製作所
改造年月日:S28.10.20
改造:川崎車輌・川崎重工
廃車:S52.7.5
ohno-ef1320b 「根岸線の高島-磯子間は東京区と新鶴見区の機関車が入っていました。高架区間が多いため、ホームでの撮影が多かったのですが、どの駅も変化があり悪くはありませんでした。」(ohnoさん)
ホームの人々の様子も時代を感じさせ良い感じです。左隅のちり取りを持ったおじさんが何とも言えません。こちらは1エンド側です。
撮影:ohnoさん  石川町 1977.6.21
sugi-ef1320 本機はデッキステップの位置が後ろ寄り(車体寄り)なので、この2エンド側のデッキステップの後位側が欠き取られています。原形の前面窓が小振りに見えます。先輪はプレート式です。本機の機関士側のすぐ横の側窓のみ(R側第5側窓・L側第1側窓)にタブレット保護柵が残っています。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    新鶴見機関区 1976.8.17
bin-ef1320 こちらは1エンド側です。ご覧の様に1エンド側のデッキステップは欠き取られていません。 このL側も運転室すぐ横の側窓にタブレット保護柵が取り付けられています。 雨樋が無いので屋根上の
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.6.16
bin-ef1320 入れ替えを終え入江駅を発車する。同じく1エンド側です。望遠レンズによる撮影で低い車体独特の平べったい姿が強調されます。茶色と黒が中心の画面の中でコンテナの緑色が良いアクセントになっています。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.6.16
bin-ef1320 こちらも同じく1エンド側です。それにしてもなぜ1エンド側と2エンド側でデッキステップの構造が異なるのか定かではありませんが、デッキステップ位置が後ろ寄りの機に関しては、欠き取り箇所から2エンド側のみ手ブレーキ装置に干渉する為ではないかと思います。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.3.12
bin-ef1320 こちらも同じく1エンド側です。正面寄りに見ると前端バリの違いでEF15とは印象が随分異なります。また、低い車体が強調されます。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.3.12
bin-ef1320 L側のナンバープレートと改造銘板付近。 パテ式固定窓の側窓中央のへたれ具合が何とも言えません。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.3.12
sugi-ef1320 廃車後、新鶴見機関区の架線の無い場所に7号機、9号機と共に留置される姿。これは2エンド側です。区名札こそ挿さっていませんが、ナンバープレートや改造銘板もそのままで、車体の輝きと合わせてまだまだ現役といった印象です。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    新鶴見機関区 1977.7.24


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