1980年12月31日 夜の大宮駅
 
Update 2016.1.1

1980年の大晦日、夜の大宮駅に発着した上信越関係の列車を時間に沿って紹介したいと思います。当時、私は東京郊外に住んでおり、夜遅く発車し早朝着の上信越線の夜行は普段なかなか撮影できない列車でした。深夜運転がある大晦日から正月にかけてはそんな私にとって絶好の撮影機会で何度か大宮駅に足を運んでいます。

ここで紹介する1980年12月31日ですが、この年10月に長岡区のEF58が新鋭EF64 1000番台に置き換えられており、「北陸」「能登」はEF64牽引になっています。しかしながら「鳥海」「天の川」にはまだ高崎二区のゴハチが頑張っています。また、EF62や新製間もないEF64 1000も旧形客車主体の夜行編成を牽引する姿が見られます。記憶ではこの日は特別ダイヤは乱れていなかったと思うので、参考までに定時の時刻も記載しました。

19791231-ef6236
上信越夜行のトップバッターはEF6236牽引の「越前」。青い旧客(当時は雑形客車と呼ばれていた)とスロフ62や10系寝台を連ねた編成が良い感じです。後ろに続く客車の屋根には前日の雪が残っています。
603レ「越前」  大宮 1980.12.31 21:18
19801231-ef58174
その約20分後、今度は高崎二区のEF58174に牽かれて「鳥海」が入線。 青の直流標準色の機関車には青い旧客が似合います。
801レ「鳥海」  大宮 1980.12.31 21:39
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「鳥海」発車後3分ほどして長岡区に先行配置されていたEF64一般形(75号機)牽引の14系「北陸」が入線。当時長岡には37,38,39,74,75の5両が配置されており、55.10改正以降「北陸」牽引を担当しましたが、その後EF641000の増備に伴いED16置き換え用として立川区に転属しています。
3001レ「北陸」  大宮 1980.12.31 21:43
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「北陸」発車後30分ほどして新製後間もないピカピカのEF641012に牽かれた「能登」が入線。牽引機の1012号機にはまだ解結作業用ライトは未取付です。(2次車もまだ登場してない頃だと思うので当然と言えば当然ですが…) 屋根上の塗装も車体色で大宮工独自の黒色にはなっていませんね。
3605レ「能登」  大宮 1980.12.31 22:14
19801231-e641012
EF641000番台はこの年の10月に長岡のEF58やEF16を追いやった本来なら憎きカマのはずですが、私は何故か憎めず、長い車体に左右非対称の姿が国鉄離れしていてカッコ良いと感じてました。この時もわざわざカマ中心の写真を撮ってます。(ゴハチでも撮ってないのに)助士席側の窓にホームの時計が映り込んでいて何か変ですね。電暖表示燈が消えているのは電暖使用中の為。私の感覚では641000と言うと<最新鋭機>と言う感が強いのですが、1029号機は既に鬼門に入ってしまったそうで…。う〜ん、何とも。
3605レ「能登」  大宮 1980.12.31 22:16
19801231-485hibari
今度は懐かしい485系「ひばり」が登場。これは東大宮への回送でしょうね。
?  大宮 1980.12.31
19801231-ef5890
上越線客車夜行のしんがりは20系使用のオール寝台編成の急行「天の川」で、牽引機は高二のEF5890です。上越形はこれぐらいのアングルが一番格好よく見えます。この後、165系の夜行「佐渡」もあったはずです。さて、この「天の川」、東海道の「銀河」と並んで実にロマンチックな愛称だったと思いますが、上越新幹線の上野開業と共に消えてしまったのは少々残念です。この後、手前の7番線に高崎線普電が進入して来るので露出不足になっちゃってます。「天の川」の反対側にもブルトレの姿が見えますが少し遅れの「北星」でしょう。
803レ「天の川」  大宮 1980.12.31 23:03
19801231-ef5890
普電到着後、気を取り直してもう1枚。これを撮っていた時は隣の115系が邪魔だ〜と思ってましたが、今見ればこれはこれで良い記録です。それにしてもやはりゴハチと20系はよく似合います。カマが長岡と高崎の違いはありますが見た目は20系時代の「北陸」と変わりません。上越形ゴハチが一両も保存されなかったのはやはり残念です。引退がもう少し遅ければ可能性は高かったのではと思います。
803レ「天の川」  大宮 1980.12.31 23:04
19801231-ef58137
ここからおそらく0時を過ぎて新年を迎えています。EF58137牽引の12系12連の堂々とした編成ですが、当時の時刻表を確認すると該当する列車がありません。スジ的には8705レっぽいのですがサボも入っていないので回送かも知れません。電暖表示燈が点灯中ですが、これは電暖未使用状態を示すもので、オレンジ色の輝きはSGのスチームと共にかつて冬の鉄道風物詩でした。画面右端に今となっては懐かしい形の「UCCコーヒー」の自動販売機と水飲み場が見られます。(拡大写真)こういった余計な物が後になって時代を感じさせる良いアクセントになったりします。
8705レ?  大宮 1981.1.1 0:02頃?
19801231-ef58151
9番線に停まっていた東北本線の荷物列車。随分停まっていたような記憶がありましたが、時刻表で確認すると16分間の停車でした。どうでも良いところですが左に見える公衆電話コーナー?がこれまた時代を感じさせます。(拡大写真
荷41レ  大宮 1981.1.1 0:20
19801231-ef6214
最後はEF6214牽引の信越線急行「妙高9号」が入線。流石にこの時間になるとホームに人影はほとんど見られません。
この日、ここで撮影していたファンも私一人かいても数名だったように思います。大晦日から新年にかけてこんなことやってたのも今となっては懐かしい想い出です。(この後、十数年後に「熱海初日の出号」の撮影で同じような事をやるとは夢にも思いませんでした。) かつては名古屋や大阪などの大きな駅では深夜にファンの姿も多く見られましたが、夜行列車が無くなった現在は、そんな光景も過去の物になったんでしょうね。
301レ「妙高9号」  大宮 1981.1.1 0:25


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