初期のEF15は100及び150ワットのLP42形を装備しており、その取付方法は帯板を折り曲げて加工した台座の上にボルト止めした物でした。その後、250ワットでより大形のLP402形を搭載した物が登場し、LP42と同様の台座を前面に延長したタイプになったようです。その後、パンタグラフのPS15変更と同時期に車体前面に大きく突出したステーを介して取り付ける方法に変化しています。 |
LP42 |
1次形〜11次形ぐらいまではLP42形を装備して落成しています。LP402と比べると直径、奥行き共に随分と小さくなっています。 |
取付台座原形 |
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三菱製 | 川崎製 |
LP42形をLP402に交換する際、元のLP42用の台座を使用して取り付けたもの。左の三菱製は補助燈掛けが車体に直接溶接されているのに対し、右の川崎製では台座前面に帯板が付き、そこに補助燈掛けが取り付けられています。 |
ステー式取り付け台座 |
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新製時からLP402を搭載した物の標準的な取付方法で、鋼板を組み立てた細長いステーを車体に溶接して、その上に前燈を取り付けています。当初LP42を搭載した物もLP402取付に際し同タイプに改造された物が存在します。 |
福米タイプ |
前燈上にもつらら切りを付けたいわゆる福米タイプ。前燈自体の取付方法にはLP42取付台座を使用した物と、ステー式になった物があります。前者は補助燈掛けが正面扉上のつらら切りに干渉する為か付いていません。(除く7号機) 後者についてもやはりつらら切りを避けてステーが上方に飛び出して溶接されています。 |