ELECTRIC LOCOMOTIVE EF13
Vol.1 (No.1〜15)

Last Update 2016.12.1

 このページではEF13型各機の紹介をしたいと思います。将来的には1〜31までの全機を載せていきたいと思っていますが、私も13の写真で手元に残っている物は殆どないので、足りないところはどなたかフォローお願いします…。(^^;)
 データで不明な点も多々ありますが、手元に資料がないのと元来いい加減な性格故、残っていないものが大多数。どうかお許しください…。もし、間違いなどを見つけましたら、ご連絡下さい。

※参考文献

  • 交友社刊「電気機関車展望1」
  • 交友社刊「100年の国鉄車両1」
  • 鉄道図書刊行会刊「日本電気機関車集成 下」(6348レ様、ご協力感謝致します。)
  • 誠文堂新光社刊「新版 電気機関車ガイドブック直流機編」
  • 誠文堂新光社刊「電気機関車ガイドブック」
  • 誠文堂新光社刊「機関車ガイドブック」
  • プレスアイゼンバーン「電気機関車 Vol.2」(T.F様、ご協力感謝致します。)
  • プレスアイゼンバーン「視録 国鉄電気機関車1」
  • 交友社刊「EF58ものがたり 上下」
  • データ協力:いっちゃんさん(いっちゃん's ほぅむぺぃぢ

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。


Index EF13 1 EF13 2 EF13 3 EF13 4 EF13 5 EF13 6 EF13 7
EF13 8 EF13 9 EF1310 EF1311 EF1312 EF1313 EF1314 EF1315

 1〜31号機

新EF13形の車体は旧EF58形から譲り受けた物のため、その特徴はそのまま旧EF58形の物になります。その為、車体に関してはEF15の一次形とほぼ同じです。具体的にはモニタールーフのない屋根、開閉可能な正面扉窓(落とし込み式)、正面扉横の昇降段もEF15と同じ形態の4段(機関助士側窓上にEF15の標準型と同様に1段増設した物もあります。)、側面の明かり取り窓は5枚(EF58原形は4枚又は5枚ですが4枚の物はEF58時代に8号機以外は側窓増設)、パンタグラフは全機PS14となっています。(これもEF58時代の装備改造で元のPS13より交換)EF15の一次形と同様、車体断面が2種類あり、高さが100mm異なります。車体断面の違いは前面扉の取付位置によって判別が可能です。エアフィルタのサイズも大きいものと小さい物の2タイプあります。
EF58時代に増設されたと思われる屋根上の雨樋ですが、6,20,21,27号機が未設置。26号機が変形。8,12,19号機が未確認です。また、EF13になってから改造されたと思われるものに前面扉のノブがあります。EF58時代の同部分はEF15一次形と同じく縦形だったはずですが、EF13の一部はEF15の標準形と同じ横形になっています。(片エンドだけの物や晩年改造された物もあるようで詳細は不明です。)
新EF13の砂箱はEF15一次形同様、第1動輪の前位、第2動輪の後位、第3動輪の前位に取り付けられていますが、13、17、22、23、24、25、27、30号機の8両は凸形時代の一次改装後の配置が残り、第1動輪前位と第2、第3動輪を結ぶ釣り合い梁の基部の左右に砂箱が設置され、そこから第2動輪後位、第3動輪前位に砂撒き管が伸びています。
 EF13 1〔新鶴見〕 車体:旧EF58 4(日立製作所製)
ohno-ef131a 第二次大戦中の昭和19年に製造された1号機。同年10月16日落成の11号機に続いて2番目の落成となっています。戦時用として製造されたEF13ですが実際に戦時中に落成したのはわずか7両でした。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 運転席側窓水切り原形 ドアノブ横
撮影:ohnoさん  昭和 1977.1.30
製造:S19.10.20
日立製作所 No.4507
使用開始:S19.12.2
車体載替:S30.5.22
東京芝浦電気

廃車:S52.5.6

移動:
S19.11.16 国府津
S20. 7.16 水上
S31. 2.25 長岡第二
S32.10.11 新鶴見
S38. 1.29 甲府
S38. 2 .9  新鶴見貸
S38. 2.28 新鶴見
S40. 5.29 甲府
S46. 6. 2  新鶴見
S52. 5. 6 廃車
現在走行:
S48.3末 1,779,201km

記事:
●S20.11.10 大宮:
防雪設備取付
●S20.12.22 大宮:装備改造
●S21.10.14〜10.28 大宮六検:前燈位置車体前端に変更
●S22.11.10〜11.29 大宮一般:運転室雨樋新設
●S23.12.14 東芝:装備改造
●S30.3.21〜5.22 東芝:装備改造 車体載替
(EF584より)
●S36.2.7〜2.17 大宮:前燈整備
ohno-ef131b 同機の車体は昭和22年6月製造のEF58 4号機。車体断面は高くエアフィルタの大きなタイプです。また、運転席側窓水切りが窓の下面まで達していない旧EF58の原形となっています。この部分は同じタイプだったEF15一次形共々、EF58時代の装備改造で窓下面まで延長されたものが多いはずです。
撮影:ohnoさん  扇町 1977.1.30
mmrelax-ef131 新幹線工事がたけなわの品川駅構内に佇む1号機。EF13独特の担いバネの補助バネが省略された台車が印象的です。これって乗り心地さぞ悪かったでしょうね。この段階では同機の砂箱は凸形時代の独特な配置のままです。

撮影:mmrelaxさん(鉄道写真と切符)   品川 1962
bin-ef131 BINさんからほぼ同アングルで撮られたEF13、EF15一次形の写真を数々お送り頂いたので是非、ご覧下さい。それぞれの形態差が良く分かります。
高島貨物線の今は無き入江駅に停車中の1号機の1エンド側です。 運転室側窓の水切りが窓の下辺まで達してませんが、これは元のEF58の原形スタイルがそのまま残った物です。
撮影:BINさん  279レ  入江 1976.11.27
bin-ef131 同じく入江駅停車中の姿。正面のナンバープレートの下方左に丸い突起物があるのが分かります。他の同機の写真にも確認できますが、一体何の為に付けられた物でしょうか?元車体のEF58由来の物なのかはたまたEF13となってからの物なのかそれも分からないので、何とも推察のしようがありません。
前面扉の開閉ノブの下方にノブを回す方向を示す矢印がペイントされていますが、他にも同じ新鶴見所属のドアノブが横形の物の一部(5、7、8、21、31号機)で確認できます。
撮影:BINさん  279レ  入江 1976.11.27
bin-ef131
同じくBINさん撮影の別の日に撮られた1エンド正面です。ナンバープレート下の丸い突起物は蓋の様な物がチェーンで繋がっています。 EF58前端バリのSG管口の蓋に似た感じです。
撮影:BINさん  279レ  入江 1976.12.23
bin-ef131
分かりにくいので更にアップで。この突起物の正体ですが、もしかしたらEF15の履歴上に散見される「雪掻車電燈用電源取入口」なのではないかと考えます。履歴に記事として記入されていないのであくまで想像ですが、本機は他のEF13と共に車体振替後にも水上区、長岡第二区に配置されており、可能性としては高いかと思います。どなたか真相をご存知の方、ぜひご教示お願いします。
撮影:BINさん  279レ  入江 1976.12.23
bin-ef131
BINさん撮影の2エンド側です。丁度デッキ手すりの影に隠れて分かりにくいですが、こちらのエンドにもナンバープレート下の丸い突起物はあるようです。1エンド側と異なり前面扉ノブに矢印はペイントされていません。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.1.27
bin-ef131
本機のナンバープレートと東芝の改造銘板。 銘板からは元々の製造メーカー(日立)、車体提供のEF584の製造メーカー(これも日立)についての来歴は全く分かりません。 中央の固定窓のサイズは両脇の窓に比べて明らかにサイズが小さいですね。これはEF15の一次形についても同様です。
撮影:BINさん  279レ  入江 1976.12.23
 EF13 2〔新鶴見〕 車体:旧EF5823(川崎車輌・川崎重工製)
ef5853-EF132 お馴染みEF5853さん撮影の2号機です。車体高さは高いタイプです。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 ドアノブ横
撮影:EF5853さん  5494レ 国立 1978.7.20
製造年月日:S19.11.21
製造:日立製作所
改造年月日:S30.7.26
改造:川崎車輌・川崎重工
廃車:S53.12.9
ef5853-EF132b 「「来た!」と思ったら、こんなところに止まってしまいました。コキで足回りが見えませんよねぇ。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  8482レ 新宿 1978.5.27
ohno-ef132 「1977.3.10は1日あちこちへ撮影に行ったのですが、とてもついていた1日でした。この日だけでEF13が6両(2、3、5、15、21、28)も撮れ、銀河はEF5843、臨8114はEF5847とつき捲った日でした。(残念ながら荷35はかぶってしまいましたが・・・・)」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  1977レ  辻堂 1977.3.10
ohno-ef132b 「鶴見の跨線橋と尻手駅ホームは貨物列車を撮影するうえで、安易に本数を稼げる便利な場所でした。そのわりに他の方と遭遇するのはまれで、みなさん撮影場所としては不適とされていたのかもしれません。いま改めてネガをみて振り返ると同じ位置での撮影が多く、もう一工夫すれば良かったと感じます。」(ohnoさん)
この上からのアングル、今となってはとても貴重な資料ですね。
撮影:ohnoさん  鶴見 1977.3.14
bin-ef132 車体断面の高い機体は堂々とした印象ですが、それに反して外板はしわしわです。元のEF5823は戦後間もない昭和22年2月製造で、旧EF58の最初に落成したグループということもあるのでしょう。先輪はプレート式、 ワイパーは左右ともWP35です。
撮影:BINさん  275レ  入江 1977.3.18
 EF13 3〔新鶴見〕 車体:旧EF5821(川崎車輌・川崎重工製)
horino-EF13 3 当時1往復だけあったEF13の東海道線仕業。朝早く下り、夕方遅く上るもので伊東線まで入線したんでしたっけ?新鶴見のEF13は同区のEF15と共通運用で、捕らえる機会は少なかったのでは…。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 ドアノブ横

撮影:ほりのさん(JNR Runners)  保土ヶ谷 1977頃
製造年月日:S19.12.14
製造:日立製作所
改造年月日:S30.9.24
改造:川崎車輌・川崎重工
廃車:S54.11.13
ef5853-EF133 「原宿の町並みもこのころはまだおとなしい?ようですね・・。EF13で一番最後まで残ったのがこの3号機でした。(運用は24[立]が最後でしたが、廃車は3が後でした)」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  2771レ 原宿 1978.9.24
ohno-ef133 八丁畷を行く3号機。本機もそうですが、高い車体断面のカマは低い断面の物より車体の製造年は古いにも関わらずとても状態が良く見えます。それに比べて車体断面が低いカマは強度に問題があるのか痛みが激しいです。
撮影:ohnoさん  八丁畷 1977.3.10
ohno-ef133c 「この頃の南武線は、ED16・EF10/13/15等の旧型電機をはじめ、101系試作車、72系旧型国電及び旧31系17M車と興味深い車両ばかりやってきました。
当時は101系がなくなるなんて想像もできませんでした。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  川崎新町―八丁畷 1977.3.10
bin-ef133 上の2号機とほぼ同じ形態です。本機の元車体のEF5821はEF58の落成第1号機で戦後間もない昭和21年10月製造です。その為か外板はベコベコです。先輪は戦時形の影響が残るプレート式です。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.3.15
 EF13 4〔八王子〕 車体:旧EF5827(川崎車輌・川崎重工製)
EF13 4 いきなりこんなアングルで何ですね…。(^^;)新鶴見機関区で昼寝中の4号機。EF13特有のデッキ部分の主台枠の形状が良く分かります。車体は川崎車輌・川崎重工製のEF58 27の物です。この頃の新鶴見にはEF13,EF15,EF60,EF65,EF66,EH10とたくさんの機関車がいました。(もう少し前だとEF10,EF12も…^^;)

※車体断面低 原形窓 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 前面窓原形 ナンバープレート位置上寄り ドアノブ縦

新鶴見機関区 1977?
製造年月日:S20.3.12
製造:日立製作所
改造年月日:S31.3.6
改造:東京芝浦電気
廃車:S53.10.8
ef5853-EF134 プレート式先輪が独特の雰囲気です。
「まるで面影がありません。自分のアタマでは「ついこの間・・」という感じですが、こういう写真をみると、「遙か昔」という感慨を受けてしまいます。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  5461レ 新宿 1977.3.14
ef5853-EF134b 「これも、密かにお気に入りの1枚です。このアングルですと、このカマは車体高が低いタイプなので、印象がずいぶん違います。」(EF5853さん)
この辺りの雰囲気は今でもそれほど変わりが無いのでは?もっともこの当時の中央線はまだまだ木製の架線柱が多かったですが…。
撮影:EF5853さん  992レ 西国分寺 1978.7.20
inage-EF134 「ご存知のことと思いますが、新宿駅の特急ホームは当時EF13、15を撮影するにはもってこいの場所で、毎回、何号機がいるかとわくわくしながら階段を上って行った記憶があります。」(N.Inageさん)
撮影:N.Inageさん  新宿 1978.8
ohno-ef134 南武線の名物、セキを連ねた貨物列車を牽く4号機。
「ナンバープレートの取り付け位置が上に寄っている4号機はいつも遠くから判別できました。気のせいかプレートはいつも磨き上げられていたような気がします。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん   5178レ  向河原 1977.5.21
ohno-ef134b 光線の具合でシワシワの外板が一層強調されています。それにしてもこれは凄い…。元のEF58 27は昭和23年製ですから、工作はそれほどひどかったとは思えませんが…。EF15一次形で触れましたが、車体断面が低い物は通常よりも台枠を100mm削っているとの事なのでそのせいでしょうか。
撮影:ohnoさん   新鶴見―尻手 1978.1.16
 EF13 5〔新鶴見〕 車体:旧EF58 5(日立製作所製)
6348-EF13 5 つらら切りが角張った形状が独特の5号機。旧EF58の日立、東芝製と12号機は落成時につらら切り未取付で後に設置されましたが、5号機の元車体の旧EF58 5はワイパーを避けてかなり上方に取り付けられ、それがそのまま本機に引き継がれたものです。それにしても特異な表情です。

※つらら切り変形 車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 前面窓原形 正面昇降段増設 ドアノブ縦・横混在

撮影:6348レさん  赤羽 1977?
製造年月日:S20.3.26
製造:日立製作所
改造年月日:S32.3.28
改造:日立製作所
廃車:S53.9.13
ef5853-EF135 この5号機の車体は高い断面ですが、これを提供した旧EF58 5(S22.7.17落成)に続いて製作されたEF15 1(S22.7.31落成)では車体が既に低くなっており、この辺りの車体の変遷も興味深いです。(直接EF13には関係ないですが…^^;)なお、この1エンドの前面扉のドアノブは横形です。
「スカ線内の小貨物運用についたEF135。ホント異様な面構えですね。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  569レ 横須賀 1978.5.4
ef5853-EF135b この表情を見ると、ゴハチばかりでなくデッキ付きの旧形電機においても、前面の印象につらら切りの与える影響が大きいことが理解できます。また、見えづらいですが機関助士側つらら切り上に昇降段が増設されています。 この2エンドのドアノブは1エンドと異なり縦形です。
撮影:EF5853さん  569レ 横須賀 1978.5.4
ohno-ef135c 田浦駅で小休止中の5号機。暑いのでしょう、正面扉が開け放たれています。
撮影:ohnoさん  田浦 1977.9.10
ohno-ef135b カマの横では機関士さんが一服中…。のどかな光景です。こうして横から見るとつらら切りも普通の形をしています。EF13の足回りはEF15やEF58とは異なり、ブレーキ装置などは戦前の省形電機に近いものです。
撮影:ohnoさん  田浦 1977.9.10
ohno-ef135 根岸線を行く5号機。トンネルからこんな顔がいきなり出てきたらびっくり!
撮影:ohnoさん  山手 1977.9.18
bin-ef135 特異な表情の 5号機の貴重なカラー写真です。前面窓が原形な事とつらら切りを除き2、3号機とほぼ同じ形態ですが随分と印象は異なります。 角ばったつらら切りの影響で、何だか車体まで角ばって見えてきます。 第1・第5側窓の上下にタブレット保護柵の取付跡が見られます。
撮影:BINさん  275レ  入江 1977.7.12
bin-ef135 同じくBINさん撮影の5号機です。上の写真と同じ2エンド側です。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.9.27
bin-ef135 正面から見ると特異な表情が強調されます。つらら切りの取付位置もかなり上方になっているのが分かります。前面扉ノブの下部には新鶴見のEF13に良く見られる矢印が確認できます。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.9.27
bin-ef135 ホキ(2200?)に連結。出発を待つ5号機。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.9.27
bin-ef135 同じくBINさん撮影のこれは1エンド側です。
撮影:BINさん  279レ  入江 1978.3.23
bin-ef135 5号機のナンバープレートと銘板。EF13の特徴である補助コイルバネを省略した担いバネを支える独特の台車台枠の形状が確認できます。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.2.14
 EF13 6〔立川〕 車体:旧EF58 28(日立製作所製)
ueno-stn-20-EF136 車体断面が低く、エアフィルタも小さい6号機。南武線の石灰輸送で余生を過ごす姿ですね。同機の第1・第5側窓はちょっと分かりにくいですが外寄りの様です。 また、通常、EF58時代に増設された屋根上の雨樋が未設置です。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓外寄り 前面窓原形 運転席側窓水切り原形 雨樋未設置 ドアノブ横
撮影:上野駅20番線さん  西国立 1977.3.21
製造年月日:S20.5.10
製造:日立製作所
改造年月日:S28.10.27
改造:日立製作所
廃車:S53.5.29
kawasaki-EF136 車体外板の荒れ具合が、戦後の混乱期の製造を物語ります。同機も1号機同様、運転席側窓水切りが旧EF58原形となっています。
「南武支線の旧国を撮影中、ゆっくりと単機で現れた6号機」(川崎大輔さん)
撮影:川崎大輔さん  川崎新町 1977
ohno-ef136 「立川区のEF10が甲府区へ転属後、3両のEF13(6,10,24)が新鶴見区より転入してきました。運用が決まっており、撮りやすかったので本数はかなり稼いだのですが、いつも同じような場所でつまらないものが多くなってしまいました。もう少し考えて丁寧に撮っていれば・・・・」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  矢向 1977.3.9
ohno-ef136b 原形前面窓のEF13は随分と窓が小さく見えます。これはEF15についても言えますが、他の旧形電機(EF57やEF12など…)ではそうでもないのは窓の縁飾りがある為でしょう。
撮影:ohnoさん  尻手 1977.3.12
 EF13 7〔新鶴見〕 車体:旧EF58 30(日立製作所製)
harada-ef137 昭和50年前後はまだまだ多くの旧形電機が新宿駅に集っていました。埼京線の開業などでこの辺りの様相は一変しており、当時の光景はとても想像できません。全検後間もないのかEF13にしては珍しくピカピカです。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓外寄り 前面窓原形 正面昇降段増設 ドアノブ横

撮影:原田さん  新宿 1975.9.14または12.27
製造年月日:S21.1.7
製造:日立製作所
改造年月日:S31.4.13
改造:日立製作所
廃車:S52.7.5
ohno-ef137 夏のトップライトを浴びて佇むEF13牽引貨物。これだけで何となくのどかな光景に感じてしまうのはなぜでしょう。
撮影:ohnoさん  上中里 1977.6.4
ohno-ef137b 東海道貨物線(現在の横須賀線)を行く7号機。後ろに続く貨車は何でしょう?なかなかの編成美です。
*高沢さんよりこの貨車について「セメント専用貨車のホキ3500では…」とお教え頂きました。
撮影:ohnoさん  東神奈川 1977.5.30
saccho-ef137 中央東線の普通列車牽引に活躍する7号機。この頃既に珍しくなった暖房車を繋いだ姿は冬の中央線客レの名物だったようですね。この光景はEF64に交代する昭和46年(1971年)まで見られました。
撮影:サッチョさん  西八王子―高尾 1970.12
 EF13 8〔新鶴見〕 車体:旧EF58 11(三菱電機・三菱重工製)
ohno-ef138a 旧EF13形からの車体載せ替え1号機。車体は昭和23年7月三菱製のEF58 11号機のものです。同機は7号機、9号機と同じ日に廃車となりました。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 ドアノブ横

撮影:ohnoさん  上中里 1977.6.4
製造年月日:S21.2.19
製造:日立製作所
改造年月日:S28.3.14
改造:日立製作所
廃車:S52.7.5
ohno-ef138b ご他聞に漏れず車体中央が大分下がっています。これも車体断面の低いEF13、EF15に良く見られます。
撮影:ohnoさん  尻手―矢向 1977.6.11
 EF13 9〔新鶴見〕 車体:旧EF58 12(三菱電機・三菱重工製)
ohno-ef139a 8号機と同じく三菱製のEF58 12号機より車体を譲り受けた9号機のサイドビュー。車体は当然の事ながらEF15の1次形と区別はつきませんが、補助コイルバネを省略した担いバネを配した戦時形独特の台枠形状、省形電機の伝統を受け継ぐメタル軸受けと両抱き式ブレーキ装置など、EF15とは随分と異なっています。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央

撮影:ohnoさん   入江―鶴見 1976.7.31
製造年月日:S21.2
製造:日立製作所
改造年月日:S28.3.25
改造:川崎車輌
廃車:S52.7.5
 EF13 10〔立川〕 車体:旧EF58 29(日立製作所)
ohno-ef1310 「当時東海道線の貨物はEF60・EF65・EH10が中心でしたが、1日2-3本新鶴見区の旧型電機が混じってました。貨物列車の本数も多く、時たま岡山のクイルや広島のPFなんかもあがってきたんですよ。普段見なれない機関車が来ると、とてもうれしかったです。しかし列車本数が多すぎフィルムがもったいないため、EF60/65(時にはEF15も)はほとんどシャッターを押しませんでした。
(今考えると撮らなかったことの方がもったいないですが)荷物列車がなくなり、貨物列車や旅客列車も少なくなり、東海道線もさみしくなったでしょうね。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  戸塚―保土ヶ谷 1976.8.21
製造年月日:S21.3.30
製造:日立製作所
改造年月日:S29.3.16
改造:日立製作所
廃車:S53.2.20
ohno-ef1310b 車体断面が低くエアフィルタが小さい10号機の立川区時代です。同機は昭和52年の1月に同区に転属しています。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓外寄り ドアノブ横

撮影:ohnoさん  矢向 1977.3.13
kantera-ef1310 のどかな武蔵野の風景を行く10号機。この当時の南武線はまだまだ田舎の雰囲気が色濃く残っていました。
撮影:KANTERAさん旧型電気機関車の宝庫)   稲城 1977.9
saccho-ef1310 暖房車を連結し客車列車を牽く。暖房車の営業列車での運用は、この中央東線のEF13牽引列車が最後でしょうか。
「当時、EF13牽引の新宿発長野行きの夜行425レには小海線のC56撮影のため良くお世話になりました。暖房車の釜焚きのお兄さんと仲良くなり内緒で添乗させてもらいました。SL2120のボイラーだけあって中は暑かった。」(サッチョさん)
撮影:サッチョさん  小淵沢 1970.12
 EF13 11〔八王子〕 車体:旧EF58 16(東芝車輌)
ef5853-EF1311 「東浦和で最初撮ったのですがうまく行かず、国立まで戻り貨物2本撮って(EF1512、79)やってきたのがこれです。」(EF5853さん)

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 ドアノブ縦・横混在

撮影:EF5853さん  5762レ 国立 1978.4.1
製造年月日:S19.10.16
製造:川崎車輌・川崎重工
改造年月日:S29.5.25
改造:川崎車輌・川崎重工
廃車:S53.10.24
ohno-ef1311a 車体を提供したEF58 16は昭和22年製の為か外板がシワシワですね。運転席側窓水切りは窓下面まで達していませんが、旧EF58原形ではなさそうです。
撮影:ohnoさん  扇町 1977.3.8
ohno-ef1311b この当時の南武線支線名物、クハ16とクモハ11の17m車の脇を通過する11号機。南武支線も国電パイオニア101系最後の牙城となり、それも2003年11月に引退、現在は改造で誕生した205系1000番台の2両編成が…。月日が経つのは早いものです。
撮影:ohnoさん  尻手 1977.9.10
 EF13 12〔八王子〕 車体:旧EF58 6(東芝車輌)
ohno-ef1312a 武蔵小杉を通過する12号機。余談ですが、大歯車にバネの入ったEF15に比べてEF13のモーター音はすさまじく大きかった記憶があります。それほどスピードも出ていないのに「ウワァ〜ン…」と言う感じで、駅で貨物が通過しても音で13と分かりました。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 ドアノブ縦

撮影:ohnoさん  5193レ  武蔵小杉 1977.1.25
製造年月日:S21.12.27
製造:東芝車輌
改造年月日:S31.12.21
改造:東京芝浦電気
廃車:S52.6.16
ohno-ef1312 八王子機関区で待機する12号機。
「この日は田端から始まり、拝島・八王子機関区・浜川崎と回りました。EF11を狙いに八王子に行ったのですが、運用を離脱した1号機・3号機は拝島に留置され、2号機が八王子機関区庫内に保管されていました。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん    八王子機関区 1975.2.2
 EF13 13〔八王子〕 車体:旧EF58 20(東芝車輌)
ef5853-EF1313 車体断面の低い13の13号機。正面ナンバープレートの取り付け位置が低めです。(東芝製電機に多いと言われますが、EF13の場合は改造所ですね。)
「ゾロ目ナンバー。自分では気に入っているショットの一つです。」(EF5853さん)

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 砂箱配置変形 ドアノブ横
撮影:EF5853さん  5461レ 五反田 1978.5.27
製造年月日:S22.1.31
製造:東芝車輌
改造年月日:S28.10.29
改造:東京芝浦電気
廃車:S53.6.9
ohno-ef1313a 道行く人の後ろ姿にも時代を感じますね。1977年と言うと感覚的にはまだ最近と言う気がしますが…。EF13の場合ナンバープレートのサイズにも大小がありますね。18号機や20号機などに比べると、この13号機など明らかに小さく見えます。
撮影:ohnoさん  5193レ  武蔵小杉―武蔵中原 1977.2.24
ohno-ef1313b 「八王子区の機関車はいつもきれいだったと思います。それに比べ新鶴見の機関車はきたなかったですねえ…。もっとも小さい頃見た新鶴見のD51はナンバーも判らないほどだったような気がします。伝統的なんでしょうか?」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん   新鶴見 1977.5.21
saccho-ef1313 昭和47年(1972年)当時の姿。正面窓、ワイパーががまだ原形ですね。 本機の砂箱の取付位置は凸形時代の配置のままとなっています。新EF13の場合、通常は第1動輪の前位、第2動輪の後位、第3動輪の前位に砂箱が取り付けられますが、本機は第1動輪前位、第2、第3動輪を結ぶ釣り合い梁の基部の左右に設置され、そこから第2動輪後位、第3動輪前位に砂撒き管が伸びています。
撮影:サッチョさん  八王子機関区 1972.8
 EF13 14〔八王子〕 車体:旧EF58 9(三菱電機・三菱重工製)
EF1314 晩年、新鶴見と共にEF13の寝倉となった八王子機関区で一休みする14号機。同機は三菱電機・新三菱重工製のEF58 9より車体を譲り受けており、車体断面は低いようです。エアフィルタは大きいタイプで、第1・第5側窓は枕バリのほぼ真上にある標準位置?です。こちらは第1エンド側ですが、先輪がどうやらプレート式のようです。

※車体断面高 エアフィルタ大 第1・第5側窓中央 正面昇降段増設 ドアノブ横  
八王子機関区 1978.10
製造年月日:S22.3.8
製造:東京芝浦電気
改造年月日:S30.10.2
改造:日立製作所
廃車:S
EF1314c こちらは同機の2エンド側ですが、先輪がスポーク式となっています。(旧EF13やEF15の初期の物はプレート式で登場しています。)
この写真を撮った頃はこの八王子のEF13も置き換え間近で、この時も結構見学者で賑わっていました。
八王子機関区 1978.10
ef5853-EF1314 新宿で待機中の14号機。デッキと前面扉を結ぶ踏み段?は、かなり高さのあるものになっています。
撮影:EF5853さん  新宿 1978.4.1
ef5853-EF1314a 小学生の頃、見る鉄で国分寺の駅に行くとEF15に混じって活躍するEF13の姿を良く見かけたものでした。この写真を見るとそんな光景が甦ってきます。EF15のMT42とは明らかに違う、低く響きわたるMT39のモーター音がたくましかった印象があります。(大歯車の緩衝バネが無い為でしょうか)
撮影:EF5853さん  1896レ 国立 1978.5.27
inage-EF1314 N.Inageさん撮影の中央線貨物列車の先頭に立つ14号機。車体もかなりくたびれていますね。
撮影:N.Inageさん  新宿 1977.8
ohno-ef1314b この区間独特の送電線の付いた架線柱の元を行く14号機。車体の前部が上に折れ曲がっているのが何とも…。
撮影:ohnoさん  鹿島田 1977.6.29
ohno-ef1314 元車体のEF58 9は三菱製のため、前面の屋根カーブが直線的です。
撮影:ohnoさん  昭和 1977.7.7
ohno-ef1314c 第2エンド側。先輪はスポーク式となっています。EF15もそうですが、日立製(この場合は改造)電機のナンバープレートは、左に寄って取り付けられている例が多くなっています。
撮影:ohnoさん  尻手 1977.3.12
 EF13 15〔八王子〕 車体:旧EF5818(東芝車輌製)
ef5853-EF1315 こちらは車体断面の低い15号機です。前面扉の下辺とデッキ部分の段差が少ないですね。正面寄りに見るととても平べったい印象です。

※車体断面低 エアフィルタ小 第1・第5側窓中央 ドアノブ縦

撮影:EF5853さん  原宿 1978.4.1
製造年月日:S22.4.21
製造:東芝車輌
改造年月日:S29.8.6
改造:三菱電機・新三菱重工
廃車:S53.8.16
ohno-ef1315a 同機に限らず、EF13の前端バリ前面、連結器両脇に開いている穴はかつて取り付けていたスノウプロウ取付の名残りです。同機も戦後すぐの凸形時代に長岡第二区に配属していました。
撮影:ohnoさん  八丁畷 1977.3.10
ohno-ef1315c 1エンド側。プレート式先輪に戦時設計の名残を感じさせます。
撮影:ohnoさん  新宿 1977.6.4
ohno-ef1315b 「(この写真は)原宿とメモしてあったのですが、こんな所だったか思い出せません。大学時代、正月に助勤で何度かホームに立ったことがあるはずなのに…。歳を取っちゃってやんなっちゃいます。気持ちは変わらないんですがねえ。」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  原宿 1977.9.6
saccho-ef1315 EF1514と共に八王子機関区に憩う15号機。一見良く似たEF13とEF15ですが、こうして並ぶと車体、前端梁の差異が良く分かります。
撮影:サッチョさん  八王子機関区 1972.8
中央東線の旅客列車を牽く15号機。前灯がまだ150WのLP42形で前面窓も原形です。昭和30年代の撮影との事ですが、本機の前灯が250WのLP402に変更されたのは昭和39年2月の事なので、撮影時期の特定は少々難しいですね。中央線EF13客レの名物だった暖房車が連結されていない事から、季節は夏場と思われます。 なお、この段階では同機の砂箱は凸形時代の配置のままです。
撮影:kazu460さん  三鷹―吉祥寺 撮影日付不明(昭和30年代)
VOL.2に続く


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