第4次形(46〜54号機) |
昭和27年5月〜昭和27年9月に製造されたグループで、全機通風口が標準の左右6段、屋根上の主抵抗器室カバーの2エンド側も小さな物となり、標準的な形態となりました。また、枕梁の端面形状は本ロット以降、日立製のみ長方形で他は全て逆台形となっています。
なお、通風口の助士席側の取付位置は前グループの日立・三菱から右寄りに変更され、それに干渉する正面昇降段の最下段の形態が日立製は前面の足かけ部分を左に延長する形(逆Fの字)で、他は最終グループまで台形です。(日立製は6次形のみ助士席側通風口の取付位置自体が左に寄っていて昇降段は全段同じ形態で、7次形以降は再び助士席通風口の位置が元に戻り、併せて昇降段の最下段の形状が他メーカーと同じ台形になっています)
可動式の第1・第2・第6・第7側窓の形状は日立製の46〜48を除き標準的なすっきりした形態になっています。落成時は全機プレート式先輪を装備していました。枕梁の端面形状は本グループから全て日立製が長方形、それ以外が逆台形になっています。
日立製のつらら切りは引き続き大形で丸みが強い独特な形ですが、モニタールーフ小窓は本グループの48号機以降、それまでの6枚から5枚の標準タイプとなっています。また、連結器解放テコは3次形以降の日立製の特徴の幅広です。
三菱製の52〜54は正面の通風口と昇降段は本グループから標準タイプになりましたが、先輪の担いバネと動輪の釣り合い梁を結ぶバネ吊りリンクが丸棒で、それに連結する釣り合い梁も独特の形状となった三菱式です。また、つらら切りは側面が丸みを帯びた独特の形状で、これは2次形〜10次形までこの形状です
川崎製も本グループから砂箱の形状も標準タイプになっています。
正面ナンバープレートの取付位置ですが、川崎製と共に三菱製のものについても本ロットは上寄りになっています。日立製については前者よりも低く左に寄っています。
前燈の取付台座は全機LP402用のステー式となっています。
※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。
|
EF15 46〔高崎第二〕 |
|
「当時北鴻巣駅があったか忘れましたが、この頃北陸・天の川・能登・鳥海・越前と、次々に上ってくる夜行列車の合間の1本です。」(T.Fさん)
46号機の後ろに続く貨車に時代を感じますね。
※寒地形 前燈大 モニタールーフ小窓6枚 正面昇降段最下段逆F字 正面ナンバープレート左寄り 連結器解放テコ幅広
撮影:T.Fさん(くらはやしみのるのB級HP) 上り貨物 鴻巣―吹上 1980.8 |
製造:S27.5.1
日立製作所 No.191030-3
使用開始:S27.5.4
廃車:S55.8.1
移動:
S27.5. 1 沼津
S33.8.30 吹田第二
S33.11.17 岡山貸
S34.6.19 吹田第二返
S35.7.14 岡山貸
S35.8.23 吹田第二返
S35.9.20 岡山
S40.8. 2 広島
S40.8. 4 下関(転)貸
S40.10.1 広島返
S41.9.31 高崎第二
S55.6.22 1休指定
S55.8. 1 廃車
最終走行:
S55.6 2,795,586km
記事:
●S29.12.3〜12.10 浜松甲修:泥除取付・排障器改造
●S32.1.29〜2.5 浜松甲修:電気式窓拭器取付(2基)
●S34.6.23〜6.30 鷹取甲修:塩害対策(鎧戸・屋根)
●S37.5.23〜5.26 鷹取丙修:排障器改造
●S43.6.17〜6.25 大宮中B:排障器整備
●S46.1.8〜1.13 大宮臨検:デフロスター取付・前窓Hゴム改造
|
|
こちらも高崎線を行くシーンでたぶん2エンド側です。冬枯れの武蔵野のイメージが何とも良い雰囲気です。桶川―北本辺りでしょうか?
撮影:S.Hiramatsuさん(Passenger
Cars Room) 北本―桶川 1979.11頃 |
|
東海道貨物線、今は無き入江駅を行く46号機。こちらは2エンド側です。ワイパーは左右とも原形のKW3Dですね。幅広の連結器解放テコは、もしかしたらゴハチの物と一緒かも知れません。
撮影:BINさん 1275レ 入江 1980.2.1(多分) |
|
タキ43000を引き連れて山手貨物線の長者丸踏切付近を行く姿でこちらも2エンド側です。 背後に今は無きエビスビール工場の煙突が見えています。現在は恵比寿ガーデンプレイスをはじめ高層ビルが周囲に立ち並び、山手線のオーバークロス部分もコンクリートになるなど大分様変わりしてはいますが、線路周辺には45年以上経過しているにも関わらず、低層マンションなど意外とこの当時の建物が残っています。(この場所の現在)
撮影:加藤重義さん 上り貨物 恵比寿―目黒 1978.2頃 |
|
上の写真の機関車部分のアップです。汽笛カバーやパンタ台座など屋根上が大宮工場仕様の黒塗りとなっているのが分かります。
撮影:加藤重義さん 上り貨物 恵比寿―目黒 1978.2頃 |
|
新鶴見操車場を移動中。こちらは1エンド側です。屋根上のモニタールーフの小窓が6枚なのが確認できます。
撮影:加藤重義さん 新鶴見操車場 1979.3.6 |
EF15 47〔高崎第二〕 |
|
高崎第二区の構内にたたずむ47号機。本機は昭和53年10月に一休になっており、この写真が撮られた時には既に運用を外れてから半年近く経ってます。足回りの錆がもの悲しいですね。つらら切りは大形で丸っこいタイプ。
※寒地形 前燈大 モニタールーフ小窓6枚 正面昇降段最下段逆F字 正面ナンバープレート左寄り 連結器解放テコ幅広
撮影:田舎者さん 高崎第二機関区 1979.3.11 |
製造:S27.7.23
日立製作所 No.191030-4
使用開始:S27.7.24
廃車:S54.5.28
移動:
S27.7.24 高崎第二
S48.2.28 新鶴見貸
S48.3.19 高崎第二返
S53.10.1 1休指定
S54.5.28 廃車
最終走行:
S53.9 2,490,360km
記事:
●S43.10.21〜10.30 大宮全検:避雷器LA15に取替
●S45.10.1〜10.12 大宮全検:前窓Hゴム改造・デフロスター取付
|
|
こちらは現役当時の姿で2エンド側です。機関士側ワイパーもまだ原形のKW3Dのようです。つらら切りは大形で丸みの強いタイプです。
撮影:ohnoさん 栗橋? 1974.6 |
EF15 48〔高崎第二〕 |
|
後ろに次位無動のゴハチ(白Hゴムに原形フィルタは東京区の148号機か)を連結した48号機。こちらは1エンド側です。雪かき器に汽笛カバー、前面窓にデフロスタを付けた姿は、同じEF15でも随分たくましく見えます。つらら切りは日立独特の大形で丸っこいタイプですが、モニタールーフ小窓は本機以降、日立製も5枚になりました。新宿駅構内の雰囲気も今は随分と変わりましたね。ワイパーは1978年6月に両側WP35に交換されています。
※寒地形 前燈小 正面昇降段最下段逆F字 正面ナンバープレート左寄り 連結器解放テコ幅広
575レ 新宿 1979.8 |
製造:S27.7.25
日立製作所 No.191060-1
使用開始:S27.7.26
廃車:S55.6.6
移動:
S27.7.24 高崎第二
S31.7.10 長岡第二貸
S31.7.22 高崎第二返
S40.7. 1 長岡第二貸
S40.7.23 高崎第二返
S47.11.9 長岡(転)貸
S47.11.22 高崎第二返
S55.5.18 1休指定
S55.6. 6 工車164号により廃車
最終走行:
S55.5 2,704,303km
記事:
●S34.2.17〜2.24 大宮甲修:前燈整備・避雷器箱鉄製に取替
●S41.2.14〜2.28 大宮甲修:先輪軸受コロ式に改造
●S43.1.18〜1.26 大宮中B:デフロスター取付
●S49.2.1〜2.12 大宮全検:避雷器LA15に取替
●S53.5.30〜6.9 大宮全検:WP35平行腕改造 |
|
こちらはEF65PFと重連単機です。こちらは2エンド側です。ワイパーは機関士側・助士側共に原形のKW3Dです。避雷器もLA12ですね。ちなみにLA15への交換は1974年2月の大宮工場の全検時です。
撮影:椎野吾一さん(椎野吾一の鉄道博物館) 蕨付近 1973.3.28 |
|
新鶴見機関区構内で宇都宮のEF58116と仲良く佇みます。廃車が近い頃の姿か、少々くたびれた印象です。こちらは2エンド側。
撮影:jm1xsjさん 新鶴見機関区 1980年春頃 |
|
同じく新鶴見機関区構内に佇む姿。こちらは1エンド側です。斜光線によって旧形電機ならではの武骨な足回りが浮かび上がります。初期の日立独自の大きなつらら切りも引き立ちます。
撮影:jm1xsjさん 新鶴見機関区 1980年春頃 |
EF15 49〔新鶴見→甲府〕 |
|
4次形の標準的な形態ですが、汽笛カバーと前面窓にデフロスタが取り付けられています。同機は昭和51年に新鶴見に移動するまで上越地区に配置されており、おそらくその間に取り付けられたものだと思われます。ワイパーは機関士側がWP50で助士側はWP35でしょうか?
※汽笛カバー デフロスタ 前燈大 正面ナンバープレート上寄り
撮影:タケチャンマンさん 甲府 1979年頃 |
製造:S27.7.25
川崎車輌 No.149
廃車:S54.5.28
移動:
S27. 7.25 高崎第二
S50. 3.10 東新潟
S51.10.14 新鶴見
S52. 9.15 甲府
S54. 5.28 廃車
|
|
新鶴見区時代の同機。前面窓のデフロスタは既に取り付けられています。
撮影:ohnoさん 1979レ 新子安―鶴見 1977.3.11 |
|
同じく新鶴見区時代でこちらは2エンド側です。汽笛カバーにデフロスタ設置ながら雪かき器の無い姿が独特です。ワイパーは機関士側、助士側共にKW3Dです。
撮影:BINさん 入江 1977.3.7 |
|
同じく新鶴見時代でこちらは1エンド側です。本機の汽笛カバーは上越形の標準的なスタイルです。 前グループまで砂箱は川崎独自の小形の物でしたが、本機以降は標準形になっています。
撮影:BINさん 279レ 入江 1977.5.16 |
|
同じく1エンド側。汽笛カバーは結構車体から前面に飛び出して取り付けられているのが分かります。
撮影:BINさん 279レ 入江 1977.7.25 |
|
同じく1エンドです。本機はこの後9月15日に甲府に転属しています。その為か区名札が入っていません。
撮影:BINさん 279レ 入江 1977.9.1 |
EF15 50〔高崎第二〕 |
|
雪かき器の形状が独特の50号機。もっとも、雪かき器自体はその車両個別のものではないかも知れません。つらら切りは標準の中形です。こちらはおそらく2エンド側です。
※寒地形 前燈小 正面ナンバープレート上寄り スノウプロウ変形
撮影:Y.Nishinoさん(Y.Nishinoのホームページ) 駒込―田端(操) 1974.5 |
製造:S27.7.28
川崎車輌 No.150
使用開始:S27.8.1
廃車:S54.10.27
移動:
S27.7.30 高崎第二
S46.11.7 宇都宮(転)貸
S46.12.26 高崎第二返
S49.1.18 長岡(転)貸
S49.1.23 高崎第二返
S54.10.1 1休指定
S54.10.27 工車757号により廃車
最終走行:
S54.9 2,581,352km
記事:
●S32.11.25〜12.2 大宮甲修:避雷器箱鉄製に取替
●S36.5.30〜6.6 大宮甲修:前燈整備
●S39.9.15〜9.22 大宮甲修:標識燈に赤円板取付
●S41.7.23〜7.30 大宮丙修:排障器整備・デフロスター取付
●S43.8.1〜8.9 大宮全検:先輪軸受コロ式に改造・避雷器LA15に取替
●S51.8.27〜9.7 大宮全検:WP35平行腕改造 |
|
これはBINさん撮影の1エンド側です。MT40さんが本機の雪かき器は片エンドは標準タイプとなっていたと仰っていた通り、標準タイプになっています。排障器は雪かき器の前面では無く高二のEF15に良く見られる背面に付けられたタイプですが、このタイプは暖地形と同じく先台車取付の可能性が高そうです。
撮影:BINさん 5582レ 入江 1977.3.18 |
|
同じくBINさん撮影の2エンド側です。雪かき器が一番上の写真と同じくパラボラ状のタイプとなっています。本機の雪かき器は少なくとも1977年3月以降、1エンドと2エンドで別形状の物になっている様です。さて、このパラボラ状の雪かき器は同区に在籍したEF12に取り付けられていた物に良く似ています。もしかしたらEF12の廃車発生品を活用したのかも知れません。
なお、パラボラ状雪かき器の排障器は先台車取付と思われます。
撮影:BINさん レ 鶴見―品川 1979.1.7 |
|
こちらは1エンド側。 雪かき器は標準タイプです。全検からまだそれほど経っていないのか、美しい車体が印象的な一枚。
撮影:BINさん 5570レ 入江 1978.10 |
|
2エンド側でやはりパラボラ状の雪かき器です。パラボラ状雪かき器の形状は、外側の縁が放物線に沿って外に向かって開いているので、標準の雪かき器に比べて大きく見えます。
撮影:BINさん 5882レ 品川―鶴見 1977.11.27 |
|
正面気味に見た2エンド側です。パラボラ状の雪かき器はこのアングルだと逆台形に見えます。後方の踏切の上下線間の安全地帯に駐車中の車と人の姿が。現在では考えられないですね。
撮影:BINさん 499レ 鶴見―品川 1977.3.19 |
EF15 51〔高崎第二〕 |
|
品川駅構内で待機中の姿でこちらは2エンド側です。つらら切りは中形の直線的なもので、汽笛カバーは高崎形の先端が垂直の物ですね。
「今はなき東京市場(15は汐留からですが)発の東北鮮魚急行(返空)を牽引する51。暑いのでしょう、汐留から扉を開けて走ってました。」(EF5853さん)
※寒地形 正面ナンバープレート上寄り
撮影:EF5853さん 5585レ 品川 1979.7.30 |
製造:S27.7.29
川崎車輌 No.151
使用開始:S27.8.2
廃車:S54.11.21
移動:
S27. 8. 1 高崎第二
S46.12.15 竜華貸
S47.10. 8 高崎第二返
S48. 4. 1 東新潟貸
S48. 9.30 高崎第二返
S54.10.23 1休指定
S54.11.21 廃車
最終走行:
S54.10 2,566,286km
記事:
●S32.12.20〜12.26 大宮甲修:避雷器箱鉄製に取替
●S40.2.6〜2.13 大宮甲修:標識燈に赤円板取付
●S43.10.28〜11.6 大宮全検:避雷器LA15に取替
●S45.3.4〜3.12 大宮臨検:前窓Hゴム改造・デフロスター取付
●S45.11.2〜11.13 大宮中B:避雷器カバー付きLA15に取替
|
|
うっすらと雪化粧した品鶴線・新鶴見付近を行く。前端バリの右側面に手歯止め掛けがあるのでこちらは2エンド側です。この当時、首都圏でも2月、3月には雪が降る事が今より多かったように思います。
撮影:BINさん 8493レ 鶴見―品川 1977.2.6 |
|
タキをたくさん連ねた編成の先頭に立ち坂を登るシーン。力強いモーター音が聞こえてきそうです。こちらは2エンド側です。排障器は高崎のEF15に良く見られる雪かき器の裏側に取り付けられたタイプです。
撮影:BINさん 5882レ 品川―鶴見 1977.8.3 |
|
上の写真とは打って変わって全検から間もないのかピカピカの車体が冬の斜光に映えます。こちらも2エンド側。 上の写真では銀メッキ仕様だったナンバープレートが白く塗られている様で浮いて見えます。
撮影:BINさん 1482レ 品川―鶴見 1978.12.17 |
|
タンカートレインの先頭に立つ姿でこちらは1エンド側です。汽笛カバーの黒色から屋根上が大宮工場独自の黒色塗装なのが分かります。 ナンバープレートが前面も側面も白塗りになっているのが分かります。
撮影:BINさん 1275レ 入江 1979.3 |
EF15 52〔高崎第二〕 |
|
こちらは1エンド側です。三菱製の同機もつらら切りは中形の標準的なものですが、上面のかまぼこ形のRが大きいタイプです。汽笛カバーは高崎形の先端が垂直の物です。
「雨がぱらつきだしたため脱兎のごとく駅まで走って戻ったらこいつがいました。」(EF5853さん)
※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 寒地形 正面ナンバープレート上寄り
撮影:EF5853さん 蒲須坂 1978.8.1 |
製造:S27.8.9
三菱電機・新三菱重工
No.730/412
使用開始:S27.8.14
廃車:S54.9.21
移動:
S27. 8.13 高崎第二
S36.10.15 宇都宮貸
S36.11. 8 高崎第二返
S54. 9.21 工車603号により廃車
最終走行:
S54.3 2,511,120km
記事:
●S36.10.6〜10.13 大宮甲修:避雷器箱鉄製に取替・前燈整備
●S40.3.23〜4.1 大宮甲修:先輪軸受コロ式に改造・標識燈に赤円板取付
●S44.3.18〜3.27 大宮全検:前窓Hゴム改造・デフロスター取付
●S48.7.17〜7.18 大宮臨検:避雷器LA15に取替 |
|
両毛線の貨物を牽く。こちらは2エンド側です。少々汚れていますが大宮工場独自の屋根上の黒色塗装の具合が分かります。
撮影:EF5858さん 1594レ 栃木 1978 |
|
新鶴見機関区でお昼寝中。高崎第二区配置の寒地形EF15の標準的なスタイルでこちらは1エンド側です。排障器は雪かき器の裏側取付です。寒地形EF15は現在も横川に残る165号機で見る事ができますが、プレート式ナンバープレート姿の方がよりEF15らしく感じます。ワイパーは機関士側・助士側共にKW3Dです。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん 新鶴見機関区 1976.3.28 |
|
こちらは2エンド側です。ワイパーはやはり機関士側・助士側共にKW3Dです。本機は新製配置から廃車時まで高崎第二区を離れる事はありませんでした。
撮影:BINさん 5770レ 入江 1979.2.20 |
EF15 53〔長岡(転)〕 |
|
同じく三菱製の53号機。冬の斜光を浴びて走る魅力的な情景です。つらら切りは中形の標準的なもので、汽笛カバーは高崎形の先端が垂直の物です。
ちなみに40号機に続き本機がEF15廃車第2号です。40号機が事故による廃車である事を考慮すると、実質的には本機が廃車第1号と言えなくもありません。
※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 寒地形 正面扉横手すり 正面ナンバープレート上寄り
撮影:Ohtaniさん 下り貨物 渋川―敷島 1977.12 |
製造:S27.8.12
三菱電機・新三菱重工
No.731/413
使用開始:S27.8.30
廃車:S53.11.20
移動:
S27.8.29 高崎第二
S27.10.1 長岡第二
S40.10.2 宇都宮(転)
S45.7.11 新鶴見
S46.3.14 長岡(転)
S53.10.2 1休指定
S53.11.1 2休指定
S53.11.20 工車1027号により廃車
最終走行:
S53.10 2,620,246km
記事:
●S29.11.17〜11.25 大宮甲修:パンタグラフPS15試用・雪掻車電燈用電源取入口取付
●S30.1.14長岡第二区修:パンタグラフPS14に取替
●S35.12.29 長岡第二区修:前燈整備
●S46.6.7〜6.17 大宮全検:デフロスター取付
●S46.11.4〜11.9 大宮臨検:前窓Hゴム改造・窓拭器WP35取付
●S48.7.11〜7.23 大宮要検:先輪軸受コロ式に改造・避雷器LA15に取替
●S50.7.18〜7.25 大宮全検:昇降段改造 |
|
長岡運転所構内で僚友達とひとやすみ中です。たまたまなのか通常雪かき器裾に取り付けられている排障器が外されており、取り付けボルトの穴が見えています。
撮影:佐々木さん 長岡運転所 1978年? |
EF15 54〔八王子〕 |
|
今は無き八王子機関区にて憩う54号機でこちらは1エンド側です。ご覧の通り前面形状は標準的になっています。本機のつらら切りは中形で、ワイパーは機関士側WP50、助士側WP35です。
※先輪後位バネ吊り三菱タイプ 前燈大 正面ナンバープレート上寄り
八王子機関区 1977.6.5 |
製造:S27.9.1
三菱電機・新三菱重工
No.732/414
使用開始:S27.9.9
廃車:S54.2.1
移動:
S27. 8.29 高崎第二
S27.10. 2 長岡第二
S40.10.10 宇都宮(転)
S47. 2. 6 八王子
S54. 2. 1 工車1564号により廃車 |
|
EF1317と仲良く顔を並べた54号機。ところで、EF13の車体は旧EF58の車体を譲り受けた物なので、車体だけ言えばEF15の1次形と同じです。この頃はまだ、同区にはEF15やEF13がごろごろ居ました。
八王子機関区 1977.6.5 |
|
中央線下り貨物の先頭に立ち新宿駅構内で発車を待つ姿で2エンド側です。新宿駅も埼京線や湘南新宿ラインの開業ですっかり様変わりし、この辺りは現在は埼京線の1、2番線ホームの先端辺りでしょうか。
撮影:N.Inageさん 新宿 1978.8 |
|
八王子機関区で中央線の主、EF64と顔を並べる54号機でこちらは2エンド側。ワイパーは左右共にまだ原形のKW3Dです。EF6432の窓周りにはつらら避けのプロテクタの取付跡が残ります。最近EF6437が原色白Hゴムに復活して話題ですが、国鉄の新形電機(直流、交流、交直流)の窓周りはやはり白Hゴムでないと締まりません。
撮影:針葉樹林鉄道研究会の杉さん 八王子機関区 1975.12.25 |
|
タキ43000を連ねたタンカートレインの先頭に立つ姿でこちらは1エンド側です。EF15にはやはり大形のPS14パンタが似合います。
撮影:BINさん 5770レ 品川―鶴見 1977.8.3 |