昭和30年10月〜11月にかけて製造されたわずか4両のグループです。日立製は本グループ以降連結器解放テコが標準タイプになっています。また、正面ナンバープレートの取付位置が左に寄っています。 東芝製は前面通風口が10次形の123号機まで標準より幅が狭く高さも低いタイプで最後の124号機のみ他メーカーと同様の標準タイプとなり、11次形以降は全て標準タイプになっています。 三菱製は本グループの125号機まで先輪の担いバネと動輪の釣り合い梁を結ぶバネ吊りリンクが丸棒で、それに連結する釣り合い梁も独特の形状となった三菱式でこれ以降は標準タイプになります。また、側面が丸みを帯びた形状のつらら切りも125号機で終わりです。 前燈のLP402形化の準備か日立製の122号機の前燈取付台座に変形が見られますが、他は全てステー式になっています。 ※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。
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昭和31年7月に製造されたグループです。第10次形に引き続きわずか4両です。基本的にはこのグループでPS14パンタ装備は終了です。前グループに引き続き日立製の126号機の前燈取付台座に変形が見られます。129号機はおそらくLP42用と同じ台座です。なお、日立の製造銘板は本ロットまで切り抜き文字となっています。 EF58では同時期に製造されたロットで前燈のLP402形化が行われており、姉妹機であるEF15でも本グループもしくは前グループで前燈の変更があったものと思われます。 日立製の製造銘板は本グループで切り抜き文字式は終了です。 なお、本ロットから第14次形まで三菱はEF15の製造から外れています。