ELECTRIC LOCOMOTIVE EF15  Vol.7
EF15 55〜63

Last Update 2024.11.1

Index EF1555 EF1556 EF1557 EF1558 EF1559 EF1560 EF1561 EF1562 EF1563

 第5次形(55〜63号機)

昭和28年2月〜7月に製造されたグループ。落成時は全機プレート式先輪を装備していました。
日立製は55号機のたった1両で、つらら切りは本ロットも大形で丸みが強い独特な形になっています。また、正面ナンバープレートの取付位置が左に寄っていて、連結器解放テコが3次形以降の同社の特徴の幅広です。正面昇降段の最下段の形態は前グループ同様に前面の足かけ部分を左に延長する形(逆Fの字)でこのタイプは本グループまでです。
三菱製の59〜63は59号機を除き引き続き先輪の担いバネと動輪の釣り合い梁を結ぶバネ吊りリンクが丸棒で、それに連結する釣り合い梁も独特の形状となった三菱式です。また、つらら切りは側面が丸みを帯びた独特の形状で、これは2次形〜10次形までこの形状です。
川崎製の正面ナンバープレート取付位置は上寄り、三菱製は本ロットから高さは日立製と同様の位置に変更されています。
前燈取付台座は62号機が2枚板の飛び出したタイプ、57号機がおそらくLP42用、他はステー式となっています。

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。

 EF15 55〔新鶴見→高崎第二〕

ef5853-EF1555
「南武支線、鶴見線の17m国電を撮りに行った時のものです。列車番号は調べれば推定は出来ると思いますが・・・(やっていない) このカマはこの後[高二]に転属してからは、高二のEF15の運用区間に行く度に必ずやってくる因縁のカマになりました。(全てぶっつけ本番でしたから)」(EF5853さん)
本機のつらら切りは日立独自の大形です。つらら切りに汽笛カバーにデフロスタと準寒地形と言えそうですが、かつて長岡区にいた際に取付られた物でしょう。
 
※前燈大 汽笛カバー デフロスタ 正面昇降段最下段逆F字 正面ナンバープレート左寄り 連結器解放テコ幅広
撮影:EF5853さん  浜川崎 1977.3.14
製造:S28.2.10
日立製作所 No.191060-2
使用開始:S28.2.15
廃車:S55.2.2

移動:
S28.2.16 浜松
S33.2. 8 高崎第二
S50.3.10 東新潟
S51.10.7 新鶴見
S52.6.18 高崎第二
S54.12.14 1休指定
S55.2. 2 工車1126号により廃車
最終走行:
S54.12 2,669,818km

記事:
●S42.12.18〜12.25 大宮甲修:先輪軸受コロ式に改造
●S44.12.19〜S45. 1.7 大宮中B:デフロスター取付・前窓Hゴム改造
●S48.12.24〜S49.1.10 大宮要検:避雷器LA15に取替
ohno-ef1555 屋根上の機器配置が良く分かるアングル。模型制作には必需ですね。また、日立の3次形から本グループまで見られる昇降段最下段の前面足かけ部分を左に延長した逆Fの字形が良く分かります。本機は1977年6月に新鶴見区から高崎第二区に転属しています。これは転属直後の姿ですね。 なお、日立の楕円の銘板は本機までです。
撮影:ohnoさん  新鶴見機関区 1977.7.7
BIN-EF1555 新鶴見時代の姿で2エンドR側です。全検標記は「51.2 大宮工」。まだ全検から1年半ほどしか経っていませんが、外板の荒れ具合が目立ちます。 ワイパーは左右ともKW3Dです。本機の汽笛カバーは1958年(昭和33年)2月に高二区に配置された時に設置されたと思われます。
撮影:BINさん  279レ  入江 1976.11.8
sugi-ef1562 新鶴見機関区の何故か架線の無い所に留置されている姿でこちらは1エンド側です。車体の荒れ具合や後ろに置かれたSLの動輪から何だか解体待ちの様に見えてしまいます。正月早々と言う事もあり実際はたまたま留置場所が無かっただけでしょうが、電機が架線の無い所にいるのは違和感を感じてしまいますね。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    新鶴見機関区 1977.1.5
BIN-EF1555 高崎第二区へ転属後の姿で1エンド側です。新鶴見時代と見た目は変わりません。
撮影:BINさん  5570レ  入江 1979.2.3
 EF15 56〔東新潟〕

ohno-ef1556

東新潟区で休車中の姿ですね。前面扉が窓がHゴムのFRP製に交換されています。汽笛カバーは東新潟タイプではなく、上越形の大きなタイプです。なお、前面ナンバープレートは川崎製ながら標準的な位置となっています。

本機の履歴は貸出、返却がこと細かに記載されていて何とも賑やかです。
履歴記事の昭和52年の大宮全検にある「昇降段改造」はデッキステップのスノコ状への改造を指すと思われます。
 
※寒地形 FRP製正面扉
撮影:ohnoさん  東新潟機関区 1979.2.19
製造:S28.4.8
川崎車輌・川崎重工
No.152
使用開始:S28.4.15
廃車:S54.4.21

移動:
S28.4.10  国府津
S28.4.17  新鶴見貸
S28.10.5  浜松貸
S28.    稲沢貸
S28.11.11 稲沢第二
S31.3.13  浜松貸
S31.4.18発 稲沢第二返
S31.10.27 吹田第二貸
S31.10.27 吹田第二
S32.10.11 宮原貸
S32.12.8  梅小路貸
S32.12. 吹田第二返
S33.1.13 姫路第二貸
S33.2.28 吹田第二返
S34.3. 7  宮原貸
S34.6. 6 吹田第二返
S36.5.26  岡山貸
S36.7. 1  吹田第二返
S36.8. 1  岡山貸
S36.10.1  岡山
S40.9.30  広島
S43.9.28 宇都宮(転)
S50.3.10  東新潟
S53.10.2  1休指定
S54.4.21  廃車
最終走行:
S53.10 2,490,160km

記事:
●S28.12.8〜12.14 浜松丙修:泥除取付
●S29.9.1〜9.7 浜松丙修:排障器改造
●S34.2.6〜2.14 鷹取甲修:前燈整備・補助排障器取付
●S37.2.20〜2.23 鷹取丙修:排障器改造
●S37.8.10〜8.18 鷹取甲修:排障器改造
●S47.12.22〜S48.1.9 大宮全検:避雷器LA15に取替
●S49.12.26〜S50.1.14 大宮要検:寒冷地対策
●S52.1.10〜1.19 大宮全検:改良形電気式速度計取付・昇降段改造・前扉整備(FRP)


信越線の貨物を牽き、上越線との分岐点付近を行く生きた56号機。こちら側は2エンドですね。本機のワイパーは上の写真を見てもお分かりの通り廃車時まで左右とも原形のKW3Dだったようです。
撮影:佐々木さん  宮内付近(宮内―前川)  1978年?
 EF15 57〔新鶴見→高崎第二〕
nanakubo-EF1557 本機は1977年(昭和52年)10月に新鶴見から高崎第二に転属しており、多分その頃の姿ではないかと思います。スノウプロウの無い姿にデフロスタと汽笛カバーがなんとも言えないですね。つらら切りは中形です。
 
※デフロスタ 汽笛カバー 排障器前端バリ取付 前燈大 正面ナンバープレート上寄り 前燈台座変形
撮影:S.HiramatsuさんPassenger Cars Room  北本? 1979
製造:S28.4.15
川崎車輌・川崎重工
No.153
使用開始:S28.4.20
廃車:S55.7.12

移動:
S28.4.17  国府津
S28.8.26  稲沢貸
S28.11.11 稲沢第二
S31.11.15 吹田
S35.9.26  岡山
S42.6.4発 宇都宮(転)
S48.10.5  東新潟
S51.10.8  新鶴見
S52.10.5  高崎第二
S55.7.12  廃車
最終走行:
S55.7 2,671,000km

記事:
●S29.6.14〜6.19 浜松丙修:排障器改造
●S29.2.17〜2.23 浜松丙修:泥除取付
●S33.4.7〜4.15 鷹取甲修:前燈整備
●S34.2.28〜3.7 鷹取丙修:補助排障器取付・塩害対策(鎧戸)
●S34.12.11〜12.15 鷹取丙修:塩害対策(パンタ台)
●S36.10.17〜10.27 鷹取甲修:排障器補強
●S39.7.18〜7.27 鷹取甲修:電気式速度計取付
●S45.6.12〜6.24 大宮中B:排障器整備
●S47.6.14〜6.23 大宮全検:避雷器LA15に取替
●S48.12.6〜12.15 大宮臨検:デフロスター取付・補助排障器取付・気笛被い取付・雪掻器取付
ohno-ef1557 これは新鶴見時代の姿です。本機が新鶴見に配置されたのは1976年(昭和51年)10月からわずか1年ほどです。
「久々に高島線でも撮るかと思い、鶴見線の国道駅経由で鶴見の跨線橋(EF1557号機撮影地)までぶらっと歩いてみたのですが、多少撮りづらくはなっていたものの、背景にマンションガ多くなっただけで、雰囲気は変わっておらず安心しました。残念ながら時間が少なかったため貨物列車は来ませんでしたが、充分また来ようと言う気にさせてくれました。今でもEF13・15が来そうな…」(ohnoさん)
撮影:ohnoさん  入江―鶴見 1977.5.7
BIN-EF1557 同じく新鶴見時代の姿で1エンド側です。その前は昭和48年10月から東新潟区所属でしたが、汽笛カバーは東新潟タイプではなく上越形の標準スタイルとなっています。これは本機の汽笛カバー取付は東新潟区ではなく、昭和48年12月の大宮工場での臨検時にデフロスタ、雪かき器と共に取付が行われた為と思われます。本機はこの写真の後、10月に高崎第二区に転属しています。砂箱の未使用分の蓋の留め具に白塗りが施されています。 前燈取付台座は本機のみに見られる独特なタイプです。
撮影:BINさん  279レ  入江 1977.7.4
BIN-EF1557 高崎第二区に転属後の姿でこちらは2エンド側です。見た目は新鶴見時代と変わりありませんが、未使用砂箱の白塗りが無くなっています。
撮影:BINさん  266レ  入江 1978.12.26
BIN-EF1557 同じく高崎第二区へ転属後の姿でこちらは1エンド側です。
撮影:BINさん  5570レ  入江 1979.3
 EF15 58〔竜華〕

6348-EF1558
EF15では白Hゴムの前面窓は意外と珍しかったです。同機のつらら切りは中形ですね。
「この日のお目当てはキハ81(でしたっけ。ボンネットの)「くろしお」でした。みごとにかぶって結局天王寺まで追いかけることになりましたが。なつかしい。」(6348レさん)
 
※排障器前端バリ取付 シールドビーム2燈 正面ナンバープレート上寄り 2エンドL側通風口位置変形
撮影:6348レさん  山中渓 1977.8.23
製造年月日:S28.4.28
川崎車輌・川崎重工
No.154
使用開始:S28.5.4
廃車:S60.11.19

移動:
S28.4.30  沼津
S28.8.19  浜松貸
S28.    稲沢貸
S28.11.11 稲沢第二貸
S28.12.22 稲沢第二
S33.2. 4  宇都宮
S43.9. 9  新鶴見
S47.10.5  竜華
現在走行:
S58.6末 2,441,852km

記事:
●S28.11.17〜11.24 浜松丙修:泥除取付
●S29.8.9〜8.14 浜松丙修:排障器改造
●S33.1.22〜1.28 浜松丙修:電気式窓拭器取付(No.1=助士側、No.2=機関士側)
●S34.1.31 宇都宮区修:主電動機取替(MT42→MT41)
●S40.4.23〜5.1 大宮甲修:標識燈に赤円板取付
●S50.3.11〜3.20 鷹取要検:側窓改造
●S52.2.28〜3.19 鷹取全検:先輪軸受コロ式に改造
●S54.2.21〜3.5 鷹取要検:前燈整備(シールドビーム2燈化)
●S56.4.24〜5.9 鷹取全検:誘導踏段改造
shinohara-EF1558 こちらは篠原さん撮影の58号機晩年の姿です。前灯がシールドビーム2灯化されていますが、他は排障器も含め変わりありませんね。プレート式ナンバーにPS14AのEF15はやはり良いですね。
撮影:篠原さん  吹田機関区 1985.8.24〜8.25
timebokan-EF1558 タイム母艦さん撮影の南海甲種(東急車輛製の6200系6両+8200系2両)を牽引する同機です。 2エンドL側通風口(この写真の向かって左側)の取付位置が標準位置よりかなり左寄りになっているのが分かります。上の写真の1エンドは標準位置になっており、製造当初からのものではなく、後の改造ではないかと思われます。
「この時浅香駅でこの列車を撮ったのは、私とあと同業の方一名だったと思います。当時15ネタは意外に人は集まりませんでした。それほどゴハチが人気あったと言うことでしょうか???」(タイム母艦さん)
撮影:タイム母艦さん  9999レ 浅香 1985.8.8
torakichi-ef1558 竜華機関区の撮影会で展示された同機の2エンド。前照灯も茶色く塗られています。
撮影:とら吉さん  竜華機関区 1985
hokkyoku-ef1558a 阪和線、浅香駅を通過する58号機。機関車次位のヨとグリーンの国鉄コンテナも懐かしい…。こちらは1エンド側ですね。
撮影:北極ぐま閣下さん  浅香 1985年
hokkyoku-ef1558b 現役引退後、吹田機関区で行われた撮影会での一コマで、こちらは2エンド側です。向かって左側の窓下通風口の位置が標準よりも左に寄っています。前面窓が白Hゴムと言うこともあってか、随分と窓が大きく見えます。
撮影:北極ぐま閣下さん  吹田機関区 1985.8.24〜8.25
torisugari-ef1558 南部駅で待機中の同機の1エンド側です。前燈がシールドビーム2灯化されたとは言え、EF15最晩年まで同形の最も代表的な形態のプレート式ナンバー、PS14パンタの個体が残ったのは幸いと言えましょう。デッキステップ最下段が鷹取工場独自の奥行きの広いスノコ状に改造されているのが見て取れます。
「EF15で2桁ナンバーを撮影できたのはこの58号機だけでした。撮影できた時は嬉しかったです。」(通りすがりの国鉄ファンさん)

撮影:通りすがりの国鉄ファンさん   1361レ  南部 1984.7.28
117KM-ef1558
シールドビーム改造前の姿でこちらは2エンド側です。ゴハチとの重連が阪和線らしいです。この時点では少なくともこの2エンド側の先輪はプレート式です。また、晩年、前端バリ取付となっている排障器が先台車取付なのが目を引きます。排障器の前端バリ取付は1960年代のA形車内警報装置取付に伴うものかと思っていたんですが、竜華区では同区のEF15全機にこの改造を施工したみたいです。理由はいったい何なんでしょうね?
ゴハチの後ろに続く2両の貨車は冷延コイル鋼板輸送用のトキ21500でしょうか。撮影時期は運転室側窓がアルミサッシ改造後なので1975年3月以降です。ちなみにブタ鼻改造は1979年3月です。次位のゴハチは製造銘板が見当たりませんが(スキャナーのゴミ取り機能で消失?)、この時期の竜華配置機で更新改造姿から39号機かと思われます。
撮影:117KMさん   上り貨物  山中渓 1975年頃
 EF15 59〔高崎第二〕
ef5853-EF1559 本機は三菱製ですがつらら切りは日立製と同じタイプ(全体に丸っこい)で小形の様です。汽笛カバーは高崎の大形タイプです。こちらは1エンド側。三菱製の本ロットの最初のナンバーですが実際の落成は60号機の方が先になっています。その為かなぜかこのロットでは本機のみ先輪の担いバネと動輪の釣り合い梁を結ぶバネ吊りリンクは三菱タイプではなく標準タイプです。(後の改造と言う事もあり得ますが)
 
※寒地形
撮影:EF5853さん  591レ  高崎 1979.8.12
製造:S28.6.3
三菱電機・新三菱重工
No.777/422
使用開始:S28.6.8
廃車:S55.4.22

移動:
S28.6. 5   国府津
S28.8.11  水上貸
S28.8.21  国府津返
S28.8.26  稲沢貸
S28.11.11 稲沢第二
S29.8. 6   米原貸
S29.8.13  吹田貸
S29.9.11 稲沢第二返
S33.4.20  宮原貸
S33.9.23 稲沢第二返
S33.11.16 新鶴見貸
S33.12.1  新鶴見
S37.9.30  沼津
S39.2. 5   岡山
S40.7.26  広島
S40.8. 2  下関(転)貸
S40.10.1  広島返
S41.7.14 広島(転)貸
S41.7.29  広島返
S43.9.4発 宇都宮(転)
S46.10.1  高崎第二
S55.4.22  廃車
最終走行:
S55.4 2,597,964km

記事:
●S29.9.13〜9.18 浜松丙修:排障器改造
●S32.3.5〜3.11 浜松丙修:電気式速度計取付
●S35.12.3〜12.6 浜松丙修:自動窓拭器取付・前燈整備
●S45.1.7〜1.19 大宮全検:排障器整備
●S47.1.12〜1.21 大宮要検:避雷器LA15に取替
●S48.2.21〜3.3 大宮臨検:デフロスター取付
●S53.4.10〜4.24 大宮全検:改良形電気式速度計取付・WP35平行腕改造
ohno-ef1559 品鶴線多摩川橋梁を単機で渡る59号機。EF15にはやはり大振りのPS14パンタがよく似合いますね。 こちらは1エンド側です。
撮影:ohnoさん  品川―新鶴見 1976.7.21
BIN-EF1559 大形のつらら切りにデフロスター、汽笛カバー、雪かき器の姿は寒地形EF15の典型的なスタイルですね。 ワイパーは機関士側がWP50で助士側はWP35の様です。こちらも1エンド側です。 標準タイプの先輪の担いバネのバネ吊りリンクが確認できます。落成時からそうだったのか後の改造でこうなったのかは謎です。
撮影:BINさん  266レ  入江 1979.1.7
BIN-EF1559 EF136〔立川?〕と顔を並べる59号機。こちらも1エンド。59号機のワイパーはこの時点では左右ともKW3Dです。EF136の車体は旧EF5828の物で、EF15一次形の低い車体と基本的には同じです。EF136の運転室側窓の水切りは天地寸法が短いEF58原形のままです。59号機と比べると差異が分かります。
撮影:BINさん    新鶴見操車場 1976.8.14
BIN-EF1559 タンク車を引き連れ夕陽に照らされ新鶴見操車場付近を行く。こちらは2エンド側です。上からのアングルで信号炎管が歩み板を貫通して取り付けられています。 ワイパーはまだKW3Dです。
撮影:BINさん  5597レ  品川―鶴見 1976.12.5
BIN-EF1559 同じくタンカートレインの先頭に立つ。こちらは1エンド側です。ワイパーは機関士側WP50、助士側WP35になっています。上越タイプの大きな汽笛カバーが黒く塗られているのが分かります。 履歴上のWP35平行腕改造となっていますが、機関士側はどう見てもWP50なので、助士側の事を
撮影:BINさん  5770レ  入江 1979.2.16
BIN-EF1559 ワムを連ねて品鶴線を行く。こちらも1エンド側の様です。機関士側ワイパーはWP50で助士側WP35で間違いなさそうです。ナンバープレートは銀メッキ仕様でしょうか。このあたりは白黒では分かりませんのでカラーならでは。
撮影:BINさん  1482レ  品川―鶴見 1979.2.18
BIN-EF1559
上の写真の続きでおそらくR側のナンバープレートと製造銘板です。側面のナンバープレートの番号部分が武蔵野操車場対策で白く塗られています。
撮影:BINさん  1482レ  品川―鶴見 1979.2.18
BIN-EF1559 上の写真と同じく1482レを牽く姿でこちらは1エンド側です。屋根上の歩み板の信号煙管と干渉する部分が削られているのが確認できます。
撮影:BINさん  1482レ  品川―鶴見 1979.4
nagamatsu-ef1559 廃車1か月前の姿でこちらも1エンド側です。多少塗装が荒れてはいますが比較的綺麗な状態です。
「高崎第2機関区で廃車になる前月のEF1559です。EF1216やEF62も後に写っています。撮影はアポ無しでいきなり機関区に行って見学をお願いして、見学ができない日だったのですが遠方から来たといったら見学OKしてくれた今より緩い頃の良き思い出の写真です。」(永松さん)
撮影:永松さん  高崎第二機関区 1980.3.20
 EF15 60〔八王子〕
ef5853-EF1560 この当時、八王子区には広島区と並んで前面窓の原形機が数多くいました。こちらは2エンド側。本機は三菱製ですがつらら切りは日立製と同じ大形です。原形の前面窓に原形のワイパーでスッキリした窓回りです。
「今となってはこれも語りぐさ。新宿駅でごく当たり前に見られた風景でした。隣にいるのは499レEF1317[八]です。」(EF5853さん)

※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 前面窓原形 前燈小
撮影:EF5853さん  新宿 1977.3.14
製造:S28.5.30
三菱電機・新三菱重工
No778/423
使用開始:S28.6.16
廃車:S53.12.5

移動:
S 28.6.14  国府津
S28. 8.7  高崎第二貸
S28. 9.2  国府津返
S28.10.14 長岡第二貸
S29. 1.5  稲沢第二区
S33. 2.5   浜松貸
S33. 4.1  稲沢第二返
S33. 8.31 吹田第二
S34. 9.29 岡山貸
S35. 5.30 吹田第二返
S37. 6.26 沼津
S39. 2.4   岡山
S41. 3.23 下関(転)
S42. 2.20 小郡貸
S42. 2.26 下関(転)返
S43.10. 6 宇都宮(転)
S47. 3.9   八王子
S53.12.5   工車1168号により廃車
ohno-ef1560 のんびりと多摩川を渡る60号機でこちらは1エンド側です。長大な貨物の先頭に立つ姿とはまた、違った味があります。ちなみにこの日はEF6458の御召しがあった日で、その1本前に来た貨物だそうです。
撮影:ohnoさん  日野―立川 1978.10.16
BIN-EF1560 EF1537〔東〕をお供に品鶴線を行く重単。こちらは1エンド側です。重単とは言え4つのパンタ、それもどちらも大きなPS14が上がった姿は迫力です。
撮影:BINさん  試単6550レ  品川―鶴見 1978.8.27
 EF15 61〔八王子〕
EF1561 こちらも八王子区で活躍した15のロクイチ…。(^_^;) こちらは1エンド側です。前面窓がHゴム未改造でワイパーも原形です。八王子機関区も現在は無くなってしまいました。この頃はEF15やEF13に混じって、ED61(ED62の種車)の姿もありました。
 
※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 前面窓原形 前燈小
八王子機関区 1977.6.5
製造:S28.6.13
三菱電機・新三菱重工
No.779 / 424
使用開始:S28.6.29
廃車:S54.9.12

移動:
S28. 7.11   沼津
S31.12.30  吹田第二
S33. 4.21 宮原貸
S33. 5.13  吹田第二返
S35. 9.27   岡山
S41. 4. 7   下関(転)
S42. 9.28  宇都宮(転)
S47. 1.23   八王子
S54. 9.12   工車516号により廃車
EF1561 同じく八王子機関区でEF64と共にお休み中の姿でこちらは2エンド側です。ボケボケ写真ですみませんが、61号機の写真が少ないもので…。
八王子機関区 1977.6.5
EF1561 61号機とは相性が良くなく走行写真はこんな物しかありません。一応こちらは2エンド側。下のEF5853さんの列車と同じ八王子区の重連運用だと思いますが、残念ながらEF60502が先頭でした。トホホ。 八王子区には1979年春から浜松区のEF60500が続々と転入し、同区のEF15は一気に数を減らしていきました。
5472レ   西国分寺―国分寺 1979.8
ef5853-EF1561 高尾臨を牽く姿で1エンド側です。
「大学の先輩から時間を聞いて、授業終了後すっとんで行って高尾、八王子で撮ったものです。本当はEF13を期待して行ったのですが・・。今だとすごい有様ですが、このころは他にはだーれもいませんでした。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  八王子 1978.1.30
ef5853-EF1561+EF60507 「八王子のEF15重連で有名な列車でした。ネガカラーでは15重連は残念ながらありません・・・。EF60重連はなかったように記憶してますがはて・・・・?」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  EF1561[八]+EF60507[八]  5472レ  原宿 1979.6.28
inage-EF1561 新宿駅構内で発車を待つ姿でこちらは2エンド側。車体が妙な色合いですが、色褪せというよりも埃の様です。この当時の八王子区のEF15には、既に珍しくなってきた前面窓の原形機が60,61,62号機と連番で残っていました。
撮影:N.Inageさん  新宿 1978.8
sugi-ef1562 八王子機関区で昼寝中でこちらも2エンド側です。原形前面窓のEF15は車体の傷みが少ないと、見た目がスッキリし過ぎで何だかディテール不足の模型の様にも見えます。この時期の三菱製の特徴の先輪担いバネのバネ吊りリンクが丸棒と、それに連結する釣り合い梁の独特の形状が確認できます。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1975.12.25
 EF15 62〔八王子〕
EF1562 前面窓が原形ですっきりとした62号機。こちらは1エンド側。Hゴム改造のEF15に比べ顔つきがおとなしく見えます。(何となくディテールのない模形みたいで物足りなく感じたりして…^^;) 機関士側ワイパーのみWP50に交換されているのが少々アンバランスです。62号機の後に見える架線柱は何本か木製ですね。この当時、中央線のこの区間にはまだ木製の架線柱がところどころ残っていました。
 
※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 前面窓原形 前燈小
5462レ  西国分寺―国分寺 1980.3.23
製造:S28.7.10
三菱電機・新三菱重工
No.786 / 425
使用開始:S28.7.14
廃車:S55.12.10

移動:
S28. 7.10  沼津
S28. 7.25  稲沢貸
S28.10. 5  浜松貸
S28.11. 3  沼津返
S39. 1.30  長岡第二貸
S39. 6. 6   岡山
S41. 5.27  下関(転)
S43. 3.29  広島貸
S43.10. 1  宇都宮(転)
S47. 3.19  八王子
S55.12.10 工車945号により廃車
最終走行:
※S55.12 210万km

※八王子区製作?の記念プレートより
EF1562 新宿駅構内を入れ換え中の62号機のサイドビュー。こちらも1エンド側。様々な改造が施された兄弟機EF58に比べ、2次形以降のEF15では前面窓のHゴム支持化以外の目立った改造はあまり行われていませんでした。(シールドビーム改造がありますが…。)(^^;)本機のつらら切りは大形です。このアングルだと良く分かります。 なお、先輪の担いバネと動輪の釣り合い梁を結ぶバネ吊りリンクが三菱独特の丸棒なのも確認できます。
新宿 1979.8
EF1562 上の写真と同じ時に撮った物で同じく1エンド側です。パンタが切れてしまってますが細部が分かるので掲載しました。前燈取付座が帯板2枚になっています。側面のナンバープレートが武蔵野操車場対策で白く塗られているのが分かります。
新宿 1979.8
EF1562 八王子区の原形窓機で比較的早く廃車になった60号機や61号機とは反対に本機とは相性が良く、ちょくちょく出会いました。(写真としては今ひとつばかりですが…。)これも1エンド側。2軸のトラを連ねた編成が良い感じです。分かりづらいですが最後尾には操重車がぶら下がってますね。
482レ  西国分寺―国分寺 1979.9
EF1562 振り向きざまにもう一枚。この場所は家からチャリンコで良く通った定番撮影地でした。 こちらは2エンド側。
482レ  西国分寺―国分寺 1979.9
EF1562 冬の斜光を浴びながら単機で中央線を下る62号機でこれも2エンド側です。上の写真と同じ場所での撮影です。奥の陸橋の先はもう国分寺駅の構内です。この当時は駅周辺やこの辺りも長閑な雰囲気が残ってました。62号機の後方に見える花沢橋の姿は今も変わりませんが、その背後には高層ビルが建ち並びすっかり様変わりしています。
1491レ  国分寺―西国分寺 1980.1
同じ単機です。原形窓のEF15は何だかスッキリし過ぎていて、ディテール不足に感じてしまうのは気のせいでしょうか?陽の当たらない所には数日前の雪が残っています。手前の線路は廃線になった下河原線のもの。右奥のカーブしているのは西武国分寺線です。
1491レ  国分寺―西国分寺 1980.1
EF1562 ワムを中心とした貨物列車の先頭に立ち中央線複々線区間を行く。これは1エンド側。この1ヶ月ほど後に廃車となる同機の最晩年の姿です。本機は地元で何度も出会った原形窓のPS14パンタ機と言う事で、個人的には思い入れの大きいEF15です。
490レ  高円寺 1980.11
EF1562 165系で運転されていたハイランドスケート号の撮影で新宿駅に行った時に撮ったもの。パン下げのうえ半逆光で面が潰れていますが、2エンド側のカットがあまり無かったので載せました。62号機が留まっている場所は現在の埼京線ホームの辺りになりましょうか。背景に見える新宿駅南口のビル群も今ではすっかり変わっています。
新宿 1980.1
EF1562 上の写真の続きで側面から。ワイパーのWP50化によるものか機関士側のつらら切りが上方に変形しているのが分かります。パテ式窓にプレート式ナンバー、PS14パンタ姿はEF15中期を代表する形態と言えます。奥に見える「やまとビル」は今も健在ですね。
新宿 1980.1
EF1562 数年前に某オークションにて入手した本機のナンバープレートです。地の部分はおそらく再塗装されて綺麗になっていますが、本機のプレートの特徴である”2”の文字が気持ち右に傾いているところから、実物で間違いないと思います。
EF1562 ナンバープレートとセットになっていた本機の説明板。大きさはプレートの半分より少し小さいくらいで真鍮板にエッチングで浮き文字が彫られています。説明文の内容から当時の八王子機関区の関係者が記念に作成したものではないかと思いますが詳細は不明。四隅には穴が開けられていてナンバープレートと一緒にどこかに飾られていたんでしょうね。
ef5853-EF1562 「上の写真(60号機)の位置から南に歩くと、昼寝中のカマがいたものですが。これ又、原形小窓の美しいカマ。(Hゴム化されても15の場合は58ほどひどくないのが不思議)上を走るのは甲州街道。これも今では想像できない風景になってしまいました。」(EF5853さん)
これは2エンド側です。
撮影:EF5853さん  新宿 1977.3.14
ohno-ef1562 雪の中、12系8連の高尾臨の先頭に立つ62号機。12系の先頭に立つEF15も、また良いものですね。
撮影:ohnoさん  高尾 1979.1.31
浜川崎駅構内でパンタを下げて休む62号機。これは2エンド側です。同じEF15でも新鶴見区の物と比べて八王子の物は綺麗な印象でした。

撮影:jm1xsjさん   浜川崎 1979.11.27
sugi-ef1562 八王子機関区で昼寝中の同機です。初期の機体と比べて外板の仕上げも綺麗でまだまだ新車の雰囲気があります。この辺りの線路は機関庫等と共に2010年ごろまで残っていて、当時の面影を伝えていました。こちらは1エンド側です。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1975.3.31
sugi-ef1562 同じく八王子機関区で昼寝中の姿でこちらは2エンド側です。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1975.12.28
sugi-ef1562 同じく八王子機関区で昼寝中。こちらは1エンド側です。先輪や動輪のタイヤ側面にEF1562 のペンキ書きが見られます。上の写真と比べるとPS14パンタのスリ板が鉄製からアルミ製に変更されています。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん    八王子機関区 1976.8.6
BIN-EF1562 タンク車を連ねて品鶴線を行く62号機。こちらは2エンド側です。
撮影:BINさん  5462レ  品川―鶴見 1979.1.7
BIN-EF1562 新車を満載したク5000を牽き入江駅を発車する。こちらは1エンド側です。区名札を見ると「高二」 になっている様です。牽引している列車も高二の運用なので、おそらく高二に貸し出し中の姿と思われます。それにしても、本機の廃車がこの1ヶ月後なので、最晩年にこんな活躍をしていたんですね。
撮影:BINさん  5578レ  入江 1980.11.12
 EF15 63〔長岡(転)〕

6348-EF1563

補機仕業でEF65PF牽引の貨物の先頭に立つ姿でこちらは2エンド側です。62号機と同じく三菱電機・新三菱重工製の本機ですが、つらら切りは中形です。うーん…。(^^;) 汽笛カバーは長岡タイプの大形です。
「この日のお目当ては181系ときに乗ることでした。」(6348レさん)
 
※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 寒地形 前燈小
撮影:6348レさん  越後中里 1978.2
製造:S28.7.24
三菱電機・新三菱重工
No787 /426
使用開始:S28.7.28
廃車:S54.9.21

移動:
S28.7.24   浜松
S28.11. 4  沼津
S33.7.30   吹田第二
S33.8.5     鷹取貸
S33.9.20   吹田第二返
S34.3.7     宮原貸
S34.5.27   吹田第二返
S37.10. 2   岡山
S41. 4.12  下関(転)
S43.6.13   広島貸
S43.6.17   下関(転)返
S43.10. 6  宇都宮(転)
S45.9.27   新鶴見
S46.3.20   長岡(転)
S54.9.21 工車603号により廃車
最終走行:
S54.8 2,658.602km

記事:
●S28.12.4〜12.10 浜松丙修:泥除取付
●S34.2.4〜2.11 鷹取丙修:前燈整備・補助排障器取付
●S40.2. 6〜2.10 鷹取中B:補助排障器改造
●S44.10.17〜10.28 大宮臨検:窓拭器WP35取付・デフロスター取付・前窓Hゴム改造
●S48.9.5〜9.17 大宮要検:避雷器LA15に取替・昇降段改造

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