EF15の前面窓はパテ式とHゴム支持式の2種類が存在します。後者は製造時からのものと後年の改造でHゴム支持になったものがあり、その取り付け位置に若干の違いがあります。
Hゴム支持の窓はガラスの外側にHゴムを挟んでいる為かパテ式窓と比べるとサイズがひとまわり大きく感じられます。また、パテ式窓からHゴム支持に改造されたものは、窓全体の位置が下方にずれているのが分かります。(窓の下辺が前面扉の窓の下辺より下になっています。)
これはあくまで想像ですが、窓上部にHゴム化に伴うスペースを設ける事ができない為、原形窓上辺はそのまま下方にずらす形でHゴム窓を取り付けた為では無いかと思われます。ちなみに、最初からHゴム支持で製造された163号機以降では標準的な原形窓機同様、前面扉の窓と前面窓の天地の中心線がほぼ一直線に揃っています。